「めまい 窓越しの想い」チョン・ウヒ“作品ごとに体重管理…スタイリストは苦労したと思う”

Newsen |

Triple Pictures
チョン・ウヒが映画「めまい 窓越しの想い」のために減量し、ドラマ「恋愛体質」のため再び増量した。

映画「めまい 窓越しの想い」に出演した女優チョン・ウヒは、最近Newsenとの取材で、映画撮影の裏話を公開した。

映画「めまい 窓越しの想い」で仕事と恋愛、現実が危なっかしい30歳の契約職デザイナーソヨンに扮したチョン・ウヒは「どの作品もそうですが、特にソヨンがすべての感情を引っ張っていかなければならないです。私の演技がこの作品を全体的に引っ張っていかなければならないので、満足してもいけないですし、満足することもできないです。だけど、初めて観た時、私の未熟な部分しか見えなかったです。記憶力が悪くてメモを頻繁にするほうですが、不思議にも私が演技した事はすべて覚えています」とし、自身の演技に対して評価した。

女優として活動しているチョン・ウヒは、実際に職場に通った経験がない。そのためチョン・ウヒは職場生活をしている友達から協力を受けるしかなかった。チョン・ウヒは「もちろん、職場生活をしたことはないですが、現場に行くのも社会生活と同じです。少しながら、そのような関係の中での難しさ、厳しさを少しでも取り出そうとしましたし、たくさん協力してもらったのは友達からです。細かいところなどに対して協力を得ました。私の友達の中でも、騒音に耐えきれなくてトイレや車に行ったことがあったらしく、友達からたくさんの協力を受けました。習慣についてもたくさん聞きましたし、間接的にたくさん見ました」と説明した。

「めまい 窓越しの想い」は、他の映画に比べて主人公のチョン・ウヒのクローズアップショットが多く登場する。これもチョン・ウヒにとって新しい経験だった。チョン・ウヒは「クローズアップを負担に思っていないです。もちろん、クローズアップしたら、カメラが近くにいる時があり、プレッシャーを感じる時もありますが、かえってもっと呼吸する気分です。すぐに見える気分がして悪くはないです。もちろん、視野にかかってしまって気になる時もありますが、あまり難しいとは感じなかったです。私が上手く活用したら、何よりもキャラクターを上手く説明することができます。かえって不安だったのは、クローズアップショットが多く、観客が負担を感じたらどうしようということでした」と打ち明けた。

ボディカメラを利用したシーンもあった。チョン・ウヒは「私がボディカメラをつけたのですが、思ったより重かったです。感情のシーンを最初から最後までずっと続けなければならなかったので、集中が必要でした。また、ドアを開けてあげたりというスタッフとの呼吸も重要でした。テイクを3回しか撮れなかったのですが、最初から最後まで感情を見せることができる点では面白い経験でした」と振り返った。

「めまい 窓越しの想い」のハイライトは、ビルの外壁にぶら下がって会話をする高空シーンだ。チョン・ウヒは「2階ほどの高さでCG処理をしたのですが、思ったより長くぶら下がっているのが、簡単そうに見えて難しかったです。こんなことを話していいのかどうか分からないのですが、姿勢がなかなか決まらなかったです。必死にぶら下がっているようなシーンにしければいけなかったのですが、全体のイメージを見ることができず、上に上がったり下がったりすると時間がかかるので、ずっと上で撮影しました。外から夕日を見るシーンも全部CGでした。ブルースクリーンだったので、私なりにイメージをしました」と当時の記憶を思い出した。

チョン・ウヒはソヨン役をこなすためにダイエットまで敢行した。だから映画の中のソ・ヨンは、か弱さそのものだった。チョン・ウヒは「病的にデリケートな女性のように見えたくはなかったです。その代わり、か弱い雰囲気を出したいと思いました。それなりのソヨンの雰囲気があるので、トレンチコートを着ても壊れそうな印象を与えたかったです。決めておいた体重は維持しようとしました。多くの方々が心配してくれて、大変な撮影をする時に影響を受けることを心配していました。だけど、心配しなくてもいいのは、かえってそんな演技をする時に、それまで解消できなかった感情を吐き出して、それがまた楽になる時もあります。演技でそのように表現することが、感情の換気になる時もあります。だから楽しく感じています。そのキャラクターがレイヤーを積み重ねていったので、突出した部分がないようにしたかったですし、か弱い印象を与えようと話し、調整をしました」と裏話を公開した。

現在は、体重が再び増えた状態だという。「めまい 窓越しの想い」の撮影当時に比べたら、今は5~6kgほど増えたという。チョン・ウヒは「今は大きく増量した状態です。『恋愛体質』がドラマなので、キレイに見えなければならないというプレッシャーのため、序盤には体重を管理しました。思ったより痩せているように見えて、ジンジュのキャラクターとは合わないと言われ、終盤には顔がよくなります。モッパン(おいしそうに食べる放送)が多くて気楽によく食べましたし『こんなキャラクターが自分にぴったりだ』と思いながら、自分自身を少しリラックスさせました。今は少し楽なので、もっと太りました。顔がぽっちゃりしているので『それなりに悪くない』と思いながら満足しました。だけど、私のスタイリストは苦労したと思います。『姉さん、フィット感が変わったんですよ』と言われました」と率直に話した。

最後に、チョン・ウヒは「もちろんストーリーが暗くて重いかもしれないですが、誰かは『ああ、あれは私みたい』と思ったり、ある部分の感情に共感できたとしたら、その部分を見てほしいと思います。また、久しぶりに私も私が最初から最後まで感情的に引っ張っていけるキャラクターを務めて、私なりに欲を出した作品でもあります。多くの方々にどのように思っていただけるのか気になります」と「めまい 窓越しの想い」を紹介し「ストーリー的には秋の天気にぴったりだと思います。『ジョーカー』をご覧になって『めまい 窓越しの想い』も観ていただきたきたいです。周りからは『ジョーカー』は観たのかと聞かれます。『めまい 窓越しの想い』も観て『ナマズ』も観ていただきたいです」と伝えた。また「ホアキン・フェニックスに聞いてみたいです。どのように演技をするのかと……本当に素敵でした。私もそんな役を任せていただけたら、20倍ほど濃縮させて演じることができると思います。『悪の偶像』のリョンファに凝縮させたらできるんじゃないかと思います」と冗談を言って、笑いを誘った。

記者 : パク・アルム