是枝裕和監督、過去のぺ・ドゥナとの撮影に言及“時間と共に言語は必要なくなっていった”

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是枝裕和監督が、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークと手紙のやり取りをしたと明かした。

是枝裕和監督は、10月5日に釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)にある新世界(シンセゲ)百貨店センタムシティ店の文化ホールで行われた「釜山国際映画祭」の映画「真実」(監督:是枝裕和)の記者会見で、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークとどのようにコミュニケーションをしたのかという質問を受けて答えた。

まず「私が日本語しかできず心配になったが、優れた通訳さんに会った」と切り出した是枝裕和監督は、「通訳さんがほぼ6ヶ月間、現場で共にしてくださり、そこでサポートしてもらったことが大きかった」と明かした。

さらに「直接コミュニケーションが出来ず、手書きの手紙を渡した。私が何を考えているのか痕跡として残せるようにした。日本でもやっている方式であり、外国で撮影するだけに、意識的に手紙の分量を増やした」と説明した。

また「10年ほど前、ペ・ドゥナさんとも共通言語がない中で共に撮影したが、時間が経てば経つほど言語が必要なくなってしまった。コミュニケーションも同じだった。言語を越えて歩調を合わせていくことができた」と強調した。

12月に韓国で公開される予定の映画「真実」は、伝説の女優が自伝本を発刊し、彼女と娘のに隠された真実を描いた作品だ。カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークが主演した。

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記者 : ペ・ヒョジュ