Block B ジコが披露した自身の青春を収めたエピソードは、共感そのものだった。

ジコがデビュー8年目にしてフルアルバムを発売し、ソロアーティストとしての存在感を証明した。“ジコ独自のジャンル”という言葉がふさわしく、ジコらしさを保ちながらも、新しい共感を収めた曲が印象的だ。

ジコは9月30日の午後6時、1stソロフルアルバム「THINKING」パート1を発売した。長い期間、丁寧に作り上げたアルバムであるだけに、ジコの独自のスタイルをちゃんと盛り込み、これまでの成長を着実に披露した。独自の視線で描いた、世の中に対する意見と考えを主張した。

ジコのニューソロアルバムのタイトル曲「人」は、人間ウ・ジホ（ジコの本名）の話だ。20代の終わりになって、人生に対する倦怠期に直面した自身の話を淡々として現実的に紡ぎ出す。ウ・ジホの話だが、芸能人ではなく、1人の人間として披露する物語であり、同年代の人間なら誰もが共感することができる現実的な歌詞だ。

この曲は、歌とラップ両方をこなすジコのさまざまな魅力を十分に詰め込み、トレンディながらもしっかりとしたストーリーテリングの魅力を感じることができる。

ジコは今回のソロフルアルバムを通じて、自身のストーリーと考えを詰め込んだ。全曲のプロデュースを務めて、ジコの色とアイデンティティを確実に披露し、それでいて大衆に愛されるようなポイントをしっかりと掴んでいる。ソロアーティストとして新たに出発するジコのスタートを告げる上でこれ以上になく良い曲だ。