ク・ヘソン「ペットは私のすべて…私の人生に責任感を持つようになった」

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写真=ク・ヘソン、出版社コムジラク

ク・ヘソンが「私はあなたのペット」の発刊を記念するインタビューに参加した。

出版社コムジラク側は最近、「私はあなたのペット」の発刊を控えてク・ヘソンと行った書面インタビューを公開した。該当本はク・ヘソンが初披露する写真エッセイだ。現在予約販売中であり、早くからベストセラーに入るなど、熱い関心を受けている。

該当インタビューで、ク・ヘソンはペットに関するエッセイを執筆することになった契機から、6匹の動物を飼うことになった背景、ペットロスを経験した心境、ペットを愛する気持ちについて率直に話した。

彼女は「『私はあなたのペット』に、3年前から記録した内容を盛り込んだ」と伝え、期待感を高めた。

ク・ヘソンは「『私が死ぬ前にエッセイを書く』と思ったけれど、ペットたちも年取ったし、一緒にいられる時間が思ったより短いと感じて、執筆し始めた」と伝えた。

――小説「涙はハート模様」と写真エッセイ「私はあなたのペット」の違いと、重点を置いた部分は何ですか?

ク・ヘソン:小説は想像で空間と人物、関係を作ってストーリーを展開するのに集中したとしたら、エッセイはありのままの私の感情に集中しました。

――たくさんのコメントと写真がありますが、いつから書き始めましたか?

ク・ヘソン:3年前からペットたちを見て感じたのをメモしておいたのですが、それを整理して本で作ったんです。

――エッセイを執筆した契機がありましたか?

ク・ヘソン:実は「私が死ぬ前にエッセイを書く」と思っていたんです。でもペットたちも年取ったし、もう一緒にいられる時間が短いと感じて、執筆し始めたんです。

――6匹のペットの前、人生で初めて飼ったペットは別にいますか?

ク・ヘソン:“チャンア”という可愛い名前の子犬でした。私だけではなく親からもたくさん愛されたので、最後の瞬間は親の傍で迎えました。今年初めに死んだんです。

――1度に数匹のペットたちを迎えたのですか? それとも飼っていく中で増えていきましたか?

ク・ヘソン:自然に増えました。私がペットを飼っていることを知って迎える方法を聞く人々が多かったし、その過程で問題ができて追い出されると私が飼ったりしました。そのようにそれぞれ違う理由で家族になりました。

――数匹のペットを飼いながら、特に良かった点は何ですか?

ク・ヘソン:私は一人でいるのが好きだけど、ずっと一人でいると寂しくなったりします。でもペットたちと一緒に暮らすようになった瞬間からは、家の中が賑わって寂しくなかったんです。ペットのおかげで私の人生にも責任感ができたし。

――逆に数匹と一緒に過ごすと、現実的に大変なことはないですか?

ク・ヘソン:犬と猫が混ざっていますが、意外に6匹のペットの間には彼らだけの規則と秩序があって、思ったより大変なことはなかったんです。ただペットたちがたまにマーキングをしたのを掃除することと、トイレを片付けるのが大変ですね。

――犬と猫は全く違う動物なのに、仲がいいですか?

ク・ヘソン:互いに違うというのを認知しているようです。そして何よりも互いに関心があまりないです。子犬と猫が一匹ずついる時には、互いに抱きしめて寝るほど親しかったんですが、家族が増えたら関係も変わったんです。今はそれぞれの位置で過ごしています。

――犬と猫の他に、また飼いたい種類のペットがあるんですか? あったらどんな動物ですか?

ク・ヘソン:いいえ。ないです。

――あなたが考える犬と猫の魅力はそれぞれ何ですか?

ク・ヘソン:犬は私に走ってきて愛をくれ、猫は私にくっついて愛をくれます。

――本を見ると、将来ペットと別れることになる状況に対する不安や、以前に別れたときに感じた喪失感にも言及しましたが、ペットロスを経験した時はどんな感じでしたか?

ク・ヘソン:私の全部を失った感じ。申し訳ない気持ちで心が窒息しそうな感じでした。一人では乗り越えられないほどの辛さでした。

――結局6匹のペットも最後の瞬間を迎えることになりますが、もしその時に備える心構えなどありますか?

ク・ヘソン:このように話してあげたいです。『少しだけ待ってくれよ。私もいつかは行くから。あなたを必ず探すよ。そこがどこであっても』

――あなたの人生でペットはどんな存在ですか?

ク・ヘソン:私の全てです。

――本を見るとペットと撮影した場所が数ヶ所ありますが、特にカムジャ(ク・ヘソンの愛犬)は一緒に海にも行ったようです。ペットと一緒に旅する気持ちはどうですか?

ク・ヘソン:実はペットたちは旅行が好きではないようです。移動時間のせいか、ただずっと疲れて私の傍で眠り続けたんです。それでうちのペットの場合、旅行よりは、安定感のある空間で不安にならないように傍にいてあげる日常がいいと思います。ずっと気楽な環境でいられるように、守ってあげたいです。

――最近、動物福祉に関する社会的動きについてどのように考えますか?

ク・ヘソン:動物と人間が共生することができるように声を出すのも、前向きだと思います。

――今一緒に住んでいるペットを題材にエッセイや絵の他に、小説や映画などの作品を制作する計画がありますか?

ク・ヘソン:上映時間30分ぐらいの中編映画を作りたいです。タイトルは本と同じく「私はあなたのペット」でしたいです。

――もしペットが話すことができるなら、どんな対話をしたいですか?

ク・ヘソン:今もいつも話してるんですが、大好きとちゃんと伝えたいです。

――ペットと一緒に過ごす時間で、最近一番幸せだった瞬間はいつでしたか?

ク・ヘソン:ペットたちを見ていても会いたいと感じる時がありますが、その時が一番幸せです。

――最後に動物を愛する方々に一言お願いします。

ク・ヘソン:「私はあなたのペット」が、ペットと一緒に過ごしている方々が共感することができる本になってほしいです。いつも元気で、幸せになってください!

記者 : キム・ナラ