イ・スンギ&miss A出身スジ主演「バガボンド」関係者が制作秘話を明かす…9月放送となった理由とは

TVREPORT |

写真=CELLTRIONエンターテインメント
韓国で今月20日にベールを脱いだSBS金土ドラマ「バガボンド」は、企画期間4年、制作期間1年、制作費250億ウォン(約25億円)が投資された作品で、ベールを脱ぐ前から期待作として取り上げられた。

ところが、このドラマが視聴者に会うまでの道のりは険しいものだった。昨年6月に撮影を始めたこのドラマは、昨年12月の放送を目標にしていたが、今年5月に放送が先送りになり、撮影スケジュールまで遅れ、結局9月になって放送された。多数のファンを保有する制作陣、俳優の出会いが果たされた作品だったためだけに、初放送が待ち遠しかった。

先週の初放送では物語の骨組みである民間旅客機の墜落事故をきっかけに、これを隠蔽しようとする人々と追う人々のストーリーが、まるで1本の映画のような緊張感を与えた。イ・スンギの体を張ったアクションと、国家情報院のエージェントになったmiss A出身スジの演技まで加わり、たった2回の放送で視聴者の関心を引き付けるのには十分だった。放送後、視聴者は「ドラマが5月より9月の放送の方が合う」という反応を示したりもした。

これについて「バガボンド」のある関係者は、TVレポートに「撮影が5月23日に終わった。予定通り5月に放送されたら、撮影も行いながら、後半の作業も気を使わなければならない状況だった」とし、「放送局ではよくあることだが、“万が一技術事故が起きたら?” “完成度が落ちるのでは?”という心配もしなければならない立場にいただろう」と打ち明けた。作品の完成度のための決定だったという。

ただ、「ドラマの内容が、5月よりは9月の放送の方が合う」という視聴者の反応については「ドラマ内容と放送時期の季節感まで年頭に置いたわけではない」と答えた。

また、「バガボンド」について「日本の同名漫画を原作にした」という誤解について、関係者は「事実ではない」と確かな線を引いた。関係者は「検索してみればすぐに確認できるはず」とし、「タイトルが同じであるため生まれた誤解のようだ。単純にタイトルだけ見て判断したようだ。日本の同名漫画の場合、侍の話なのに、なぜそんな誤解をするのかわからない」と話した。

「バガボンド」の広報会社も「私たちのドラマは、ユ・インシク監督とチャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン脚本家が4年間にわたる企画を通して誕生させた純粋な創作物だ」とし、報道資料ごとにこれを強調している。

記者 : チョ・ヘリョン