「ジャスティス」LADIES' CODE ジュニ“アイドル出身女優の偏見を破りたい”

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写真=チ・ヒョンジュン
ガールズグループLADIES' CODEの末っ子、か弱く愛らしいビジュアルは“LADIES' CODE ジュニ”から感じられるイメージだ。しかし、ジュニの本当の姿は気さくで、愛らしい一面もあるが、ボーイッシュな魅力が印象的だ。そんなジュニは、“キム・ジュミ”という名前で女優として新しい幕を開けた。

2013年にガールズグループLADIES' CODEのメンバーとしてデビューし、今年で6年目の歌手として活動しているジュニが女優として新たなスタートを切ったのは、2017年のことだった。ウェブムービー「Memoria Tempus-時間の記憶」に特別出演し、演技に挑戦したジュニは2018年、MBC every1ドラマ「シェアハウス~男女4人物語~」で主演のナユン役にを演じた。そして2019年には、KBS 2TV「ジャスティス」に出演し、デビュー後初の地上波ドラマ出演という喜びも味わった。

演技を始めて今年で3年目。LADIES' CODEのメンバーとしてカムバックを準備しながらも演技のレッスンは欠かさないというジュニは、演技の魅力について「面白いです。色々なキャラクターを演じながら、色々な人生を生きることができるじゃないですか。やったことのないことを表現できる楽しみがあります」と語った。

ジュニはLADIES' CODEで唯一女優としても活動しているメンバーだ。アシュリー、ソジョンがグループ活動とソロ活動を両立していることで、ジュニも同じ道を歩むこともできたが、ジュニはKBSドラマ「プロデューサー」でのコン・ヒョジンの演技を見て女優を夢見たという。

ジュニは「事務所で『演技をしてみないか』と言われたこともありますが、それより前に、私から演技をしてみたいと言いました。コン・ヒョジンさんが出演していた『プロデューサー』を見ながら『私もあんなふうに演技したい』と思うようになりました。ですのでロールモデルもコン・ヒョジンさんです」と演技を始めた理由とロールモデルについて明らかにした。

しかし、アイドル出身の女優に対し偏見を持っている人が居るのも事実だ。多くのアイドル出身の女優がいるが、人々の期待に応えることのできない演技力などで議論になったこともある。

しかし、そんな世間の目をジュニはあまり気にしなかった。ジュニは「アイドル出身の女優という偏見を考えなかったわけではないです。でも、私が(その偏見を)破ればいいと思います。演技が上手であったらそんな指摘はされないと思います。レッスンもしっかり受けていますし、ドラマや映画などの作品もたくさん見ようと思います。女優の道をちゃんと歩んでいると思います」と力強く語った。

歌手と女優の両立は難しく、体力的にも負担になる。しかし、ジュニにとって忙しい人生は、生きている実感を感じると言い、逆にポジティブに考えていると語った。ジュニは「逆に忙しくていいと思います。睡眠不足で体力的には厳しい時がありますが、余計なことは考えないのでいいと思います。生きている感じがします」と伝えた。

アイドル出身女優らはほとんどが本名は使わず、人々に馴染みのある芸名で演技を始める。ジュニと一緒に「ジャスティス」に出演したAFTERSCHOOL出身の女優ナナも本名であるイム・ジナではなく、ナナとして活動をしている。

しかし、ジュニは芸名ジュニではなく、本名であるキム・ジュミで女優活動を始めた。「ジャスティス」の人物紹介にもジュニはキム・ジュミと書かれている。ジュニは「漢字の意味が綺麗なので、キム・ジュミという名前を使いたいと思いました。本名もいつかは使いたいと思っていましたし、演技する時は本名を使った方が良いのではないかと自ら提案しました。会社側も快く受け入れてくれて、演技をする時はキム・ジュミという本名を使ってます」と説明した。

歌手“ジュニ”と女優“キム・ジュミ”の違いについては、「名前も違いますが、ジュニは愛らしく明るい魅力を持っていると思います。キム・ジュミはジュニに比べてクールで気さくです。私はキム・ジュミのイメージの方が楽です。気さくな性格ですので」と話した。

ジュニは、キム・ジュミで女優としての活動をはじめ、ウェブドラマ、ケーブルチャンネルのドラマを経て地上波ドラマの出演まで成功した。着実に女優の道を歩んでいるジュニは「人間キム・ジュミは色々な自我を持っています。ですので、色々なキャラクターを演じることができます。初の地上波ドラマで難しい役柄でしたが、おかげでもっと難しい役柄を演じても恐れず、上手くできると思います。女優として様々な姿をお見せしますので見守っていてください」と呼びかけた。

記者 : チャン・ウヨン