【REPORT】IZ*ONE、初の日本ツアーで「PRODUCE48」の楽曲から新曲まで披露!最近覚えた日本語は?"ふきだしそうになった"
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6月7日のソウルを皮切りにスタートしたIZ*ONEの初のアジアツアー[EYES ON ME]が、タイ、台湾、香港に続いて、いよいよ日本に上陸。「IZ*ONE 1ST CONCERT [EYES ON ME] IN JAPAN」と題したジャパンツアーを、8月21日(水)幕張メッセ、9月1日(日)神戸ワールド記念ホール、9月8日(日)マリンメッセ福岡、9月25日(水)、さいたまスーパーアリーナにて開催する。その初日となった8月21日(水)幕張メッセ1-3ホールには、14,000人のファンが集結。そのIZ*ONEの記念すべき日本初単独コンサートの模様をレポートする。
縦長の会場の前方にメインステージ、そこから花道が伸びて正方形のセンターステージ、さらには後方にも横長のステージが設置されたステージ構成。IZ*ONEメンバーのイメージカラーの12色のペンライトの光が彼女たちの登場を待ちわびる。ファンの客層は実に幅広く、特に女性ファンの多さに驚かされる。ステージが暗転すると、メンバー紹介VTRに続いて、メインステージにアン・ユジンが登場。続いてカン・ヘウォン、チェ・イェナ……といった具合に1人1人がせり上がってきては愛嬌満点でポーズを取った。
12人が揃い横一列に並ぶと、1曲目は「Hey.Bae.Like it.」。赤とピンクを基調にしたワンピースの衣装で愛くるしいパフォーマンスと、爽やかな歌声を披露すると、ステージは12輪の花が咲く花園になった。
続いては、恋に落ちて戸惑う感情を表現した「O' My!」。ファンキーな曲調に合わせてキュートなステップを踏むと、観客も「oh eh oh~!」「Mamma mia!」と応援法で盛り上げる。
そこから間髪入れずに「We Together」へ。「PRODUCE48」の最終ミッション「デビュー評価」で初披露されたこの曲は、練習生たちの想いをこめたナンバー。繰り返される「アップロチャルブッタッケ(これからよろしくね)」の歌詞のたびに、メンバーがよろしくポーズをしたり、向かい合って手を握り合うダンスを披露すると、あまりのかわいらしさに大きな歓声が巻き起こった。
最近覚えた日本語は?「領収書を…」
尚、オープニングで披露した3曲にはストーリーが込められていたそうで、宮脇咲良と矢吹奈子が「『ヘバラキ)』のようにIZ*ONEだけを見つめて!」「『O' My!』WIZ*ONE」「『アップロドチャルブッタッケ』」と曲名を交えて説明。それを本田仁美が「日本語で説明すると、ひまわりのようにIZ*ONEだけを見つめて、O'私のWIZ*ONE、これからよろしくね、という意味です」と補足した。
続いては、もう1つのカップリング曲で、チャン・ウォニョン、アン・ユジン、クォン・ウンビ、カン・ヘウォン、本田仁美、キム・チェウォン、イ・チェヨンによる楽曲「ご機嫌サヨナラ」も12人バージョンで。前向きな別れを表現した歌詞と明るい曲調のギャップが切ないと評判の楽曲だけに、生歌を聴いて涙するファンも。
次はIZ*ONEの明るいエネルギーが全開の「Airplane」へ。飛行機が飛び交うスクリーンをバックにセンターステージに移動すると、溌溂としたパフォーマンスで客席に爽やかな風を送り込んだ。
衣装チェンジの間のVTRでは、パステルカラーの花が飾られた白いグランドピアノの前にキム・ミンジュが腰かけ、そこにメンバーが集まってくる映像が。すると、メインステージには映像そのままにキム・ミンジュが現れて、美しい音色で「夢を見ている間」のピアノ演奏を始める。観客は一瞬「お~」と歓声をあげるも、すぐさま演奏に集中する。
キム・ミンジュにだけ当たっていたスポットライトがステージ全体を照らすと、白いワンピース姿の12人が横一列になって浮かび上がった。「PRODUCE48」の最終回で、ファイナリストの20人全員で歌った感動の名曲。1人1人がワンフレーズずつソロで歌い上げ、サビでは全員のハーモニーで聴かせると、番組の感動がよみがえり大きな拍手が巻き起こった。
そこからIZ*ONEの持つ多彩なカラーを表現した「Colors」へ。横に長く伸びたステージに散らばってファンサービスをしたかと思うと、サビでは全員が集まって軽やかなダンスを披露した。
トークでは矢吹奈子が「夢を見ている間」から続けて披露した3曲について「この3曲を歌うと、なんでこんなに胸がキュンとなるんですかね」と感想を。本田仁美は「ファイナルで歌った曲を、この幕張メッセで歌ったら、いろんな感情が交差して胸がいっぱいになりました」とコメントした。
ここで6人ずつ衣装替えをして、その間を他の6人がトークでつなぐことに。最近、覚えた日本語をクォン・ウンビは「領収書ください」だと披露して笑いを誘ったが「意味は知らない」と発言してさらに大爆笑。キム・チェウォンは「魅力があふれちゃって、ごめんね」。キム・ミンジュは「ふきだしそうになった」を矢吹奈子から教わったというエピソードも披露した。
さらに、ファンが聴きたい曲のワンフレーズ披露も。チャン・ウォニョンはキム・ミンジュのエアピアノ演奏とのコラボで「夢を見ている間」を。キム・チェウォンは「Really Like You」。本田仁美は「Hey.Bae.Like it.」。クォン・ウンビは「ご機嫌サヨナラ」を日本語で。イ・チェヨンは「夢を見ている間」を歌いながらダンスも披露した。
一方、ポケモン好きのカン・ヘウォンはアニメソング「モンモンメタモン」をかわいらしく歌い、宮脇咲良は「ライオン・キング」をやってとのリクエストに応えて「心配ないさ~」と大声で叫んだが、恥ずかしくて真っ赤になっていたのがキュート。アン・ユジンは「Buenos Aires」のカップリング曲「Human Love」を披露し、トークコーナーも大いに盛り上がった。
全員が揃うと、改めて「PRODUCE48」での思い出トークを。本田仁美は「練習の後にコンビニに行くのが楽しかった」と話すと、アン・ユジンが「さくちゃん(宮脇咲良)も、メウンオジンオ(辛いイカ)というお菓子をいっぱい食べましたよね」と暴露。
これを受けて宮脇咲良が「どれも大切な思い出ですね。久しぶりにタイムマシンに乗って、あの頃に戻ってみましょうか」というと、全員の「タイムマシン出発~」との掛け声で、「PRODUCE48」から誕生したオリジナル曲の数々の披露へ。
日本ファンのために特別に準備も…
続いては番組のメインテーマ「NEKKOYA(PICK ME)」へ。全員が後方サブステージにちらばってファンと交流をとると、サビではキレキレに揃ったパフォーマンスを。さらにセンターステージ、メインステージへと移動しながらダンスもこなし、ラストはセンターのチャン・ウォニョンの決めポーズと笑顔がスクリーンに映し出され、客席の興奮もマックスに。
衣装替え間のVTRは、IZ*ONEの「UP」のダンス動画を誰かがスマホで見ているというもの。動画を倍速にしたり、スローにしたりと操作するたびに、メンバーは動きを早めたり遅くしたりと大忙し。続いてはメンバーがそれぞれ大きなアルファベットを持ってポーズ。その文字を繋げると「HERE NEW SONG♡」となり、そこから新曲のステージへとつながった。
続いてセンターステージに登場した宮脇咲良、チョ・ユリ、クォン・ウンビ、カン・ヘウォン、キム・ミンジュ、イ・チェヨンは、一転してガールズクラッシュな新曲「Ayayaya」を披露。床に座り込んで腰をくねらせたり、頭を回して髪を振り乱すセクシーな動作の数々に大歓声が。
ステージが終わると、本田仁美が「初恋の好奇心からなにもかも知りたがる初々しい心をかわいらしく表した曲です」、イ・チェヨンが「いつでもどこでもWIZ*ONEの皆さんにかっこいい姿を見せたい曲です」とそれぞれ披露した新曲について紹介をした。
続いては「好きと言わせたい」と「好きになっちゃうだろう?」をメインステージで2曲続けて披露。J-POPらしい楽曲をK-POPバリバリのダンスで表現したパフォーマンスを見ると、また違った新しいIZ*ONEの魅力が見えてくるから不思議だ。
「好きと言わせたい」、「Buenos Aires」にづづいて、9月25日にはジャパン3rdシングル「Vampire」のリリースも決定し、今度はどんな姿を見せてくれるのか期待が高まる。
映像が終わるとメインステージがパープル、赤、オレンジの妖艶な色に照らされ、ヴァンパイアをイメージしたパープルの衣装を着た12人が登場。隠された自身の魅力を宝石に例えた楽曲「Highlight」で、メンバーが横一列のラインを作り、腰をくねらせながら静かに移動していくパフォーマンスを披露すると大歓声があがった。
続いては、韓国デビュー曲「La Vie en Rose」へ。クォン・ウンビのキリングパートの前にラップ音が入るなどミックスされたバージョンとなっており、毎回違ったステージを見せてくれるのもIZ*ONEならでは。チョ・ユリの高音パートで花火があがり、ラストは宮脇咲良のアップがスクリーンに抜かれると、観客は大きくペンライトを揺らして興奮を表現した。
次の曲は日本でもMAMAやKCONで何度か披露されている「Rumor」の12人バージョン。しかし、今回はフルバージョンでの日本初披露で、観客は大熱狂。本職はボーカルのチェ・イェナがラップで圧倒的なカリスマを発揮したり、チョ・ユリが力強く高音をとどろかせると大きなどよめきが巻き起こった。
ここでチャン・ウォニョンがあと残り2曲であることを告げる。チョ・ユリは「最後まで私たちと目を合わせて歌ってくれますよね」とかわいらしくコメント。チェ・イェナは「私たちも最後まで、頑張ります~!」と元気に挨拶した。
ラストの曲は日本2ndシングル「Buenos Aires」。タンゴのリズムに乗せて高速のステップを踏むと、ダンスブレイクで大歓声が巻き起こった。
アンコールの歓声の中で流されたVTRでは、コンサートのメイキング映像ともに、メンバーが日本語で書いた直筆が公開された。この映像がアジアツアー用ではなく、日本のファンのために別途準備されたことに気がつくと、感動で涙するファンも。
映像が終わると、ツアーTシャツに着替えたメンバーがファンソング「Memory」のメロディーに合わせて登場。WIZ*ONEへの感謝を込めた歌詞を感情を込めて丁寧に歌い上げた。スクリーンには、カチューシャやヘアピンをつけたメンバーたちが順番にアップで映しだされ、ステージ衣装とはまた違った愛らしさに観客の萌えがさく裂。
感動する瞬間は「ファンの皆さんが…」
カン・ヘウォン「コンサートをするたびにいつも新しい感情が生まれて不思議です。少し前に韓国でデビュー300日の展示会が開かれたのですが、コンサートで皆さんと一緒に撮った写真やスローガンが飾られていました。その時の感情が思い出されて心がチクっとしました。これからも一緒にきれいな思い出たくさん作りましょう」
イ・チェヨン「以前は悪い事ばかり見えて、最悪の状況ばかり考えていた私が、皆さんのおかげで心の壁を取り除くことができました。そして一歩踏み出して考える力が生まれました。練習生の頃は自分で何でもしなくてはいけなかったのに、IZ*ONEになってからは私がこれくらいしかしていないのに、皆さんからは大きなものをいただきました。時々、慌ただしくて周囲を見られないこともあるのですが、いつもそばにいてくださってありがとうございます」
キム・ミンジュ「私は心配症なのですが、不思議なことにメンバーやWIZ*ONEといると心配事が魔法のように消えてしまうみたいです。IZ*ONEを始めた頃は心配事がたくさんあったのですが、それを幸せに変えてくれました。私のことをいつも信じてくれるWIZ*ONEとメンバーたちがいるので、新しいことにチャレンジできるようになりました。WIZ*ONEは私のすべてです」
本田仁美「WIZ*ONEに会えて、IZ*ONEのメンバーになれて本当に幸せです。無名に近い私でしたが、今では憧れていた音楽番組や雑誌に出ることができて毎日夢のようです。私がアイドルの夢を持つようになったのは、たくさんの方に愛される人になりたい、誰かの喜びになれる人になりたいと思ったからですが、今の私はそれ以上の目標を果たしています。よく皆さんにIZ*ONEのメンバーになってくれてありがとうと言っていただくのですが、私は皆さんがいたから12人の中の1人になれました。私の夢を叶えてくれて、夢の道を歩かせてくださって、ありがとうございます」
チャン・ウォニョン「日本の活動を少しずつ積み重ねながら、皆さんの愛も少しずつ積み重なっていくのが感じられます。今日いただいた愛がとても大きいと感じますが、明日いただく愛はもっと大きく、そして明後日いただく愛はもっと大きいので、いつも驚いています。たまに疲れてしまう時もあるのですが、皆さんの声援や愛をいただいて全部なくなる気がします。皆さんの愛に負けないくらい成長するIZ*ONEのウォニョンになりますので見守ってください。IZ*ONEにWIZ*ONEは魔法です」
宮脇咲良「私たちは出会う前、いろんな人生を送っていました。生まれた場所も環境も全然違うけど、奇跡のだけど運命のように出会ったのではないかと思います。お互いに出会う前は、たくさん涙して悩んだと思うけど、これからのIZ*ONEの道が、みんなが幸せで楽しいことばかりがいっぱいだったらと思います。そして、私たちには永遠に時間があるわけじゃないじゃないですか。毎日がとても楽しいので、時間が過ぎるのがとても早いのですが、毎日をステキな思い出にして、振り返った時にIZ*ONEでいた日々が私の人生で最高にキラキラ輝く宝物になったらいいなと思います」
矢吹奈子「IZ*ONEが結成されてから、まだ間もないのに幕張メッセという大きな会場でコンサートできているのが夢のようです。こうして毎日幸せを感じることができるのはWIZ*ONEの皆さんがいてくださるからです。皆さんがいなかったら、こうしてここに立てていないと思うし、皆さんがいるから私たちが歩く道ができているのだと思います。これからもそばにいてください」
キム・チェウォン「単独コンサートをすると聞いた時、規模を聞いて客席を埋められるか心配していたのですが、今はその心配は重要ではないとわかりました。なぜならWIZ*ONEの気持ちが客席の数字よりも、もっと大きく感じられたからです。感動する瞬間があるのですが、それはWIZ*ONEの皆さんがペンライトで照らしてくれる瞬間です。華やかなスポットライトを浴びて公演をしていますが、それよりも明るく照らしてくれてありがとうございます」
チェ・イェナ「時々メンバーが体調を崩すときがあるのですが、そんな時に、私はただ早く治ってほしいと思う以上に、なんというか、自分よりもメンバーがもっと大切な存在だと感じるんです。IZ*ONEという存在がそれくらい固い絆で結ばれているのだと感じます。そんな固い絆で結ばれたのはWIZ*ONEの皆さんのおかげだと思います。これからも今のように私たちのことを大切に思ってくださったらうれしいですし、最後まで永遠に一緒にいられたらいいです」
アン・ユジン「WIZ*ONEの皆さんにとってIZ*ONEがどのように記憶されるかを考えてみました。かっこいいステージかもしれないし、多様な姿を思い浮かべるかもしれませんが、なによりも皆さんが遠い未来にIZ*ONEを思いだした時に幸せな気分を感じていただけたらうれしいです。私は今日本当に幸せでしたが、WIZ*ONEの皆さんも幸せでしたよね?それからいろんな国から来てくださった皆さんもありがとうございます。お気をつけてお帰りください」
トロッコが後方サブステージに到着すると、ステージに降りてすぐさま「UP」へ。メンバーたちは、ひとりでも多くの観客と目を合わせようとあちこち駆け回り、手を振ったり、ハートを送ってファン愛を爆発させた。
曲が終わり、メインステージに戻ると深々と挨拶。その後もなかなか立ち去ることなくファンに手を振り続ける姿に、感謝と初心を忘れないようにと誓うメンバーたちの志が感じられた。
彼女たちの誕生のヒストリーを思い起こさせる「PRODUCE48」の楽曲、そして、日韓でリリースした曲、新曲までを盛り込こんだ約3時間のコンサートは大感動で幕を閉じた。
取材:安部裕子
【公演概要】「IZ*ONE 1ST CONCERT [EYES ON ME] IN JAPAN」
日時:2019年8月21日(水) 開場16:30/開演18:00
会場:幕張メッセ 1-3ホール
<セットリスト>
01. Hey.Bae.Like it.
02. O' My!
03. We Together(IZ*ONE Ver.)
04. 猫になりたい
05. ご機嫌サヨナラ
06. Airplane
07. 夢を見ている間(IZ*ONE Ver.)
08. Really Like You
09. Colors
10. To reach You
11. Rollin' Rollin (咲良、ユリ、イェナ、奈子、ミンジュ)
12. I AM (ウォニョン、ユジン、ウンビ、ヘウォン、仁美、チェウォン、チェヨン)
13. NEKKOYA(PICK ME)
14. So Curious ※新曲(ウォニョン、イェナ、ユジン、奈子、仁美、チェウォン)
15. Ayayaya ※新曲(咲良、ユリ、ウンビ、ヘウォン、ミンジュ、チェヨン)
16. 好きと言わせたい
17. 好きになっちゃうだろう?
18. Highlight
19. La Vie en Rose
20. Rumor
21. Violeta
22. Buenos Aires
[アンコール]
23. Memory
24. 年下Boyfriend
25. Up
■リリース情報
日本3rdシングル「Vampire」
2019年9月25日(水)リリース
【通常盤】
○Type A(CD+DVD) ¥ 1,600+税
○Type B(CD+DVD) ¥ 1,600+税
【WIZ*ONE盤】※IZ*ONE JAPAN OFFICIAL SHOP限定商品
○WIZ*ONE盤(CDのみ)¥1,000+税
○メンバーソロジャケット盤(CDのみ)各12種 ¥1,000+税
◆CD-BOX盤(13CD)
<WIZ*ONE盤13枚セット商品>¥13,000+税
■関連サイト
IZ*ONE JAPAN OFFICIAL SITE:https://www.izone-official.com/
記者 : Kstyle編集部