Bizzy、新曲「Time Machine」に込めた思いとは“音楽は偉大…永遠の思い出を残したい”

OSEN |

写真=FEEL GOOD MUSIC
ラッパーBizzyの名前は、ヒップホップファンなら誰もが知っている。彼は韓国でヒップホップが早くから実力を認められ、大衆化された今までも精力的に活動している。それほどBizzyは過去も、現在も、ヒップホップファンの耳を楽しませている。

第一に、長いヒップホップファンがBizzyを連想した時、当然MOVEMENTが思い浮かぶ。Bizzyは2000年代前半、韓国のヒップホップを代表するクループMOVEMENTのメンバーとして、タイガーJK、Leessang、Dynamic Duo、DOC2、SECHSKIES ウン・ジウォンらと共にした。何よりも「MOVEMENT 4」が収録された「Bizzionary」は、今でもヒップホップシーンで名盤と認識されている。

一方で、最近のファンにとってBizzyは、タイガーJK、T(ユン・ミレ)が所属するヒップホップグループMFBTYのメンバーで、Mnet「SHOW ME THE MONEY 6」のプロデューサーとしても親しまれている。また現役ミュージシャンとしても多くの支持を得ている。このようにBizzyは、ヒップホップを続けながら着実に関心を集めている。

もちろん、これまでBizzyは周りの環境と音楽市場の多くの変化を経験しながら、複雑な心境が交差することもあったはずだ。その中でBizzyは1つ気づいたことがある。音楽は永遠だということだ。

Bizzyは最近リリースした新曲「Time Machine」を通じて、自身の音楽に対する思い出を聞かせてくれた。音楽だけに集中してきた過去に対する真剣な姿勢、率直さが際立つ曲だ。

また、Bizzyは最近OSENとの取材で「音楽は私を裏切らないと思います。どこかで『Nothing is forever』というフレーズを見ました。しかし私は『My music is forever』であると考えています」とプライドを見せた。以下は、Bizzyとの一問一答である。

――最近はどのように過ごしていますか?

Bizzy:公演、MFBTYのアルバム制作などをしながら過ごしています。KBS 2TV「社長の耳はロバの耳」などのバラエティ番組に出演した後、年配の方々にもたくさん認識していただいています。ヒップホップをよく分からない方も、私を見れば喜んでくれます。

――新曲「Time Machine」は、どんな曲ですか?

Bizzy:良い日、悪い日に関係なく、過去を振り返った時に、思い出に浸って笑えるようになりました。幼い甥がジャージャー麺一皿に幸せそうな笑顔を見せていました。私にも小さなこと一つに喜んだ子供の頃があったのでしょう。そんなインスピレーションがつながりとなって、永遠の思い出を残したいと思いました。

――「Time Machine」を大衆にどのように受け止めてほしいと思っていますか?

Bizzy:ポータルサイトを見てみると、私の7年前の音楽はそのまま残っています。音楽は永遠だと思いました。だから幸せに長く聞くことができる曲を作りたかったんです。今回の「Time Machine」が、思い出を振り返る人々にもう一歩さらに温かく近づくことができたら嬉しいです。

――それでは「Time Machine」を通じて、自身も幸せになりましたか?

Bizzy:最近は本当によく笑っています。ステージで歌を歌う時、笑っちゃダメと思いながらも、観客が私に叫んで、手を振ってくださったら、解除されちゃいます。先日あるファンからSNSでメッセージをもらいました。まもなく結婚するファンが、MOVEMENTの思い出を10年以上持っていますが、その思い出を延長してもらえますかと聞かれました。すごく感激しました。音楽が与える喜びがこのようなものなんだと気づかされました。音楽をやってよかったと思って、本当に幸せでした。

音楽配信サイトで私の曲にコメントが少ないと思われるかもしれません。もちろん私の曲よりコメントが多い曲はあると思いますが、また逆に私よりコメントが少ない曲もあります。そういう風に前向きに考え方が変わりました。無関心な世の中より、私は好きです(笑)。

――子供の頃の写真が収められた「Time Machine」のアルバムジャケットとミュージックビデオも印象的でした。

Bizzy:私にも私の甥のように、ヤクルト一本に幸せになる時期があったはずです。その意味で、子供の頃の写真をジャケットに入れました。ミュージックビデオも思い出の場所を訪れ、撮影しました。二重露光技法を利用して、思い出を振り返るような雰囲気を与えました。

――「Time Machine」のステージもカッコよさそうですね。

Bizzy:公演の時に観客とコミュニケーションすることを考えると、すでにワクワクします。フェスティバルでの公演などが予定されていますが、観客と思い出を一緒に共有したいです。また機会があれば、「Time Machine」を大学生のオーケストラと一緒にやってみたいです。

――ヒップホップを続ける理由は何でしょうか?

Bizzy:音楽は偉大ですから。まだ音楽が分かりません。しかし、私が耳を閉じず、目を閉じない以上、音楽は私に対してすねることはないと思います。音楽は裏切らずに、いつも一緒にいてくれます。

記者 : キム・ウネ