「量子物理学」パク・ヘス、2種類のキャラクタースチールカットを公開…異なる魅力

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写真=メリークリスマス
抜群の演技力と役作りで観客から信頼されている俳優パク・ヘスが、「量子物理学」を通じて花柳界(芸者、遊女などの世界)の華佗(名医)イ・チャヌ役になって帰ってくる。

映画「量子物理学」は本日(13日)、優れた演技力と役作りで韓国の映画界で注目されるパク・ヘスのキャラクタースチールカット2枚を公開した。

「量子物理学」は、量子物理学的な信念を人生のモットーにする花柳界の華佗イ・チャヌ(パク・ヘス)が有名芸能人の麻薬事件に検察、政界が関わっているという事実に気づいて、業界のエースたちと共に韓国の腐敗した権力に一発を飛ばす犯罪娯楽映画だ。

演劇からドラマ、映画まで自身だけのフィルモグラフィーを積み上げているパク・ヘスが、廃業寸前の店も復活させる花柳界の華佗イ・チャヌ役に扮し、これまで見せたことのない新しい姿を見せてくれる予定だ。「考えが現実になる」という量子物理学的な信念で、業界トップの座にのし上がったイ・チャヌはものすごい台詞の量と白々しい魅力が際立つ人物だ。

パク・ヘスは「初めて台本を見たとき、劇中人物の台詞が多いと思った。台詞の量は演劇をしながらもすでに経験したので普通通りにしようとした。本能的で自身だけのエネルギーで前に進んでいく人物の特徴を表現しようとした」と伝え、役の分析を完璧に終えた姿を見せた。

演出を務めるイ・ソンテ監督は「現場でパク・ヘスがどんどんイ・チャヌに変わっていく姿を見て気持ちよかった。理由もなく涙が出るときもあった」とし、イ・チャヌそのものになってしまったパク・ヘスに賞賛を惜しまなかった。監督まで感動させたパク・ヘスは「量子物理学」を通じて「歯アクション」とういう新しいジャンルを創造し、一番インパクトの強い人物の誕生を予告した。

公開されたキャラクタースチールは、イ・チャヌが持つトークの腕前とウィットに富んだ魅力を伝えるだけでなく、彼が韓国を牛耳る権力に対抗する姿をそのまま描いている。自身が運営するクラブを背景に自信に満ちた笑みを浮かべる姿を描いたスチールカットは、人生のどん底から業界で最高の位置まで上がったイ・チャヌの覇気と優れた営業の手腕を証明する。これとは逆に首をつかまれ、誰かを見つめている姿をおさめた写真は、巨大な権力のターゲットになった人物が感じる悲壮感と怖い感情を伝える。

正反対の雰囲気を盛り込んだ「量子物理学」のイ・チャヌのキャラクタースチールは、状況によって急変する人物の心理を繊細に表現したパク・ヘスの優れた演技力と彼が繰り広げる韓国の腐敗した権力との一本勝負を予告し、期待を高める。

「量子物理学」は、韓国で9月19日に公開される。

記者 : パク・アルム