「鳳梧洞戦闘」ユ・ヘジン“普段から山に登っていたことが撮影に役立った”

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写真=SHOW BOX
“山登りマニア”ユ・ヘジンが「鳳梧洞戦闘(ポンオドンセントウ)」で“山の神”に生まれ変わった。

映画「鳳梧洞戦闘」(監督:ウォン・シンヨン)に出演した俳優ユ・ヘジンは最近、三清洞(サムチョンドン)にあるカフェで行われたNewsenとのインタビューで撮影の裏話を公開した。

独立軍は出身地域も、階層も、性別も異なるが、唯一祖国の独立という大義で一つになった人々だ。ユ・ヘジンは剣術の腕前が優れている伝説の独立軍ファン・ヘチョルを演じた。

リュ・ジュンヨルが“山の神”と表現するほど山での撮影がほとんどだった「鳳梧洞戦闘」でユ・ヘジンはほぼ飛びまわっていた。これに対しユ・ヘジンは「もう少し若かったら『山のチョンガク(未婚の男性)』と呼ばれたはずでしたが……」と冗談を言い、笑いを誘った。

ユ・ヘジンは何よりも体力に自信を見せた。ユ・ヘジンは「体力にはちょっと自信がありました」と笑顔を見せた。ユ・ヘジンは「僕が追い越していくシーンがありました。もちろん僕は銃ではなく、刀を持っていたので装備の面で易しいところもありました」と説明した。

そしてユ・ヘジンは「前から『何かしなきゃ』と思っていました。口癖のように言っていた言葉が『山へ行かなくちゃ』でした。山にばかり行っていたからです」と山で撮る作品を絶対にやりたかったと打ち明けた。

結果「鳳梧洞戦闘」を通じて願いを叶えたユ・ヘジンは、全てがウォン・シンヨン監督のおかげだったと話した。ユ・ヘジンは「ウォン・シンヨン監督とこんな話もしました。この作品には岩のような硬さが感じられると思いましたが、ウォン・シンヨン監督には土鍋(変わらず、信頼できる人を喩える言葉)のような雰囲気があります。僕はウォン・シンヨン監督だからうまく撮影を終えることができたと思っています」と話した。

さらに「とても大きなシーンもありましたし、時には危険なシーンもありましたが、特有のノウハウと重厚感で現場をコントロールしてくれました。意図せず精神的に敏感になることもありますが、監督が全て水を含んだスポンジのように吸収していきました。そのお陰で『ウォン・シンヨン、すごい』と思ったことが本当に多いです。並大抵のことではないと思います。役者は自分のこと一つだけですべてが敏感になっているのに、すべてに責任を持ってあんなに大きな現場でそのようにすることはなかなか出来ないと思います。そんなことをたくさん考えました」と説明した。

普段から登山を楽しんでいると知られているユ・ヘジンは「登山がとても役に立ちました。山で走るのは本当に役に立ちます。山みたいなところでの撮影は、ややもすれば足首の捻挫をしてしまい、大怪我をすることもあります。とにかく普段から山に登っていたことがとても役に立ちました」と明らかにした。

続けて「初めて山に行ったら大変です。今でもいつも大変なんです。実はますます大変になっています、年を取るからです」と冗談を言った後、「しかし登ったことがない人よりは僕の方がずっと楽に歩ける長所があります」と伝えた。

「鳳梧洞戦闘」で最もたくさん登った山は済州島(チェジュド)にある山だった。ユ・ヘジンは「一番よく登った山は済州島です。とても良い部分がたくさん出てきます。でも、夏はとても大変でした。暑かったためではなくて、天気が気まぐれで、風のせいでとても寒かったです。風雨のせいで大変でした。むしろ寒い時より序盤の気まぐれな天気の方が大変でした」と撮影当時のことを思い出した。

ユ・ヘジンは山登りと演技で大変な中でも、ビデオカメラを持って撮影スタッフの役割までこなしたという。これについてユ・ヘジンは「僕は提案しただけで、選択は監督がしました。倒れている敵を打つ時はリアルに伝わると思いました。その日はとても楽しく撮影をしました。監督がモニターを見てとても満足していました」とし「しかし、短所は持ちながらずっと撮影を続けることはできないことです。ですが僕には面白い作業でした。やりがいもあって面白かったです」と結果に満足感を示した。

記者 : パク・アルム