「他人は地獄だ」イ・ドンウクの予告映像を初公開…原作にはない新キャラクターに注目

OSEN |

「他人は地獄だ」イ・ドンウクのキャラクター予告映像が初めて公開された。同名のウェブ漫画を再解釈し、新たに生まれたキャラクターの初登場に、視聴者の熱い注目が集まっている。

OCNドラマチックシネマ「他人は地獄だ」は、上京した青年がソウルで慣れない考試院(コシウォン、受験生が住むことを想定した一部屋が約2畳前後の住宅施設)で生活する中、他人が作った“地獄”に出くわすスリラードラマだ。映画とドラマのフォーマットを組み合わせたドラマチックシネマの第2弾となる作品で、映画の制作陣が大勢参加して、映画の鋭い演出とドラマの密度の高いストーリーを通じて、名作ジャンル物の誕生を予告した。特に2日、歯科医ソ・ムンジョ(イ・ドンウク)のキャラクター予告映像がベールを脱ぎ、注目が集まっている。

「さあ、見てみましょうか」と、椅子に横になっている患者を診る歯科医ソ・ムンジョ。軽くウェーブのかかったヘアスタイルや端正なシルバー縁のメガネが知的な雰囲気を漂わせ、親切で実力のある医師として有名な彼のキャラクターを暗示している。さらに携帯電話を持ったムンジョが通話中の相手に「今日は仕事終わったらすぐ帰らなきゃ」と伝える。でも、なぜだろう。彼が向かった場所は歯科医という職業とは似合わないところ。古い建物にあるエデン考試院だった。点灯する看板が妙な緊張感を漂わせ、観る人を引き込ませる。

続いて狭くて暗い廊下を進んでいたムンジョの足が止まったのは、考試院の皆が使う共同キッチン。そこには悩みでもあるのか、両手で頭を抱えて貧乏ゆすりをする、考試院の新しい入居者ユン・ジョンウ(イム・シワン)がいる。ムンジョが自分の後ろに来ていたことを感じて、びっくりして振り返った瞬間、ムンジョの顔が画面いっぱいにクローズアップされる。「新しい方ですよね?」と聞くムンジョに、不思議そうな表情で「はい。よろしくおねがいします」と答えたジョンウ。ムンジョはそんな彼に視線を離さないまま「私の方がよろしくお願いします」と笑顔を見せる。

今回の予告映像では、歯科医ソ・ムンジョになりきった俳優イ・ドンウクの演技が注目を浴びた。何より地獄が繰り広げられると予告されたエデン考試院で遭遇したジョンウとムンジョの関係への好奇心が高まっている。特にソ・ムンジョは、原作であるウェブ漫画を再解釈し、新しく作られた、まだベールに包まれたキャラクターであるという。良い人物か、悪い人物か、一目に把握できない曖昧なミステリーさを持っている人物だという。

「他人は地獄だ」は累計閲覧数8億回を記録した同名の人気ウェブ漫画を原作とし「第10回ミジャンセン短編映画祭」で「巣窟」で最優秀作品賞を受賞し、昨年韓国で公開された映画「死体が消えた夜」で評論家と観客の好評を得たイ・チャンヒ監督が演出を務める。また「助けて」を通じて原作ウェブ漫画を緊張感あふれるドラマに再誕生させて注目を集めたチョン・イド脚本家が執筆を務める。

OCNのドラマチックシネマ「他人は地獄だ」は「ウォッチャー 不正捜査官たちの真実」の後番組として、韓国で8月31日午後10時30分に初放送される。

記者 : キム・ナヒ