「PRODUCE X 101」制作陣の事務所を警察が家宅捜索…ファンも明日告訴へ

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写真=Mnet
投票操作の疑いが持たれているMnetのサバイバル番組「PRODUCE X 101」の制作陣が、警察の家宅捜索を受けた。Mnetはこれに先立ち公式コメントを通じて明らかにした通り、警察の捜査に積極的に協力し、責任を負うべき部分があれば責任を負うとしている。

ソウル地方警察庁サイバー捜査隊は7月31日午後、ソウル麻浦(マポ)区上岩洞(サンアムドン)にあるCJ ENMの「PRODUCE X 101」制作陣の事務所に捜査官を送り、生放送での投票操作疑惑に関する資料の確保を行っている。制作陣の事務所の他、SMS投票を集計した業者に対する家宅捜索も行われていることが分かった。

これに関連しMnetは、この日の午後Newsenとの取材で「現在『PRODUCE X 101』の制作陣の事務所で警察による家宅捜索が行われている」と公式コメントした。警察の捜査や家宅捜索は、CJ ENM、Mnet全体ではなく、「PRODUCE X 101」の制作陣に限ったものと確認された。

今回の操作疑惑は19日「PRODUCE X 101」の最後の生放送が終わった後に浮上した。アン・ジュニョンPDら制作陣は、最後の生放送でプロジェクトボーイズグループX1(エックスワン)のメンバー11人を選ぶ過程で、視聴者のSMS投票結果を操作したという疑いが持たれている。制作陣は疑惑が浮上した後、エラーはあったが最終的な順位に異常はないとコメントしたが、議論は続いた。

この問題についてMnetは26日、捜査機関に捜査を依頼した。Mnetはこの日「議論が発生した後、内部で調査を行ったが、事実関係の把握に限界があると判断し、公信力のある捜査機関に捜査を依頼することにした。Mnetは捜査に積極的に協力して事実関係を明確にし、責任を取るべき部分は責任を取る。物議を醸したことについて改めて深くお詫び申し上げる」と明らかにした。

Mnetの関係者は、番組の制作陣に対する捜査依頼という異例の決断をした理由について、Newsenとの取材で「内部で調査をしたが、捜査機関ではないため究明が難しい部分がある。正確に状況を把握して事実を明かし、責任を負うべき部分は責任を負うという意味だ」と説明した。

またファンは警察の捜査とは別に、制作陣の責任を問うために動いている。300人余りの視聴者やファンで構成された「PRODUCE X 101」真相究明委員会は8月1日、ソウル中央地検に「PRODUCE X 101」の制作陣を詐欺・偽計による業務妨害などの疑いで告訴する予定だ。

これに先立って、真相究明委員会は25日、公式声明文を発表し、MnetにSMS投票の原本データ公開を要求した。真相究明委員会は、「継続的な問題提起にも一貫していた制作陣がやっと最終得票数に問題があったことを一部認めた。しかし、未だに納得できない言い訳を続けており、最も重要な原本データの公開を拒否している。Mnetのいかなる加工もされていないデータの公開と共に、すべての人々が納得できる明確な釈明、そして再発防止のための対策を要求する」とした。

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記者 : ファン・ヘジン