「パフューム」シン・ソンロク“初めてラブコメディに挑戦…幸せでした”

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写真=HBエンターテインメント
KBS 2TV月火ドラマ「パフューム」(脚本:チェ・ヒョノク、演出:キム・サンフィ)に出演した俳優シン・ソンロクは最近、Newsenとの取材で、ドラマ終了の感想を語った。

最近、韓国で放送終了した「パフューム」は、創造的に病んでしまった天才デザイナーと地獄から帰ってきた怪しいファッションモデル、明日を考えずに暮らしていた2人の男女にやってきた人生2回目の奇跡ファンタジーロマンスドラマだ。

初めてラブコメディに挑戦し、天才デザイナーソ・イド役を繊細で創造的に表現して好評を得たシン・ソンロクは、ラブコメディ主演のオファーを受けたのが今回が初めてだという。そのため、最近、悪役中心に活躍してきたシン・ソンロクは、今回のドラマを通じてイメージチェンジを図った。

シン・ソンロクは「ずっと悪役や強いキャラクターだけのオファーが入っていました。年を取って、ラブコメディはもうできないかもしれないと思っていたけれど、『パフューム』出演のオファーを受けました。恋愛作品の演技を一度くらいは見せたくて、悩んだ末に選択しました。ちょっと欲を出しました」と打ち明けた。

これに先立って、「パフューム」のキャスティングをめぐる騒動もあったが、シン・ソンロクは気にしない様子だった。シン・ソンロクは「最初のキャスティング通りにならなかったからといって、影響を受けたりはしないです。自分がこの作品をしたい理由は何かを考えました。自分が得たいものを得るために、最善を尽くして演技しました」と説明した。

撮影は大変だった。シン・ソンロクは「大変でした。さまざまな問題があって、撮影が少し遅れて始まりました。今まででこんなに撮影分が多いのは初めてだと思うほど、出番が多かったです。労働時間のため、いくつのチームが代わりながら撮影したけれど、僕は連続で撮影をしました。そうしなければ、放送できないからです。セリフの量も多くて、セルフを覚えるのも大変でした。だからポケットにはいつも台本が差し込まれていました」と振り返った。シン・ソンロクは、撮影開始前に77kgまで体重を減量した。

大変だっただけに、シン・ソンロクの初ラブコメディへの挑戦は成功だった。シン・ソンロクは「ラブコメディの演技は楽しかったです。自分とは合わないジャンルだという違和感は全くありませんでした。記事のコメントにも『悪役だけが似合うと思っていたが、ラブコメディもよく似合う』というコメントがあったので嬉しかったです。一番聞きたかった言葉だったので、そんなことを言っていただいて嬉しかったです」とし、「連続して同じようなキャラクターをするのは避けたいです。コメディをしたら次はジャンル物をして、その次は恋愛の演技もして、さまざまな姿を見せたいです」と伝えた。続いて「女性ファンが増えて嬉しいです。自分の演技を好きになってくださる方が少し増えたのは良いことだと思います。これからはキャラクターを見て作品を選択しようとも思いました」と付け加えた。

恋愛の演技を披露した2人の女優ハ・ジェスク&コ・ウォニとの共演については、「本当に良かったです。ハ・ジェスク姉さんとも呼吸が良かったし、コ・ウォニさんは若い後輩だけれど、柔軟で上手に演技をしていました。同じ台本を見て解釈が異なる場合があるけれど、そういうのも柔軟に支えてくれて、演技しやすかったです」と伝えた。

このような俳優たちの熱演にも視聴率は振るわなかった。シン・ソンロクはこれに対して、「残念ではあります。前作も成功したし、序盤にもヒットしそうな雰囲気があって、大成功まではいかなくても、成功できると思ったけれど、上がったり下がったりして、やはり残念ではあります。もっと好成績を上げることもできたと思います」と語った。しかし、シン・ソンロクは「考えてみたら、自分が最初に考えていたものを得たので、残念だけど嬉しいです」とし、満足感を表した。

また、シン・ソンロクは「気力が尽きて体力的に大変だったけれど、幸せな作品でした。初めてのラブコメディ主演作だったけれど、ラブコメディはできないかもしれないと思っていました。しかし、機会に恵まれて本当に嬉しかったです。『パフューム』は、僕にとって新しい経験ができた作品です」とし、「パフューム」に対する格別な愛情を表した。

シン・ソンロクは、現在次回作を検討している。シン・ソンロクは「良い作品があれば挑戦するが、まずはSBS『バガボンド』もあり、休みながら良い作品が来ることを待っています」と計画を伝えた。下半期に韓国で放送される「バガボンド」は、正義なる国家情報院のチーム長役で登場し、これまでとは異なる姿を見せる予定だ。

シン・ソンロクは「俳優が一つの役に限られず、さまざまなことをするのは良いことです。そういう部分ではずっと挑戦し続けたいです。やってみたら面白く、恋愛やラブコメディにこんな魅力があることを知りました」とし、ラブコメディの魅力にハマった様子だった。

記者 : パク・アルム