「エクスカリバー」SEVENTEEN ドギョム、最後まで応援したい”成長キャラクター”の誕生

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「エクスカリバー」で初めてミュージカルに挑戦したSEVENTEEN ドギョムが、最後まで応援したい“成長キャラクター”に生まれ変わった。

8月4日まで世宗(セジョン)文化会館大劇場で上演されるミュージカル「エクスカリバー」で、王の運命を持って生まれた輝かしいカリスマ性と存在感を持つ青年アーサー役で、ミュージカルという新しいジャンルに跳躍を始めたドギョム。大型創作ミュージカルの世界初演で主人公を務めることが容易ではなかったはず。しかし、ドギョムは劇中でアーサーの成長と共に、ミュージカル俳優として成長している。

初のミュージカル挑戦のため徹底的に準備したドギョムのディテールなキャラクター解釈と並外れた情熱は、真の帝王”ギョムアーサー”(ドギョム+アーサー)を誕生させる原動力だった。劇中で、衝動的で純粋な青年だったアーサーは、魔法使いマーリンに出会い、聖剣エクスカリバーを抜いて帝王になる運命を受け入れる。しかし、アーサーがエクスカリバーを抜いただけですぐに伝説の指導者になったわけではなかったように、ドギョムも着実に自身だけのカラーを取り入れて、アーサーを完全に自身のものにした。

まず、ドギョムの豊富な声量と素晴らしい歌唱力で、全ナンバーを安定的に歌いこなす。一寸の乱れもない歌唱力は、観客の没入度を高めた。突然の運命にぶつかった困惑感、グィネヴィアと恋に落ちる時のときめき、父親を亡くして彷徨う時の混乱など、様々な感情の変化を経験するアーサーを表現するドギョムの演技力も深みがあった。また、70人あまりのキャストと華やかな舞台装置が合わさった戦闘シーンでも、はっきりと存在感を表した。このようなドギョムのすべての能力は、劇中のアーサーの成長と共に終盤に行くにつれてさらに爆発的に発揮されるという点で、深い印象を残す。

アーサーが真の帝王に生まれ変わる過程は、ドギョムがミュージカル俳優として成長する過程に似ている。最高の舞台を披露するために公演前から不断の努力をしたドギョム。“成長キャラクター”のお手本を見せる彼が、これから残る舞台ではさらに完成度の高い公演を披露できるか期待される。

「エクスカリバー」は、サクソン人の侵略に立ち向かって混乱な古代英国を守り切った神話の中の英雄アーサー王の伝説を再解釈した作品である。

記者 : キム・ナヒ