「バベル」パク・シフ“日本で行ってみたいところ?雪の積もった札幌で…”

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カリスマ溢れる演技で”パク・シフの新たな魅力発見!”と評された話題作「バベル」が7月より日本初放送となる。今作は、復讐のために人生を捨てた検事と、財閥一族との結婚によって人生が破滅した女優の激情ミステリー・ラブロマンス! パク・シフは、復讐のために生きる冷徹な検事チャ・ウヒョクを熱演している。今回日本での初放送を記念して、主演のパク・シフさんからオフィシャルインタビューが到着! 撮影の裏話からプライベートの話まで、たっぷりと語ってくれた。

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――衛星劇場でドラマ「バベル」が7月から日本初放送されます。今作が日本で放送される感想を教えてください。

パク・シフ:「バベル」がクランクアップしてまだ2ヶ月くらいしか経っていないんですが、早くも日本での放送が決定したということで、最高の気分です。日本のファンの皆さんにも、視聴者の皆さんにも、「バベル」をたくさん愛していただけると嬉しいですね。

――「バベル」はどんなドラマですか?

パク・シフ:愛する女性との出会いにより、その復讐の計画が狂っていく過程が描かれた物語で、“激情ロマンス”というジャンルですが、さまざまなジャンルが詰め込まれているので、ご覧いただくと様々な魅力を感じていただけると思います。

――今作への出演のきっかけ&理由は?

パク・シフ: 初めて台本を読んだ時のフィーリングがとても良かったんです。僕が今までに演じたことのなかった“激情ロマンス”も含まれた内容だったので、さらに出演したい気持ちが大きくなり……。そして、素晴らしい監督さんや作家さん、役者の皆さんと一丸となって撮影に臨めるということで、名作になるだろうなという期待も高まっていました。完成したドラマを観ると、クオリティも最高の仕上がりで、大満足ですね!

――パク・シフさんが演じられたチャ・ウヒョクはどんな人物ですか?

パク・シフ:僕が演じた検事チャ・ウヒョクは、復讐のために財閥グループに立ち向かっていくという人物です。

―― 検事役を演じるために準備したことや、役作りをする上で重点を置いた点はありますか?

パク・シフ: 以前、「検事プリンセス」というドラマに出演したことがあるのですが、その作品では僕は弁護士で、相手役のヒロインの方が検事だったんです。当時は、法律関係の役柄を演じたのは初めてだったので大変だった部分も多かったのですが、今回はそういった面に関しては、気楽に臨むことができたと思います。また検事といえば爽やかでクールなイメージがあると思うのですが、チャ・ウヒョクは、純粋で大雑把な一面など、素朴な魅力を持った人物なんです。検事役を演じるために特別に準備をしたというよりは、チャ・ウヒョクのそういった面を表現することに重点を置いて演じるようにしましたね。

――今作では体を張ったアクションシーンもたくさんありましたが、一番大変だったのはどんなシーンですか?

パク・シフ: アクションシーンはどの作品でも毎回苦労はしますが、他の役者さんが落馬したりするくらい危険な乗馬シーンでも僕は大丈夫だったりと、今までケガをしたことはほとんどありませんでした。でも今回「バベル」の撮影では、相手役の方との息がなかなか合わなくて(笑)、本当に顔を殴られてしまったり、キズを負ってしまったり……。あるシーンでは、肩が脱臼してしまって本当に大変だったんですよ。気絶しそうなくらい痛かったですね。でも撮影現場にいらっしゃったアクション担当のチームの方に肩をはめていただき、すぐに撮影を再開したのですが、中間でまたはずれちゃったりと……。たくさん苦労しましたが、何とか撮影を終えることができました。完成した映像を観ると、カッコよく仕上がっていたので、苦労した甲斐があったなと思います。


キスシーンのエピソードは?

―― 物語序盤での明るくコミカルな姿から、財閥一族の事件を担当しながら見せるシリアスな姿、愛する女性を見つめる切ない眼差しなど……。感情の変化を表現するのは大変ではなかったですか?

パク・シフ: 僕は、むしろその感情の変化を表現するのが楽しかったです。断片的な演技よりも、感情の起伏が激しい演技のほうがやっていて面白いですしね。さまざまな姿が披露できるので、視聴者の方々も楽しめる幅が広がると思いますし、多彩な僕の姿をお見せできると思うと皆さんの反応もすごく楽しみでした。

――素晴らしい役者さんたちが集まっただけに、本当に目が離せないシーン満載のドラマですが、パク・シフさんが選ぶ今作の名場面&名セリフを教えてください。

パク・シフ: 「バベル」は本当に名場面が多いドラマだと思います。たくさんの名場面の中から、敢えて名場面を選ぶとしたら……。第1話に登場する階段でのキスシーンなのですが、ドラマの内容が急展開する重要な場面なんです。それから空港である人物を逮捕するシーンも名場面の一つと言えますね。そのシーンは本当に記憶に残っていますし、BGMや登場人物たちの表情など、すべてがピッタリなんですよ。映像もすごく美しくて映画のようなクオリティなので、期待していただいてもいい作品ではと思っています。とても素晴らしいスタッフさんと共演者の方々と共に、一生懸命作り上げたので、是非ご覧いただきたいです。

――チャ・ウヒョクと切ないラブロマンスを描いていくハン・ジョンウォン役を演じられたチャン・ヒジンさんとの初共演はいかがでしたか?

パク・シフ: 今作の撮影は、他作品と比べて少し独特だったような気がします。チャン・ヒジンさんとは初めてお会いした日から、濃厚なキスシーンを撮ったせいか、それ以降はすごく気が楽になりました。最初はぎこちなかったのですが、すぐに仲良くなることができたんですよ。それからヒジンさんはすごくソフトな雰囲気で、優しくて気配り上手な方なんです。なのでクランクインからクランクアップまで、抜群の相性で演じることができたと思いますし、本当に楽しくて幸せに撮影を終えることができました。

――キスシーンの撮影エピソードがあれば教えてください。

パク・シフ: 階段でのキスシーンは、クランクインして1日か2日目に撮影したのですが、本当にぎこちなかったですね。完成品はどうなるだろうかと、すごく心配していたのですが、映像を観てみると本当にキレイに仕上がっていました。その撮影以降、ずっとキスシーンと言えるくらい、たくさんキスシーンを撮りましたね(笑)。

――チャ・ウヒョクは検事としての感情とジョンウォンを愛する1人の男としての感情の狭間で葛藤していくようになりますが、もしもパク・シフさんがウヒョクのような状況に直面したら、どちらの感情を貫きますか?

パク・シフ:“愛”を選択すると思います。僕は人生において復讐というものは、そんなに重要ではないと思っているんです。チャ・ウヒョクは違うかもしれませんが、僕自身は復讐することに大きな意味を感じないんです。むしろ、復讐を終えた後の絶望感のほうが大きいような気がするので……。だから僕は“愛”を選びます。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

パク・シフ: 撮影現場の雰囲気はすごく良かったです。監督さんの指示に対してスタッフさんもついていって、出演陣も熱演で応えたりと、本当に大変な撮影だったにもかかわらず、最後までつらさを感じることなく過ごせたと思います。

――現場のムードメーカーは?

パク・シフ: ムードメーカーは、キム・ヘスクさんですね。皆さんクールなイメージがあると思うのですが、実際にお会いするととても温かい方なんですよ。撮影現場でも、様々なアドバイスをいただき、すごく楽しくリードしてくださったので、本当にありがたかったですね。

――記憶に残るエピソードを教えてください。

パク・シフ: キラー(殺し屋)とのアクションシーンでの出来事なのですが……。元々そのシーンは、スタントマンの方に撮影していただく予定だったのですが、重要なシーンだったので本当に僕とキラー役を演じている俳優さん(キム・ジェウン)が演じることになったんです。彼が僕を投げ飛ばさないといけない場面だったのですが、劇中ではキラーでも実際は普通の俳優さんじゃないですか。だから、途中で怖じ気づいてしまったみたいで(笑)。投げ飛ばせず、頭上くらいまで持ち上げられた状態からそのまま落ちてしまったんです。それで、僕が脱臼してしまったんですよ(笑)。彼との初めてのアクションシーンを撮影した時は、彼の腕が僕の額に当たってしまったりして……。だから、“僕ら本当にタイミングが合わないね。会うたびに僕を殴るの?(笑)”って笑いながら話していたことが、すごく記憶に残っています。


日本で行ってみたいところは?「雪が積もった札幌で…」

――今年もバースデーイベントで沢山のファンから祝福されていましたね。誕生日の思い出に残ったエピソードがあれば教えてください。

パク・シフ: 毎年、日本や中国で応援してくれているファンの皆さんが、遠い韓国まで駆けつけてくださるんです。ファンの皆さんと間近で一緒に過ごし、お話しをしたり……。舞台からできるだけ近くで皆さんのお顔を見たいですし、ファンの皆さんも同じ気持ちだと思うので、期待に応えられるように頑張っています。だから、毎年本当に有意義な誕生日を過ごせていますね。来年はまた、どんなことをお見せしようか考えるだけでも、すごく楽しみです!

――日本には何度もいらっしゃっていると思いますが、まだ訪れたことがないところや、行ってみたいところはありますか?

パク・シフ: 僕は旅行も好きですし、温泉も大好きなので、日本全国行ってない場所はほぼないですね。だから札幌も行きましたし、大阪、福岡、沖縄と……すべて行ったような気がします。でもまた札幌に行ってみたいです。以前行った時は春で、雪が積もった冬の札幌には、まだ行ったことがないんですよ。雪見露天風呂に入ってみたいです!

―― 忙しい中での息抜き方法があれば教えてください。

パク・シフ: 山や海辺でキャンプをするのが好きなので、キャンプ用品とルーフテントという、引っ張れば簡単にテントを張ることができるものを常に車に積んでいるんです。“ここが僕が泊まるホテルだ”と思いながら森の中でキャンプをするのが好きなので、それが僕の癒やしであり、リラックスする方法です。そこで、ステーキなどのお肉を焼いたり……。僕なりの楽しみ方で旅行をするのが、僕のストレス解消法ですね。

――ご自身の魅力はどんなところだと思いますか? またご自分の好きなところやチャームポイントはありますか?

パク・シフ: 自分のチャームポイントを僕が話すんですか(笑)? どうでしょう……。僕のことをあまりご存じでない方は、冷たいイメージを抱かれるようなんですが、お話しした方たちからはよく笑うこともあってか、気さくでソフトなイメージだと言われることが多いです。だから、そういったやわらかさが僕の魅力なのではないでしょうか。

――パク・シフさんが韓国でおすすめしたいスポットや最新スポットがあれば教えてください。

パク・シフ: 今までにいろいろな場所を旅行してきましたが、済州島が一番だと思います。本当にキレイで、沖縄と似た雰囲気なのですが、韓国の中では済州島がおすすめです!

――今後挑戦してみたい役柄や作品のジャンルはありますか?

パク・シフ: ドラマではスイートでジェントルな人物を演じることが多いので、悪い男の役を一度演じてみたいです。それから、ジャンルだとノワールなどもやってみたいですね。

■作品情報
「バベル(原題)」
衛星劇場にて、7月18日(木)より日本初放送!
毎週(木) 後11:00~深1:30 ※2話連続放送
リピート放送:翌(水) 後1:30~4:00 ※2話連続放送

2019年/韓国TV朝鮮/全16話
演出:ユン・ソンシク
脚本:クォン・スンウォン、パク・サンウク
出演:パク・シフ、チャン・ヒジン、キム・ジフン、キム・ヘスク、チャン・シニョン、ソン・ジェヒ、イム・ジョンウン
※コピーライト表記
(C) 2019 TV Chosun

<ストーリー>
チャ・ウヒョクは家族をバラバラにしたコサングループのテ会長に復讐するために検事になる。会長の次男(後継者)の妻ハン・ジョンウォンに出会ったウヒョクは、運命のように彼女を愛してしまう。そんな中、事故に偽装されたヘリコプター墜落事件によりテ会長は重体となり、グループ後継者のテ・ミノは執務室で殺害された状態で発見される。ウヒョクは2つの事件の担当検事になるのだが……。

■関連サイト:
公式サイト:https://www.eigeki.com/special/babel

記者 : Kstyle編集部