“BIGBANGのダンサーとしても活躍”KWON TWINS、メンバーとの印象的なエピソードは?「打ち上げのあとに…」
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BIGBANGやBLACKPINKなど、YG ENTERTAINMENT所属アーティストのダンサーやコレオグラファーとして活躍するダンス・チームHITECH。2009年にその仲間入りを果たした双子のKWON TWINS(兄のDeukieと弟のDony)が、YG ENTERTAINMENT設立のダンス・ボーカルアカデミー「X ACADEMY」によるダンスワークショップ「2019 X ACADEMY WORKSHOP in JAPAN SERIES-1」の講師として来日。
ダンスセンス抜群なだけでなく、完璧なボディと甘いマスクからモデルとしても活躍し、さらにはオリジナル・ファッション・ブランドの_differentbutsame®も立ち上げたKWON TWINS。今回の来日を機に、更に日本での活動が期待される2人に、YGダンサーとしての話やこれからの活動についても、たっぷりと聞いた。
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【PHOTO】“BIGBANGのダンサーとしても活躍”KWON TWINS、お気に入りの振り付けは?G-DRAGONの「ミチGO」
Deukie:12歳の頃、姉の影響でダンスを始めるようになりました。
――二人一緒にですか?
Dony:はい、そうです。
――当時はどんなダンスを?
Deukie:その頃はK-POPのダンスを踊っていました。
Dony:神話(SHINHWA)さんの!
Deukie:例えば「Wild Eyes」とか。姉が神話(SHINHWA)さんのファンだったんです。
――そこからどのようにプロのダンサーに?
Dony:中高とずっとダンスを続け、地域のダンス大会に出場し、賞も数多くいただきました。そうやっているうちに、人前で踊るのが楽しくなり、自然とプロを目指すようになりました。
――お二人が尊敬しているダンサーは誰ですか?
Deukie:HITECHの先輩方です。ソ・ギチョルさん、チョ・ソンミンさん……。
Dony:そして、パク・ジョンホンさん、イ・ジェウクさんです。
――尊敬する先輩方がたくさんいらっしゃるHITECHにはどのような経緯で?
Deukie:短期間でしたが、ダンス学校に通っていました。その時、HITECHのオーディションがあると聞いて、それでオーディションを受けました。
Dony:その2ヶ月後に僕もオーディションを受けて、入ることができました。
――お二人ともにオーディションは一発合格?
2人:はい(笑)!
――HITECHが他のダンス・チームと違う点は何でしょう?
Dony:メンバーそれぞれの個性が際立ち、一緒にパフォーマンスをすると強い一体感が生まれます。それがHITECHの魅力だと思います。
BIGBANGとの印象的なエピソードは?
――HITECHのメンバーとして活動する中で、“双子だからこそ”の何かエピソードがあれば教えてください。Dony:双子なので、先輩から見ると、どっちがどっちか分からなくなるみたいです。Deukieにしていた話なのに、突然、先輩から僕が全然知らない話をされたりすることもありました。
Deukie:ジェウクさんと初めて会った時、1階でDonyに会って、その後すぐ、3階に上がってみたら僕がいて。ジェウクさんからすれば、さっき会ったばかりの全く同じ顔をした人物が違うフロアにいたので、「えっ、何!? これっ!?」と鳥肌が立ったそうです。
――外見同様、ダンスのスタイルも同じですか?
Deukie:ダンスのスタイルはかなり違います。僕はパワフルな雰囲気のダンスで。
Dony:僕はグルーヴのあるスタイル。
Deukie:僕はDonyのグルーヴがホント、大好き!
Dony:Deukieのダンスはセクシー!
2人:(笑顔で握手)
――踊っているとき、“双子だからこそ、こんなに波長が合う”と感じることはありますか?
Dony:たくさんあります!
Deukie:お互いに持っていない持ち味、互いのパワーやグルーヴをシェアするので、そこから調和やシナジー効果が生まれるんです。
――HITECHのチームが編み出した振り付けで、お気に入りのものは何でしょう?
Deukie:BIGBANGのG-DRAGONさんの「ミチGO」の振り付けです。とても大変ですが、すごくやりがいがあって、気に入っています。
――それは通称、「〇〇ダンス」のような呼称はありますか?
Deukie:「ミチヌン(クレイジーな)ダンス」ですかね。踊り終えると本当に体がボロボロになるほど大変なダンスです。
――この呼称は、ご自分たちでつけたのですか?
Deukie:ファンの方がつけてくださったんです。僕たちやダンスを作った側から名前を付けることは、あまりないように思います。
――HITECHチームの考えたダンスで、面白いネーミングだなと思ったのは何ですか?
Deukie:D-LITEさんの「テバギヤ (A Big Hit!)」での、(サムズアップする)「テバギ・ダンス」です。
――ダンサーとして大変だなと感じる時はありますか?
Dony:コンサートを準備するときが一番大変です。新しい振り付けを考えて、それを練習しないといけないので。そういう時は本番のステージで歓声を浴びたときの自分をイメージしながら頑張ります。
――コンサートの歓声を想像しながら、練習されているのですね。
Dony:もちろん、コンサートではアーティストに向けての歓声が多いんですが、僕らに向けられた声援も聞こえてきて。僕らは、そうした歓声を聞き分けるのがとてもうまいんです(笑)。そうした声援が聞こえると、とても感動します。
Deukie:ステージ上からファンの方とアイコンタクトで会話する、それも僕らの特技です(笑)。
――ドームクラスの大きな会場でもファンとアイコンタクトを?
Deukie:はい!
――BIGBANGとはワールドツアー、ジャパンツアーで一緒に周っていますね。印象に残っているエピソードを教えて下さい。
Deukie:偶然かもしれませんが、ツアースケジュールと僕らの誕生日が重なることが多くて。ツアー中に毎回、ファンの方からもお祝いしていただくのですが、それが忘れられません。
Dony:コンサートが終った後に打ち上げをするんですけど、翌朝、二日酔いにならないようにメンバーたちとよく一緒にラーメンを食べに行ったんです。そのラーメンの美味しさが忘れられません。
――お二人には、一緒にステージに立つBIGBANGのメンバーがどのように映りますか?
Dony:“アーティストとダンサー”と分けて意識することはなく、「ステージに立つのは皆アーティスト」という想いを持って、僕たちもステージに立っています。舞台の上で、一緒に遊ぶ感覚でやっているので、そこからダンサーと彼らのシナジー効果が生まれているんだと思います。
――ところで、普段のオフ日は、どのように過ごされますか?
Dony:特に、ショッピングに行くことが多いです。日本でオフを過ごすときはいろんなお店を周って楽しんでいます。韓国にないスタイルのお店が多いので! 原宿は必ず行きます。
――先ほどラーメンのお話しもありました。他に、日本に来たら必ず食べるものはありますか?
Dony:やっぱりラーメン。
Deukie:そしてトンカツ。僕もラーメンは欠かせません。
今後の目標は?「演技にも挑戦したい」
――今回はX ACADEMYの講師として来日されました。アカデミーで指導する際、厳しくレッスンされる方ですか?Deukie:参加者の方には楽しく話しかけて、リラックスできる雰囲気を作ってからレッスンに移るので、そんなに厳しくはないと思います。楽しく、優しくを心掛けています。
――お二人が立ち上げたブランド、_differentbutsame®も話題ですね。どんな人に着てほしいですか?
Dony:僕たちを愛して下さる方に着てほしいです。このブランドを着ている方を見つけたら、僕らも本当に嬉しいし、もっと頑張らなきゃという刺激にもなります。
――モデルとしても大活躍されています。ファッションやモデルに関心を持つきっかけは何でしたか?
Deukie:自分たちの姿をお見せすることが好きなんです。これまではダンスを通して僕らの姿を見せてきたのですが、これからはファッションというフィルターを通して僕らをお見せしたいなって。そう思ってモデルとして活動を始め、ブランドも立ち上げたんです。
――今後、やっていきたいことを教えて下さい。
Dony:ダンサーとしても活動しながら、いろんな形で自分たちをお見せしていきたいです。機会があれば、演技にも挑戦したいですし、それが僕たちを応援してくれる人へのプレゼントになるんじゃないかなと思います。
Deukie:僕も同じです。「ダンサーでありながら、アーティストとしても、ここまで出来る」「ダンサーには限界がないんだ」というのをお見せしたいです。他のダンサーへの見本となれるよう、頑張ります!
――そうしたマルチ・アーティストとして活躍するダンサーはまだいない?
Deukie:いるかもしれないんですけど、僕はまだ見たことも聞いたこともないんです。
――今後もお二人での活動が基本になりますか?
Deukie:はい、僕たちはチームなので、いつも一緒です。KWON TWINSというチーム名もファンの方から頂いたものなので、皆さんも、是非、僕たちのことをKWON TWINSと呼んで下さい!
――日本には韓国で活躍したいと思い、ダンスや歌のレッスンを受けている人がたくさんいます。そんな頑張っている子たちにアドバイスをお願いします!
Dony:言語の違いなど、大変なこともたくさんあるかと思いますが、「必ず成功するんだ!」という夢を持つことが大切かなと思います。諦めずに頑張ってほしいです。
――最後にKstyle読者にメッセージをお願いします。
Deukie:ワークショップを通して、今回初めて日本で活動することになりましたが、今後も、いろんな企画で皆さんにお会いしたいと思っています。これからも宜しくお願いします!
Dony:愛してます!
取材:きむ・たく/撮影:朝岡英輔
記者 : Kstyle編集部