映画「真犯人」が“真実を追撃するシーンが映った映像”を公開し、注目を集めている。

映画「真犯人」は24日、疑いを差し挟むしかない「真実追跡映像」を公開した。

「真犯人」は、被害者の夫ヨンフン（ソン・セビョク）と容疑者の妻ダヨン（ユソン）が最後の公判を控えて、お互いに対する疑いを隠し、共にあの日の夜の真実を探すための協力を描いた追跡スリラーだ。

今回公開された映像には、殺人事件に巻き込まれた被害者の夫、容疑者の妻、唯一の目撃者、有力な容疑者まで4人の人物を収め、映画への好奇心を刺激した。

まず、残酷な事件の現場を直接片付け、妻を失った悲しみと絶望に苛まれる被害者の夫ヨンフンの切ない姿で視線を奪う。

事件の真実を明らかにするため現場を再現し始めた彼は、その日の秘密を知っている目撃者の存在に気付き、容疑者の妻ダヨンに「真犯人を探せるよう協力してほしい」と協力を提案する。

続けて、秘密を持った唯一の目撃者サンミン（チャン・ヒョクジン）がヨンフンと激しいもみ合いをするシーンが登場し、緊張感を与える。事件があった夜、ヨンフンの家を訪れたサンミンの姿が疑いを呼び起こす中、「信じるか、信じないかはあなたの問題だ」という意味深長な言葉でこれまで隠されていた真実のカギを握った人物であることを予告し、さらに疑問を抱かせる。

突然、容疑者の妻になったダヨンの姿も視線を奪う。夫ジュンソン（オ・ミンソク）の濡れ衣を晴らすためヨンフンのところを訪れ、助けを求めるダヨンは「だったらどうする。今、パパを信じてくれる人はあの人しかないから」と切実な心境を打ち明け、ヨンフンと違う目的で真実を探すため危うい協力を続けると見られる。

最も有力な殺人容疑者ジュンソンは、妻のダヨンに自身の潔白を主張するが、それから証拠を隠すダヨンの姿と「ヨンフンにも絶対この話をしてはいけない」とヨンフンにも話せない秘密があることを示し、混乱を与える。

なかなか糸口が見えないあの夜の殺人事件をめぐる4人のキャラクターを盛り込んだ「真実追跡映像」が映画への期待を高めている中、今夏、最も強烈な追跡スリラーを予告する「真犯人」は、韓国で7月10日に公開される。