「アンナ・カレーニナ」キム・ソヒョン“濃厚なラブシーンがあるので夫ソン・ジュノに来ないでと言った”

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写真=ショーオンカンパニー
女優キム・ソヒョンが夫ソン・ジュノとライバルになったエピソードを公開した。

最近、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)ではミュージカル「アンナ・カレーニナ」に出演するキム・ソヒョンとのインタビューが行われた。

キム・ソヒョンは最近、休む暇もない程ハードなスケジュールをこなしていた。キム・ソヒョンは「9日間に渡って計7回公演し、最近『不朽の名曲』の収録も終えました。しかし、ミュージカルに支障が出ないように体調管理をしっかりしています」と明るい笑顔を見せた。

キム・ソヒョンと「アンナ・カレーニナ」の縁は、昨年の初演に遡る。当時観客として観覧したキム・ソヒョンは、その後主演のオファーを受けた。キム・ソヒョンは「心の中で『いつか挑戦してみたい』と思っていた作品でした。挑戦したいと思っていました。しかし、練習をすればするほど自信がどんどん無くなっていきました。これまで練習をしてきた過程とは、かなり違っていたからです」と説明した。

キム・ソヒョンは「普通は、演者たちの立ち位置などを事前に決めるのですが、演出を担当したアリーナ・イバチェクさんは『気にしないで』とおっしゃったので、困惑しました。そのため、一度は私が舞台のどの位置に立てば良いのか分かりませんでした」と語った。

また「公演1週間前に、勝ち抜け方式でリハーサルを行い、私が一番最後に残ってしまいました。その時は『どうして私にこんな試練を与えるのだろう』と、一人で悩んだりもしました」と打ち明けた。キム・ソヒョンは「デビュー後、最もたくさんのエネルギーを注いだ作品です。めまいがするほど全てを注ぎました」と付け加えた。

写真=TVレポート DB
主人公のアンナ・カレーニナとキム・ソヒョンは、共通点があった。2人とも誰かの妻で、母であるという点だ。しかし、その他は全くと言って良い程異なっていた。

キム・ソヒョンは「アンナは不幸な人生を生きてきて、私が歩んできた道とは完全に異なっていました。そのため、アンナを理解して受け入れる過程でとても時間が掛かりました。何度も練習をして、舞台に立ってようやくアンナの人生に共感することができました」と苦悩を語った。

2001年のミュージカル「オペラ座の怪人」を皮切りに、休むことなく走り続けてきたキム・ソヒョン。ロングランを続ける秘訣を、家族の頼もしいサポートのおかげだと語った。

キム・ソヒョンは「女優と妻、そして母の役割を同時にこなすのは簡単ではありません。私はとても未熟です。夫、息子、両家の両親が常に理解しサポートしてくれるので、とても感謝しています。そのおかげで更に一生懸命頑張ろうと思えます」と感謝の気持ちを表現した。

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同じくミュージカル俳優の夫ソン・ジュノとライバル関係になった点にも言及した。キム・ソヒョンは「みなさんは同じ作品で共演する姿を望んでいましたが、今回ジュノさんが『エクスカリバー』に出演することになり、ライバル関係になってしまいました。最近は互いを意識して、隠れて練習しています」と冗談を言った。

また「ジュノさんが『アンナ・カレーニナ』を観に来ると言いましたが、『来ないで』と断りました。劇中で濃厚なラブシーンがあるからです。しかし、私は『エクスカリバー』を観に行きます」と言って笑いを誘った。

ミュージカル「アンナ・カレーニナ」は、美しく魅力的な女性アンナをめぐって展開される事件の中で、家族と愛など人類本来の人間性に対する芸術的な洞察を描いた作品だ。7月14日まで韓国のブルースクエア・INTERPARKホールで上演される。

記者 : ソク・ジェヒョン