チェ・シラ、ドラマ「ザ・バンカー」放送終了を控え感想を伝える“本当の主人公はスタッフ”

OSEN |

写真=C-JeSエンターテインメント
女優チェ・シラが「ザ・バンカー」の終了を前日に控えて余韻たっぷりの思いを伝えた。
所属事務所C-JeSエンターテインメントは本日(15日)、MBC水木ドラマ「ザ・バンカー」に出演しているチェ・シラの放送終了コメントを明らかにした。

「ザ・バンカー」は、テハン銀行の待機発令第1順位ノ・デホ(キム・サンジュン)が思いがけない本店の監査役に昇進し、“能力者”監査室要員たちと一緒に、組織の不正を暴く金融オフィス捜査劇だ。

劇中でチェ・シラはテハン銀行のエースで副頭取ハン・スジに扮し、ガールクラッシュ(女性も憧れる格好いい女性)とカリスマ性あふれる魅力をアピールした。ハン・スジは高校卒業直後にテハン銀行のテラー(銀行の窓口のスタッフ)として入社し、着実にキャリアを積みながら本部長にのぼり詰めた人物で、仕事の前では絶対にミスを許さず、組織内外で変化に富んだ姿で自身だけのブランドを作っていくキャリアウーマンなキャラクターである。その過程でチェ・シラが見せた、手に汗を握るような演技力と緊張感を醸し出す感情演技、そして一人で乗り越えなければならない多くの苦しみを細かく描き、視聴者から好評を得た。

特にチェ・シラはハン・スジ役を完成させるために多くの努力を傾けた。撮影の休憩時間にも何度も台本を読んで、キャラクターを研究しながら演技への情熱を見せたのはもちろん、ヘア、メイク、スタイリングなど細かい部分でもキャラクターの性格を表現できるようにスタッフと話を交わした。このようにチェ・シラの深い演技とハン・スジの堂々として主体的な姿、固い信念などが加えられ、2019年最高の女性キャラクターを生み出したという評価を受けた。

また、彼女はキャラクターのために様々な外国語を練習して披露した。これに先立って「子供の頃から外国語が好きでした。4ヶ国語を駆使することが私の夢です」と明かした通り、絶えない練習を通じて上手な英語の実力を見せたり、難易度の高い中国語まで完璧に駆使し、視聴者を驚かせた。チェ・シラではないハン・スジは想像できないほど、ファッションから外国語まで、なに一つとして疎かにしないプロフェッショナルな一面で、もう一度人生に残るキャラクターを更新した。

放送終了を前日に控えてチェ・シラは「まず、『ザ・バンカー』の本当の主人公は、昼夜を問わず苦労した全スタッフだと思います。この方々がいなかったらハン・スジも、ドラマも存在していなかったと思います。その方々の多くの汗と努力、情熱と悩みがあったからこそ、『ザ・バンカー』という貴重な作品が誕生したんじゃないかと思います。数ヶ月間にわたって一緒に生活したスタッフとの瞬間が忘れられませんし、また忘れてもいけないと思っています。なので感謝の気持ちより、申し訳ない気持ちのほうが大きいです。これからどんな作品に出会っても、いつも元気で良い結果があることを心から願っています」とし、一緒に苦労したスタッフに対する愛情や感謝の気持ちを表現した。

彼女は「毎回作品ごとに、与えられたキャラクターを完璧にこなすために多くの愛情を注いできましたが、今回のドラマを通じて再び大切だと思ったのが“努力”です。ハン・スジというキャラクターを完璧にこなすための、目に見えない場所での多くの努力と汗が、ハン・スジを作りました。ここ5ヶ月間ハン・スジとして生きてきた自分に『お疲れ様』と言ってあげたいです。特に久しぶりにキャリアウーマンに扮し、ファッション、ヘア、メイクを余すことなく披露することができた部分は、今回の作品の醍醐味でした」とし、キャラクターに対する情熱と愛情を表した。

また「『ザ・バンカー』は、私たちがよく分からなかった銀行について垣間見ることができる意味のあるドラマでした。新しい題材や新鮮な試み、そしてその中に含まれている多くの人々のストーリーなどにすごく共感し興味深かったです。知っていくことも、勉強になることも多いドラマだったので余韻が残りますし、残念な気持ちはもっと大きいです。そして久しぶりに共演したユ・ドングン先輩、キム・サンジュン先輩、後輩のキム・テウをはじめとする全俳優の方々と共演できて幸せでした。おかげで最後まで楽しく終えることができました。何より最後まで多くの応援と声援を送ってくださった視聴者の方々にも心から感謝し、また良い作品、新しいキャラクターでご挨拶します」とコメントした。

「ザ・バンカー」は、韓国で16日夜10時に放送される第32話(最終話)を最後に幕を下ろす。

記者 : ヨン・フィソン