「風が吹く」のカム・ウソンとキム・ハヌルの葛藤が予告された。

14日、JTBC新月火ドラマ「風が吹く」（脚本：ファン・ジュハ、演出：チョン・ジョンファ）は危機な夫婦カム・ウソンとキム・ハヌルの姿を盛り込んだ第5弾予告映像を公開し、現実的な共感を刺激した。

第5弾予告映像には甘く切なかった前回の予告映像とは異なり、危ない雰囲気が漂う。スジン（キム・ハヌル）にはワインを飲む優雅な時間も許されない。「一日休めば？」と言う親友ミギョン（パク・ヒョジュ）の提案も断って帰ってきた家でスジンを待っていたのは、思いっきり散らかった部屋とソファーに寝そべっている夫ドフン（カム・ウソン）。

お互いが全てだった二人から甘さは感じられず、漏れてくるのはため息だけだ。「結婚は賭博だ。一人で暮らして。それが最高」と助言するドフンからはもう愛にすべてを捧げた男の姿はなかった。

毎日が神経戦のドフンとスジンは些細な言葉さえもケンカの火種になる。「そういう言い方しかないの？」と言うスジンと「だったらどんな言い方すればいいのか」という会話は、二人のすれ違う感情をそのまま感じることができる。さらに感情が激しくなったスジンが水までかけるが、ドフンは淡々としているだけだった。結局スジンは「あなたとはもう終わり」と宣言する。辛そうなドフンとスジンの姿の上に「愛の終わりは結婚で、結婚の完成は子どもだと思う？」という台詞は関心をさらに集める。

叫び、苦しむドフンと一人涙を流すスジンの姿は現実的で、さらに痛々しく感じられる。冷たい言葉を発する瞬間も悲しみが感じられる眼差しは胸が詰まりそうになる。お互いを傷つけ、一人悲しみを沈める二人に何があるのか、関心が高まる。カム・ウソンとキム・ハヌルは刹那の感情も逃さない繊細さでドフンとスジンの揺れる内面をそのまま伝達している。二人の俳優が描く大人のラブストーリーに期待が高まる。

カム・ウソンとキム・ハヌルは別れた後、再び恋に落ちるドフンとスジンに扮し、視聴者の感性に触れる。いきなりやってきた試練の中で、初恋で妻のスジンだけは守りたいドフンと、人生の全部だった彼との結婚が危機を迎えると予想しなかった選択をするスジン、別れた後再び恋に落ちるドフンとスジンの特別なロマンスに説得力を与えるカム・ウソンとキム・ハヌルの細密さは、「風が吹く」を期待させる最高の見所だ。

人生を揺るがす危機、すべてが消えていく瞬間にも逃せなかったたった一つの記憶を守ろうとするドフンとスジンの純愛が視聴者の胸に深く染みる響きを届けると期待を集める。

27日午後9時30分に韓国で初放送される。