Vol.1 ― 公園少女、日本初ファンミーティングを開催!「日本語を覚えて…もっと楽しく皆さんと会話できました」

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韓国を代表する作曲家キム・ヒョンソクが率いるKIWI MEDIA GROUP初のガールズグループとして昨年9月に韓国でデビュー。独創的な音楽と優れたダンスと歌の実力で注目を集める公園少女が、日本で初のファンミーティングを開催。Kstyleでは大阪での公演を終えて、東京公演を控えた彼女たちに直撃! 韓国と日本、台湾メンバーで構成された多国籍グループだが、わからない言葉をお互いに教え合いながら、仲良しぶりが伝わる和気あいあいとしたインタビューとなった。

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――4月16日に大阪、21日に東京で初のファンミーティング「GWSN OFFICIAL FANMEETING part one "groo my world"」を開催しますが、大阪公演を終えての感想を聞かせてください。

ソリョン:最初から最後まで日本語で進行するので緊張したのですが、日本のGroo(公園少女のファンの名称)の方々がたくさん応援してくださって、楽しんでくださっていたようなので、その姿に私たちもパワーをもらって、無事に楽しく終えることができました。

全員:パチパチ!(拍手)

ソギョン:16日が私の誕生日で、17日がレナの誕生日だったので、ファンの皆さんとスタッフさんがサプライズでケーキを準備してくださって、とても幸せでした。

――ファンミーティング翌日の17日にはCD購入者から当選した100名のファンの方々を対象にしたサイン会が行われましたが、ファンとどんな話をしましたか?

レナ:前回のサイン会では、日本語ができないせいであまり話すことができなかったのですが、今回はミヤお姉さんにサイン会でどんな話をしたらいいのか相談して、日本語を覚えていったんです。だから「元気で過ごしていましたか?」「気分はいかがですか?」「私たちの新曲『Pinky Star』はどうですか」とか話しながらコミュニケーションがとれました。誕生日もたくさんお祝いしていただいて、とても気分が良かったです。「Pinky Star」も曲が独特で、メロディーも歌詞もすごくいいと言ってくださいました。

ソソ:今回は大阪に行くというので、ミヤお姉さんに方言を教えてもらって、大阪弁を話したのですが、すごく喜んでいただけました。

ミヤ
ミヤ:最近、ソソは方言担当みたいになりつつあるんです(笑)。韓国でもよく方言をしゃべっています。日本のGrooの皆さんにお会いするのは3回目でしたが、だんだんと人数が増えてきて、歓声も大きくなって感動しました。やっぱりK-POPが好きな方々だから「韓国語はどうやって勉強したの?」とか聞かれますね。あと自分は最初の頃、髪の色をピンクとか銀色にしていたので「今度はどんな色にするの?」とか。カバーダンスをしていた頃に一緒に踊ったことがある友人も来てくれて、不思議な感じがしました(笑)。

――公園少女というグループ名がとても印象的ですが、グループ名が決まった時、どんな気持ちでしたか?

レナ:すべてハングルの綴りなので、独特できれいだなと思いました。たくさんの人に覚えてもらえそうだなって。

ソギョン:少女という言葉が入っているので、なんとなくピンクピンクした雰囲気だなと感じました。そして、公園という単語は一度聞いたら忘れられないほど印象的だと思いました。

ミンジュ:最初は独特なので「なんで“公園少女”なんだろう?」って思ったのですが、グループ名に込められた意味を知ったら、きれいだなって思って、とても気に入っています。


MV撮影の裏話「ガチョウとの撮影が…」

ソリョン
――2ndミニアルバム「THE PARK IN THE NIGHT part two」のタイトル曲「Pinky Star」は一度聴いたら頭から離れないフレーズや、目を惹くダンスパートがたくさんあります。皆さんが好きな歌のパートや、ダンスのパートを教えてください。

ソソ:ダンスブレイクがとてもかっこいいと思います。「Puzzle Moon」の時にはダンスブレイクがなかったので、今回、ダンスメンバーの新しい魅力が見せられたのがよかったです。

エン:私はイントロの「その刹那」という歌詞の部分のささやくような感じがとても好きで、それに似合ったきれいな振り付けも好きです。

ソリョン:サビのところで指先を合わせる動作があるのですが、「Pinky Star」を象徴する動作で、見るとマネしたくなるので、そこがポイントだと思います。

ソソ:「瞬間はカシャリ」という歌詞のところで、2人ずつ手をつないでカメラのシャッターを表現した振り付けがあります。シャッターを「カシャリ」と切る感じがうまく表現できているので、そこも好きです。

――「Pinky Star」のMVの撮影秘話を聞かせてください。

エン:水の上で撮影をしたのですが、初めてだったのでドキドキして緊張しました。冬でとても寒かったのですが、休憩のたびにスタッフの皆さんが気遣ってくださったおかげで無事に撮影ができて、すごくきれいな映像に仕上がったので気分がよかったです。

レナ:ガチョウと一緒に撮影しましたが、動物と一緒に撮影したのも初めてだから、不思議でとても楽しかったです。ジャケット撮影の時に私がガチョウを抱いて、その姿をミヤお姉さんが写真に撮るというシーンがあったのですが、ガチョウが動くからちょっと怖かったです。でも隣でエンお姉さんとミンジュお姉さんが「動いちゃダメよ、ダメ、ダメ」ってガチョウをなだめてくれました(笑)。

ソソ
――「Pinky Star」の歌詞にちなみ「今やっとわかった」という歌詞にちなみ、最近こんなことに気がついた! ということを教えてください。

ソギョン:やっと日本語でファンの皆さんとコミュニケーションをとる方法を、少しだけわかった気がします。最初のサイン会では日本語がまったくわからないから、ずっと「ありがとうございます」ばかり言っていたのですが、今回は私からファンの皆さんに質問をしたり、逆に「質問ありますか?」と聞いてみたりもしました。

ソリョン:私もファンミーティングやサイン会を通じて「言語は自信だ」ということを学びました。ぎこちない言葉でも、一度ぶつかってみたら、少しずつ話せるようになるし、伝えようという気持ちが重要だと思いました。

エン:ファンミーティングの時に、日本のGrooの皆さんが韓国語で応援法を叫んでくださっている姿を見たら「私たちをこんなに愛してくれているんだ」ということを、身をもって感じました。

レナ:私もサイン会で知ったテクニックがあります。まだひらがなが読めないので、ファンのみなさんが名前を書いてくださっても読むことができなかったのですが、そんな時はひとまず「あ~? ひ~?」といった感じで読もうとすると、ファンの皆さんが「あ、ミヤです」とか教えてくださるんです。それで私も「あ~、ミヤさん!!」って呼んでみたりして、ファンの皆さんと楽しく会話する方法を覚えました。

レナ
ミンジュ:私もお姉さんたちと同じですが、最初のサイン会の時よりも、今回のサイン会ではもっとファンの方々とコミュニケーションをとる方法を知りました。

ソソ:私は日本の方言をたくさん知りました(笑)。「むっちゃ好き」「ありがとうございや~す」

ミヤ:メンバーたちがファンの皆さんとの話をしてくれたので、私は文化的なことを。日本は結婚したら姓が変わるじゃないですか。韓国は結婚しても変わらないってことを最近知りました。

ソギョン:(意味がわからず不思議そうな表情のソソに向かって)ソソの姓はワンでしょ。私はキム・ソギョンでしょ。もしソソが男性だと仮定して私と結婚したら、私は姓が変わってワン・ソギョンになるってこと。

ソソ:台湾もそうだけど……。

ソギョン:韓国ではキム・ソギョンのままなのよ。

ソソ:そうなの?

全員:(爆笑)

ソギョン:ソソも今知ったみたいです(笑)。


メンバーの第一印象は?

――とても仲良しぶりが伝わってきますが、メンバーの第一印象を教えてください。

レナ:「PRODUCE101」を見ていた時に、私と私のお父さんはソギョンお姉さんを応援していたのですが、ある日、ボーカルテストがあって会社に行ったら、誰かが一生懸命に歌っている声が聞こえてきて、その声がソギョンお姉さんでした。同じ会社に入ったことを知らなかったので、びっくりして「わ! キム・ソギョンがいる。家に帰ったら自慢しなきゃ」って(笑)。まるで芸能人を見ている感じで不思議だったのですが、同じグループでデビューできたなんで、とてもうれしいです。

ソギョン:ソリョンは小柄で人見知りで恥ずかしがり屋なんですが、最初にボーカルを披露する時に、小さな身体でAilee先輩の曲をとても悲しげに上手に歌ったんです。それからソリョンのファンになりました。練習室でソリョンの歌声をひそかに聞いて、ひとりで泣いたこともあります。だから、初印象は本当に歌が上手な子というイメージでした。

ソリョン:私はミヤお姉さんが印象的でした。普通、新しい練習生が入ってくる時は、長い髪でかわいらしい顔をした子たちが「アンニョンハセヨ(こんにちは)~♪」って入ってくるものですが、ミヤお姉さんはショートカットで、日本語で「こんにちは」って入って来たんです。急にガールクラッシュ(女性から見てもかっこいい女性)な雰囲気の人が入ってきたのが強烈な記憶として残っています。(日本語で)カッコイイ!!

エン
――かっこよくて自慢のメンバーですよね。

レナ:そうです。そして最初はまったく韓国語が話せなかったのに、今は「お姉さん、本当は韓国人だったんじゃないの」っていうくらい早く韓国語をマスターしたんです。

ミヤ:最初はアンニョンハセヨも言えなかったんです(笑)。

レナ:最初は翻訳機を使って会話をしていたのですが、今はもう必要ありません!!

ソリョン:努力家だから短期間で覚えて、今はほとんど韓国語で会話ができますし、逆に私たちが日本について知らないことがあると、韓国語で教えてくれます。

――さっきも、窓から見える看板を見て「ドンキホーテ」じゃなくて「ドン・キホーテ」だよと説明していましたね。

ソギョン:うわ~。聞いていらしたんですか(笑)。

ミヤ:不思議なことがあると、みんななんでも聞いてくるんです(笑)。自分は海外の子と接することが初めてだったので、韓国の子ってどんな感じなんだろうと緊張していたのですが、ソソは台湾人だと聞いて、急に2つの国の子たちと触れ合うことになって不思議でした(笑)。ソソと初めて会った時は「すごくかわいいな。台湾美人というのはこんな子をいうんだな」って思いました。めちゃめちゃ美人だなって。

ソソ:(日本語で)めちゃめちゃ? ありがとうございます~(笑)。私はミンジュについて話します。私が会社の代表と話している時にミンジュが入って来たのですが、真っ白い肌に黒髪がすごくきれいで「うわ~、すごくキレイ!!」って驚きました。白雪姫みたいだなって思いました。

ミンジュ
――ミンジュさんは、ちょっと天然が入っているような印象を受けました。

レナ:そうです。ちょっと不思議な行動をしたりします(笑)。それがとてもかわいいです~。

ミンジュ:(笑)。私はエンお姉さんの印象が一番強烈に残っています。とても静かで落ち着いていて、口数少ない印象だったので、私とは正反対だからうまくやれるかなって心配でした。でもその翌日、私と他のメンバーが遊んでいたら、そこに来ていきなり音楽をかけて、踊りながらお菓子を食べ始めたんです。その姿を見て「このお姉さんも、私と同じタイプの人なんだ」って思いました(笑)。

エン:最初にダンスのレッスンを受けたのですが、レナがロングヘアーで手足が長くて、すごく上手に踊る姿を見て「バービー人形みたい」ってびっくりしました。背が高くて、スタイル抜群なのに、すごく若いから、さらに驚きました。

ソギョン
――デビュー当時に出演されたリアルバラエティ番組「GOT YA! GWSN」は、キム・シニョンさん、DinDinさん、Girl's Dayのソジンさん、Highlightのソン・ドンウンさんがみなさんを観察するという番組でした。印象に残っていることは?

エン:有名な大先輩の方々が、デビューしたての新人である私たちに関心を持って見てくださったことが不思議だったし、とても有難かったです。

レナ:第1話で、メンバーの写真と特徴をカードにしたものを先輩たちが見ながらコメントするのですが、私が登場するなり「この子がレナだ」ってわかったのがすごく不思議で
「私ってそんなに強烈なキャラクターなのかな?」って(笑)。さすが、先輩たちは人を見る目に長けているんだなと思いました。

エン:番組が終わった後、ソリョンお姉さんはソン・ドンウン先輩と「Color me」という曲でデュエットをしましたし、キム・シニョン先輩とは「SHOW CHAMPION」に出演した時にお会いしました。そうやって番組が終わった後もよい縁が続いていることにも感謝しています。

――ソリョンさんはドンウンさんとはどんな話をしましたか?

ソリョン:話というよりも、緊張をほぐすために「緊張をしないでいいからね」「うまくやれているよ」と、優しくアドバイスをしてくださいました。

取材:安部裕子 / 撮影:朝岡英輔

記者 : Kstyle編集部