「陪審員たち」ムン・ソリ“実際の判事に会って勉強し、私なりのスタイルで役柄と向き合いました”

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「判事の方々に直接会ったけれど、それぞれ違います。判事として私がすべてを受け入れるべきだと感じました」

最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)にあるカフェで行われた映画「陪審員たち」(監督:ホン・スンワン、配給:CGVアートハウス)と関連したインタビューには女優ムン・ソリが参加した。

「陪審員たち」は、2008年に韓国に初めて導入された国民参加型裁判の実際の事件を再構成した。「陪審員たち」は、最初の国民参加型裁判で偶然に陪審員になった普通の人が、彼らならではの方法で少しずつ事件の真実を追求していくストーリーを描いた映画だ。

ムン・ソリは韓国の初国民参加型裁判を担当する裁判官キム・ジュンギョム役を演じた。「判事は判決で言うべきだ」という強い信念と判事本来の論理と原則を守り抜く原則主義者裁判官キム・ジュンギョムは、司法部の中でも決断と努力において誰にも負けない人物だ。陪審員たちの突拍子もない提案と予想できない行動に困惑しながらも、国民参加型裁判の過程を通じて法曹人としての初心を取り戻していく姿で、また違う共感を引き出した。

「判事役については、他の俳優たちも準備するのに大変だったので、特別大変だったと言いたくないです。少し大変なポイントがあってこそ、面白さも感じられます。解決していく過程で感じる面白さもあるようです。今まで演じてきた各キャラクターの中にはハンドボール国家代表選手もあって、元ダンサーというキャラクターもありました。最初は私とは関係ないと感じました。私たちも生きる中に全く違う職業の人々に会うと、私とは違う世界で生きていると感じて距離を置くでしょう。人生でそんな人にたくさん会ったことがないのに私にできるだろうか、と初めは心配しました」

ムン・ソリは判事キム・ジュンギョムのキャラクターを表現するために実際の判事たちに会ってキャラクターを勉強し、リアルに描くために努力した。彼女は自身が直接見て感じた判事キャラクターの特徴について「それぞれ違いました」と話した。

「共通的な特徴を探してみたかったけれど、宣告する判決文も文体がそれぞれ違ったんです。法廷で話す態度も実際には違うのに、法壇の下の方にいる人々は、判事という理由だけで言葉の重さが似ていると感じます。でも私の目にはそれぞれ違ったんです。いろんなタイプがあるようで、実際に女性判事の方々に会ったけれど、それぞれ個性を持っていました。そのような人が持っているプライドなどが固い感じを与え、細工が華やかなジュエリーというよりは、純度の高い純金のような感じでした。私は私なりにキム・ジュンギョム役を演じてもいいだろうと安心しました。その方々が私に『ムン部長』と呼んでくれてその言葉に勇気を出し、私のスタイルでやってみようと決めました」

ムン・ソリは前作では体をたくさん使うキャラクターたちを演じてきたが、今回には裁判官として法壇に座っている姿がほとんどだった。女優としてキャラクターを表現するのが簡単ではないと感じただろう。

「最初から私の話を表現し、披露しようという意思を心に持って、すべてを受け入れるべきだと思いました。法廷にいる検事、被告人、弁護人を全部受け入れるべきだと思ったんです。それが大変でした。『私が勝ちたい』という感じの話なら、もっと簡単に演じることができたでしょう。でもプリプロダクション(映画などの制作において、撮影前の作業の総称)段階から、そのような構図で演技したくなかったんです。彼らの立場では、保守的に見える可能性があるからです。刑事部で18年間働いたことから、権力を目指す判事ではないと思ったんです。裁判というのが何なのか大きく感じて耐えるべき刑事部だから、自身の所信と実力だけでここまで来た人物というのが微妙に感じられました」

記者 : シン・ソウォン、写真 : CGVアートハウス、C-JeSエンターテインメント