Wanna One出身ハ・ソンウンからチョン・セウンまで、唯一無二のアーティスト…毎日聴きたい“甘いボイス”の持ち主6人に注目

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プレイリストに入れる時、絶対欠かせない名曲を作るアーティストたち。一度聴いたら忘れられない声を持った6人のアーティスト。個性的な歌声で“クル(ハチミツ)声帯” “音色カンペ(声色ヤクザ:歌声が素晴らしいこと)”など、様々なニックネームを持っていることはもちろん、歌の他にも様々な長所を持っているだけに、この程度なら“魅力プジャ(金持ち)”と呼びたくなる。そんな毎日聴きたい声の持ち主たちをまとめてみた。

◆Zion.T

優れた音色を誇るZion.T。

どんなビートや楽曲でもZion.Tの声を入れたら“疑問符”から“感嘆符”に、“ありふれたメロディ”から“最高のメロディ”になってしまう。デビューした頃はそれほど注目されなかったものの、Primaryの「Let't Meet」「See Through」にフィーチャリングとして参加し、ますます本人だけの特色を見つけた。それから発売する楽曲はいずれも音楽ランキングで1位を総なめにし、“音源強者”と呼ばれ始めた。

Zion.Tは代替できない新鮮な声だけが長所ではない。誰もが共感する淡白な歌詞と本人の楽曲でひとつのアルバムを作り上げることができるほど優れたプロデュース能力を持っている。以前は、フィーチャリングで名を知らせたが、今は全てのアーティストがフィーチャリングしてほしいと思うアーティストになった。単純な“歌手”を超え、アーティストと呼びたくなるZion.T。時間が過ぎても着実に愛される彼の楽曲をこれからもずっと聴きたい。


◆Eric Nam

心も声も優しいEric Nam。

Eric Namは歌手になる前まで“よい影響”を与える人になりたいと思ったという。歌手になる前、南米でボランティア活動をし、今も絶えず良い歌で人々の心を温かくしてくれる。Eric Namは優しい心だけでなく、声まで優しいため、MBC「偉大な誕生」が発掘した才能が“ハチミツ(甘い)ボイス”として知られるまでそれほど時間がかからなかった。

ボストンカレッジを卒業し、勉強もできる“オムチナ”(何でもできる完璧な息子)として認められ、皆の“鼓膜彼氏”になり、彼だけのヒーリングボイスを届けている。Eric Namはダンスでも優れた才能を見せた。4月に行われた単独コンサートでアイドルの歌をカバーし、隠されたダンスの実力を披露したのだ。一体できないことがあるのだろうかと思うほど頭からつま先まで完璧だ。Eric Namが公開する新しい歌も早く聴きたい。


◆CRUSH

チャートイーター(いつも音楽ランキングで1位を総なめにする人)、トゥユ(ペットの名前)パパ、CRUSH。

色々なあだ名を持つCRUSHだが、CRUSHを説明する時、チャートイーターほど適切な言葉はない。新しい音楽をリリースする度に音楽ランキングで1位を総なめにし、季節ごとに似合った楽曲を発売し、多くの人から愛されるからだ。Amoeba Cultureの末っ子としてデビューした時期も過ぎ、もう自身だけのスタイルと音楽で、人々と着実に音楽を共有するCRUSH。

音楽以外の分野でも様々な魅力を披露する。「モンッテリギ(ぼーっとする)大会」で1位になったり、MBC「全知的おせっかい視点」でマネージャーと阿吽の呼吸を見せることなどがそれだ。また、ペットのトゥユと一緒に撮ったセルフショットは「いいね!」を呼ぶ写真として有名だ。レコードを集めて聴くことが趣味になったというCRUSHは、最近発売するアルバムもアナログ的な雰囲気が漂う。様々な音楽を試みる彼をいつまでも応援したい。


◆チョン・セウン

可愛いポニョの意外な声、チョン・セウン。

Mnet「PRODUCE 101」シーズン2でアニメのキャラクター、ポニョに似た顔で深い印象を与えた参加者がいた。可愛い顔に意外な声を持ったSTARSHIPエンターテインメントのチョン・セウン。最終的に12位になり、惜しくもWanna Oneとしてはデビューできなかったが、ソロデビューし、本人の真価を余すところなく発揮した。発売した色々なアルバムを通じて作詞と作曲にも頭角を現わし、本人だけの声でリスナーに温かい真心を伝えてくれた。

チョン・セウンは、3月に発売したミニアルバム「±0」を通じて音楽的にも、本人自身も、より一層成熟した姿を見せた。また、このアルバムに米ビルボードのコラムニストであるジェフ・ベンジャミンが高い関心を示し、世界的に魅力的な声であることを証明した。チョン・セウンはアルバム活動の終了と共にミュージカル「グリース」の主人公に選ばれ、ダニー役を演じ、また違う姿をファンにみせた。


◆ポール・キム

私たちの心を慰めてくれるポール・キム。

ポール・キムは“鼓膜彼氏”と呼ばれ、各イベントやOST(劇中歌)、番組などからラブコールが絶えないアーティストだ。MBC「偉大な誕生3」に出演したことで名が知られ、2014年に正式デビューした。KBS 2TV「ユ・ヒヨルのスケッチブック」にゲストとして出演し、一声で多くの人を十分魅了し、発売する楽曲はいずれも音楽ランキングで上位を占めた。そんな彼は本人の歌で誰かを慰めることができると思うのは生意気だと言ったが、私たちはいつも彼の歌で慰められる。

特にポール・キムの歌「道」の歌詞の中で「誰か僕の気持ちを分かってくれ。こんな僕の気持ちを分かってくれ。頼れる所がほしい」という歌詞を聞いていると、私たちの心の拠り所はこの歌ではないかと思ってしまう。まるでポール・キムそのものがひとつのジャンルになったかのような彼の歌は、時間が経っても多くのファンのプレイリストから外されることなく、残るだろうと思われる。


◆ハ・ソンウン

雲の上を歩くような声、ハ・ソンウン。

Wanna One出身のハ・ソンウンは努力する天才のようだ。Mnet「PRODUCE101」シーズン2の放送序盤から実力が明らかになり始め、放送中、絶えず努力する姿を見せた。結局、トレーナーと人々の心を掴み、Wanna Oneとしてデビューすることに成功した。確かに生まれつき声がよいが、ハ・ソンウンは自慢せず、絶えず努力する人だろう。そんな彼の態度は、ソロアルバムでも輝いた。美声とハチミツ(甘い)ボイスで歌うことに止まらず、ソロアルバムのプロデュースにも参加し、できないことがない完璧な姿を見せた。

一度聴けば忘れられない特別な音色を持ったハ・ソンウンだが、歌だけでなく、ダンスも上手い。そのためか、すでにファンの間では歌やダンス、ルックスのどれも足りないところのない“バランスキャラクター”として有名だ。ソロアーティストの道を歩んでいるハ・ソンウンは、これから見せるところがもっと多いだろうと期待される。

記者 : チェ・アルム