「未成年」ヨム・ジョンア“キム・ユンソク監督の作品…シナリオをもらって一日で出演を決めた”

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写真=SHOWBOX、ARTIST COMPANY
女優ヨム・ジョンアがデビュー以来、最大の全盛期を迎えている。しかし、はっきりとしているのは、これは彼女にある日突然やってきたバブルのような人気ではないということだ。

彼女は映画「箪笥」のヒットを皮切りに「犯罪の再構成」「チョン・ウチ 時空道士」「明日へ」「完璧な他人」など、話題の映画に多数出演してきた。何より最近ではドラマ「SKYキャッスル」が多くの視聴者たちから愛され、第2の全盛期という好評が相次いでいる。

昨年末から今年の年明けに披露した「完璧な他人」と「SKYキャッスル」まで、スクリーンとテレビドラマを行き来しながら精力的に活動しているヨム・ジョンアは、ジャンルとキャラクターを選ばず、自身の信念と所信にしたがって演技活動をしてきている。昨年撮影を終えた映画「未成年」も自身がやりたいと思い、上手くできると思ったため選択したものだった。

ヨム・ジョンアは最近、ソウル八判洞(パルパンドン)のカフェで行われたインタビューで「今までたくさんやってきましたが、今後もやりたい役が本当に多いです。もう年をとって若い役はできませんが、もちろん今も待っています。自分がやりたいからと言ってできるわけでもありませんから」と話した。

また「昨年まで私が『女優たちが活躍する領域がなさすぎる』と言っていたのですが、状況が少しは変わったように思います。女優たちが出来ることも多くなったような気がしますし、私も『SKYキャッスル』の人気のおかげなのか、複数の作品からオファーをいただいています」と伝えた。

最近、韓国で公開された映画「未成年」は、平穏だった日常を揺さぶる嵐のような事件に直面した2つの家族の話を描いた。今年1月に公開された「ペンバン」以降、3ヶ月ぶりのスクリーン復帰作だ。

キム・ユンソクの初の長編映画演出作で関心を集めた「未成年」は、ヨム・ジョンアとキム・ソジン、500対2の競争率をくぐり抜けた新人女優のキム・ヘジュンとパク・セジンが異なる母娘のケミストリー(相手との相性)を生み出した。2つの家族に隠されていた秘密が明らかになった後、それぞれの方法で対応する大人と青少年の姿を多彩に描いた。

ヨム・ジョンアは、キム・ユンソクの演出デビュー作という点と、練り込まれたシナリオ、そしてヨンジュキャラクターに共感し「未成年」への出演を決心したという。この日、彼女は「シナリオをもらって一日で決めました。最初からキム・ユンソク監督の演出作ということを知ってから台本を読みましたし、読み終わってすぐに『やります』と事務所に電話をかけました。キム・ユンソク監督の作品と言われて嬉しかったです。何より私に一緒にやろうと言ってくれて嬉しかったです」とし、出演を決めた理由を明かした。

彼女は「実は私がいま全盛期かどうかは分からないです。選択を受ける立場ですが、それでも以前よりは選択の幅が広くなったようで嬉しいです」とはにかんだ。現在、彼女には多くのラブコールが殺到している。

ヨム・ジョンアは「キム・ユンソク先輩は俳優として、そして監督としての差が大きい」と打ち明けた。「キム・ユンソク先輩は、演出をするときと演技をするときがとても違います。実は俳優として私の前に立った時は、あまりにも演技が上手な先輩なので、驚きました(笑)。先輩と、映画『チョン・ウチ 時空道士』『犯罪の再構成』で共演したのですが、会って演技を合わせたのは今回が初めてです」と伝えた。

ヨム・ジョンアは、また「先輩が監督として演出する時、俳優たちの話を全部聞いてくださり、すごく優しかったです。しかし、演技をする時はきっぱりと冷たく演技します」と比較し、笑いを誘った。

彼女は「(元々俳優だから)先輩が細かく分かりやすく説明してくれました。本当に分かりやすかったです。監督が作品に入る前から『俳優の演技が重要な映画だ』と強調していました。なので自分がキャラクターを誤って理解し、演技が上手くできなかったらどうしようという不安もありましたが、撮影しながら細かく教えていただきありがたかったです。(先輩は)演技が上手なので、演出も上手なんだと思いました」とキム・ユンソクに対する称賛を惜しまなかった。

映画「未成年」でヨム・ジョンアは、高校生の娘ジュリ(キム・ヘジュン)の母親であり、夫デウォン(キム・ユンソク)の妻ヨンジュを演じた。デウォンはミヒ(キム・ソジン)と不倫関係だ。ジュリはミヒの娘ユナ(パク・セジン)と悪縁で結ばれる。

「ヨンジュが聖堂で初めて心を打ち明けるのですが、私はそのシーンを撮影しながらヨンジュというキャラクターを理解しました。ヨンジュが家庭を壊せるわけでもなく、我慢しなければならないんです。もっと大人らしい行動を探しますが、それにも関わらずミヒのせいにしたかったはずです。ミヒのところに行って『私はこんな大人だ』ということを見せたかったのだと思います」

ヨム・ジョンアは「この映画が未成年は何で、成年とは何なのかと考えさせられると思います。私も撮影しながら、どんな大人がいい大人なのかを考えました。ヨンジュはいい大人になるために努力する人だと思います。実際に私はどんな状況も客観的に見ようとしていますし、感情に振り回されないように努力しています。それが大人ではないかと思います。感情をコントロールできない人は、成長していないのだと思います。もちろん感情をコントロールするというのは難しいことですが、大人はそうするべきだと思います」と伝えた。

記者 : キム・ボラ