危険な香りがたまらない!?キム・ナムギルからキム・ジェウクまで…「ダークなセクシーさ」が滲み出るイケメン6人

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写真=各事務所

ブラックホールのように抜け出せない“黒いオーラ”を放つ俳優たちがいる。影がありダークな雰囲気。そしてその中から自然に滲み出るセクシーさは、彼らが持った最高の武器だと言える。危険ながらも甘い誘惑のようで、一度ハマッてしまったらなかなか抜け出せない魅力。そんな“退廃的な美しさ”を持ったスターたちをまとめてみた。


◆キム・ナムギル

2009年に韓国で放送されたMBCドラマ「善徳女王」と言えば頭に思い浮かんでくる人物、ピダム。俳優キム・ナムギルはこの人物を通じて自身を世に知らせた。特に、彼によく似合うひげと吸い込まれそうな眼差しは退廃的な雰囲気を演出したが、そんなイメージはすぐ“国民死亡者”というニックネームにつながった。出演する作品で彼が演じる人物はいずれも亡くなり、ファンを悲しませた。彼が自ら「もう死にたくない」と言ったほどだ。

それから彼は、望み通り映画「パイレーツ」とtvNドラマ「医心伝心~脈あり!恋あり?~」で明るく愉快な役を演じ、役者として様々な姿を見せてくれた。それだけでなく、2013年に設立された文化芸術NGO団体「キルストーリー」の代表として善行を重ねてきた。人生そのものがすばらしいキム・ナムギルは最近、SBSドラマ「熱血司祭」で血の気の多いカトリック司祭キム・ヘイル役に扮し、熱演した。


◆リュ・スンボム

真のボヘミアン、俳優リュ・スンボム。これから流行するトレンドを覗いてみるなら、リュ・スンボムに注目だ。いつも時代を先導するファッションでファンたちを驚かせる。リュ・スンボムのデビューは実兄で映画監督のリュ・スンワンから始まった。兄リュ・スンワンは、劇中でチンピラ役の役者を見つけることができず、悩んでいたところ、家で横になっている弟を見てそのまま連れて映画に出演させたというエピソードで有名だ。そのようにして発掘されたリュ・スンボムは俳優として着実にキャリアを重ね、今では韓国の映画界を代表する演技派俳優に成長した。

演技だけでなく、DJなど様々な分野で活動しており、特に優れたファッションセンスを誇っている。当時は多少難解と思われたスタイルが、いつも流行になった。流行を見抜くセンスは、未来を見る超能力があるのではと思わせるほどだ。


◆キム・ジェウク

彫刻のような顔に心地良い声の持ち主、俳優キム・ジェウク。2007年MBCドラマ「コーヒープリンス1号店」で流暢な日本語の実力と神秘的な雰囲気、そして何よりもハンサムなルックスで視聴者から注目を浴びたキム・ジェウク。劇中で短髪の男性俳優たちの中で、唯一長い髪を後ろでまとめた姿が強い印象を残した。

端正な雰囲気の俳優というイメージが強かった彼だが、その後OCNドラマ「ボイス」で殺人犯のモ・テグ、SBSドラマ「愛の温度」のロマンチックな代表、そしてOCNドラマ「客—ザ・ゲスト—」では司祭役まで、演じる役柄によってイメージチェンジを果たし、様々な魅力を見せてくれた。

さらにロックバンドWalrusのメンバーという意外な経歴まで持っており、まさに“魅力の塊”と言わざるを得ない。


◆ユ・アイン

戦慄が走る名演技、俳優ユ・アイン。映画「ベテラン」で「あっけないな~」という台詞でチョ・テオブームを巻き起こし、反抗的な姿を見せてくれたユ・アイン。彼の役作りは誰も真似できない。ユ・アインは2003年KBS 2TVドラマ「四捨五入」でデビューした長年の経歴を持つ俳優だ。

これまで重ねてきたキャリアで見せてくれる優れた表情演技は、イ・チャンドン監督の映画「バーニング」でも輝いた。この映画は、評論家の間で高く評価されると共に、オバマ前大統領が選んだ“今年の映画”としても作品性を認められた。この勢いでユ・アインは、米ニューヨークタイムズが選定した「The Best Actor Of 2018(2018年最高の俳優)」12人のうち、アジアの俳優として唯一選ばれた。

それだけでなく彼は最近、KBS 1TVバラエティ番組「トウルアイン 五方行く」のホストに挑戦し、観客と率直にコミュニケーションするなど、“人間ユ・アイン”の姿も見せている。


◆チュ・ジフン

韓国を代表するクールなイケメン俳優チュ・ジフン。モデル出身らしく、187cmの高身長と優れたファッションセンスまで、一言では表現できない魅力の持ち主だ。彼は2006年MBCドラマ「宮~Love in Palace~」の主演に抜擢され、一気にブレイクした。「宮~Love in Palace~」ではあまりにもイケメンだと絶賛され、人々を魅了した。あれから13年が経った今、さらに幅広い演技を披露し、韓国の映画界にはなくてはならない俳優になった。

“サンチョンマン俳優(出演した2本の映画が連続で観客1000万人を動員すること)”や“ホットな俳優”“信頼して見られる俳優”など、多数のニックネームを持っているチュ・ジフン。映画の台本は全てチュ・ジフンのもとに行くという噂まであるほどだ。何より非現実的なビジュアルであるためか、漫画を原作にした作品で見かけることが多い。「宮~Love in Palace~」、映画「神と共に」、Netflixオリジナルドラマ「キングダム」、そしてMBCドラマ「アイテム」まで。まさに漫画から飛び出してきたような彼のビジュアルが作品に生かされている。


◆イ・スヒョク

まるで人間に生まれ変わったヴァンパイア、俳優イ・スヒョク。白い肌とはっきりとした目鼻立ち、低音の声を持った彼は、見るだけでヴァンパイアを連想させる。このようなルックスのおかげでMBNドラマ「ヴァンパイア☆アイドル」とMBCドラマ「夜を歩く士<ソンビ>」の2本のドラマでヴァンパイアを演じることになり、まさにヴァンパイア専門俳優と言えるようになった。

しかし、彼が持っているイメージはこれだけではない。OCNドラマ「名もなき英雄<ヒーロー>」で近所のお兄さんのような親近感のある姿を見せたり、tvNドラマ「ナイショの恋していいですか!?」では素敵な本部長役としてカッコいいビジネスマンの姿を見せた。

俳優より先にモデルとしてデビューしたイ・スヒョクは、184cmの長身と完璧なプロポーションで、彼が歩けばどこでもランウェイになってしまうほどだ。モデル出身らしく自身のSNSに投稿する私服ファッションでも注目を集めている。現在イ・スヒョクは社会服務要員として国防の義務を果たしており、ファンたちは彼の除隊を心待ちにしている。

記者 : チョン・イェリ、チョン・ミナ