ハン・ソッキュ&ソル・ギョング主演映画「悪の偶像」コメンタリー映像公開…シナリオを読んだ感想は(動画あり)

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写真=CGVアートハウス
サスペンススリラー映画「悪の偶像」(監督:イ・スジン、配給:CGVアートハウス)が、撮影現場の熱気を盛り込んだコメンタリー映像を公開した。

息子のトラブルで政治人生最悪の危機に瀕した男と、命のような息子が死んで真実を追究する父親、そして事件当日の秘密を秘めたまま消えた女性まで、彼らが盲目的に守りたかった残酷な真実の物語を描いた映画「悪の偶像」が、コメンタリー映像を公開した。

公開された映像は、映画「悪の偶像」のはじまりを教えながらスタートする。イ・スジン監督は個人の夢や信念が盲目的に変わると、それはまた偶像であるという考えで、「悪の偶像」を始めることになったと発表した。

また、初めてシナリオを読んだ俳優たちの感想も伝えた。「シナリオを読んだ瞬間、核心を突かれたようだった」と語るハン・ソッキュと、「鼓動が速くなった」と話すソル・ギョングまで、イ・スジン監督が13年前から構想していた「悪の偶像」の強烈なストーリーは、韓国のトップ俳優たちを瞬時にとらえた。

ここでイ・スジン監督と前作「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」を一緒に手がけた映画界の宝石のような女優チョン・ウヒが加わり、3人の爆発的な演技シナジー(相乗効果)が、物語に生命力を吹き込んだ。今まで見たことのない最強なキャスティングラインナップを完成した彼らは、「刺激を与えてくれる仲間の俳優たちが大切だが、そのような点において(ソル・ギョング、チョン・ウヒは)良かった」(ハン・ソッキュ)、「ハン・ソッキュは、細くて柔軟な長い針のようである。いつの間にか奥深くに入っている」(イ・スジン監督)、「ソル・ギョングは、リングの上に上がるため毒気を吐き出している選手だ。本気で演技する俳優」(イ・スジン監督)、「“リョンファ”は、まさにチョン・ウヒだった」(ソル・ギョング)と、お互いに向けた称賛を惜しまなかった。

俳優たちが口をそろえて「執拗さを持っている」と言うイ・スジン監督の演出は、シナリオの魅力に息を吹き込んだ。ハン・ソッキュが、「嫉妬するほど、本当にまともな目を持っている」と絶賛を惜しまなかったイ・スジン監督は、リアリティを最大限に活かして撮影したことを伝えて、技巧ではなく、ひたすらに重々しいストーリーと画面で勝負に出ることを明らかにした。また、人物の感情の動きをきめ細かく捉えた映画「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」で、観客はもちろん、世界有数の映画祭を捕らえた彼らしく、今回も緻密で鋭い演出力を発揮し、サスペンスを築いてゆく。初めてシナリオを読んでストーリーに惚れ込んだ感想から、ひどいほど几帳面なイ・スジン監督と一緒に作業した俳優たちの感想はもちろん、“俳優たちの偶像”と呼ばれる3人の俳優と一緒に作業したイ・スジン監督が語る映画の説明にいたるまで、公開された映像は「悪の偶像」のはじまりと進行過程のすべてを淡々と盛り込んだ。

「悪の偶像」は韓国で3月に公開予定である。

記者 : シン・ソウォン