“EXIDの弟分”TREI「先輩たちの迷惑にならないよう努力します」

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先月19日、1stミニアルバム「BORN ; 本」を発表し、音楽界に挑戦状を突きつけたグループTREI。アルバムを発表する前、ソウル中林洞(チュンリムドン)の10asiaを訪れた彼らに、デビューの感想を尋ねると、興奮した表情で「ドキドキして震えます」と答えた。

グループEXIDが所属するバナナカルチャーエンターテインメントから初めてデビューするボーイズグループのTREIは、イ・ジェジュン、キム・ジュンテ、チェ・チャンヒョンの3人組。イ・ジェジュンとチェ・チャンヒョンは所属事務所の練習生時代、JTBCのオーディションサバイバル番組「MIX NINE」に出演し、顔を知らせた。2人は2017年8月、デジタルシングル「UP」を発表した。その後、個性のある声を持つキム・ジュンテを迎え入れ、3人組でチームを構成した。

「チーム名はルーマニア語で数字の3を意味します。3は集団を成す最小限の数です。アルバムのタイトルで『生まれる』という『BORN』を使ったのは、3人でTREIというチームに生まれ変わったという意味です」(イ・ジェジュン)

全てのメンバーが作詞・作曲・プロデュース能力を備えている。デビューアルバムに収録された全曲を作詞・作曲した。ニューアルバムにはタイトル曲「遠くなる」をはじめ、「お嬢さん」「抱きしめて」「くらくらする」「君の夜」など5曲が収録された。

計画を立ててデビューアルバムに収録する曲を作ったわけではない。毎日練習室で曲作りをし、所属事務所の代表でプロデューサーであるシンサドンホレンイとコラボで曲が完成したという。

リーダーのイ・ジェジュンは「ニューアルバムに収録する目的で曲を作ったのではなく、随時曲作業を行ってきました」と明らかにした。チェ・チャンヒョンもやはり「編曲作業の時はシンサドンホレンイ兄さんが足りない部分を補ってくれました。自然に勉強するように学びながら音楽作業をしました。その過程が非常に興味深く、ワクワクしました」とつけ加えた。

全ての曲をタイトル曲のように念入りに作ったが、決まった曲は「遠くなる」だった。ファンクジャンルが加味されたポップダンス曲で、歌詞には別れの心境を盛り込んだ。

TREIは「曲を僕たちが直接作るので、メンバーたちの長所を生かせます」と強調した。特に長所をしっかりと生かした曲として「抱きしめて」をあげた。

「『抱きしめて』は遊びながら完成した曲です。楽しくいろんな話をしながら作りました。その過程が本当に面白かったし、完成した曲にも満足しています。何よりも僕たち3人のそれぞれ違うカラーがよく現れていると思います」(チェ・チャンヒョン)

正式デビュー前、「MIX NINE」への出演とデジタルシングル発表まで経験を積んだTREIは「昨年『2018 KOREA MUSIC FESTIVAL』に出演する機会を得ました。ステージの上で多くのことに気づきました。おかげで正式デビューを準備しながら最善を尽くすことができました」と力を込めて語った。

「カメラを探すことから視線など、全体的に僕たちがたくさん足りない部分があることを悟りました。他の歌手の公演を見ながら感嘆したんです。あの時を思い浮かべながら、もっと賢く、細かく準備をしなければならないと決心しました。何一つ雑にせずに、気を使わなければならないんです」(イ・ジェジュン)

何よりも彼らは早くから“EXIDの弟グループ”として注目された。3人全員が「肩の荷が重いです」と打ち明けた。メンバーたちは「先輩たちが苦労して成し遂げたEXIDという名前を貸してくれたのだと考えています。迷惑をかけないように努力します。僕たちも一生懸命頑張って先輩たちのようになりたいです」と明らかにした。

「EXIDの先輩たちが、メンバーたちと仲良く過ごすのが一番重要だと言ってくれました」(キム・ジュンテ)

「ジュンテはEXIDのLE先輩と音楽作業を一緒にしながら音楽についてアドバイスをたくさんもらったし、僕にはリーダーとしてどのようにチームをうまく導くべきかについて教えてくれました。チームワークが良ければ、長い間幸せに音楽ができると思います。そのため、メンバーと頻繁に対話を交わしながら、コミュニケーションを図っています」(イ・ジェジュン)

人数が多いボーイズグループが多い中、TREIは3人組で差別化を図った。イ・ジェジュンは「3人だからこそ責任感が大きく、ステージを満たすためにもっと一生懸命頑張っています。お互いの話をよく聞けるというのが長所です」だと明らかにした。

TREIは3人組グループの消防車とソテジワアイドゥルに触れ、「パフォーマンスに長けているチームになりたいです。僕たちを見た人たちに『すばらしい』と感嘆してほしいです」と力を込めて話した。

目標はさらに多くの人にTREIを知らせることだ。キム・ジュンテは「たくさんの人々に僕たちの音楽を聞いてもらいたいです。僕たちもこれから多様な音楽を発表するグループになるのが目標です」と強調した。

イ・ジェジュンは「過去チャンヒョンと2人でヒップホップジャンルの歌を出した時、僕たちを応援してくれた男性ファンがいましたが、今はそのファンの気持ちが離れてしまったようです。今回の活動を通じて再び戻ってきてもらえるようにしたいです」と明るく笑った。

「僕たちの音楽を聞いて、多くの人たちに共感してほしいです。また、次のアルバムが出る時、『TREIがたくさん成長したな』と感じてもらうことができるように頑張ります」(チェ・チャンヒョン)

記者 : キム・ハジン、翻訳 : 浅野わかな、写真 : イ・スンヒョン