“イガリメイク”で有名なイガリシノブ、新作のアイデアの源は韓国女子からも「オルチャンメイクも韓国コスメも自分が好きなように…」

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「イガリメイク」で有名な、イガリシノブのブランド「WHOMEE」新作発表会が2月4日(月)に原宿で開催された。新作発表会のトークショーには、以前から交流があったという韓国でも大人気のYouTuber「会社員A」も登場。

韓国メイクを参考にしているという彼女に、日本と韓国メイク事情、自分に似合うコスメの見つけ方について聞いた。



韓国コスメ・オルチャンメイクを取り入れていくコツは?

――イガリさんが思う日本と韓国のコスメ事情の違いはありますか?

イガリ:日本人の肌は黄色、韓国人の肌はピンクが強いから、基本的には色味の作り方が全然違うなと思っています。でも、それが違うから韓国コスメが合わないとかではなくて、意外と相思相愛みたいに合っている部分もあるんです。黄色味のある人はピンクの肌の人に使う白味のものを使うと、違う色味に見えて可愛らしさが出てくるし、それは逆も言えるし。それをミックスして使うのも凄いありですよね。韓国のコスメは日本のコスメとは違ったテクスチャーがあるので、日本と韓国のアイテムをミックスすることでも深みが出たりしますね。

――韓国コスメの魅力は何ですか?

イガリ:その韓国コスメは分かりやすいですね。「つけてこうなりたい」っていうのと、「つけてこうなれた」っていうのがけっこう比例しているから、凄い好きです。あとキラキラ具合、ラメの使い方とか上手だなと思います。

――韓国コスメをうまく使うコツはありますか?

イガリ:韓国コスメと日本のプチプラコスメは色味の作り方がちょっと違うので、オルチャンメイクとか「韓国の女の子みたいになりたい!」「完全に今日は韓国ベースで行きたい!」みたいな時は、やっぱり韓国のコスメを使ったほうが良いし、そういう時に色味を加える意味で日本コスメを使うのも良いかなと思っています。

――韓国コスメは種類が多く、どれを使っていいか迷いますよね。

イガリ:私は好きなブランドで決めてもいいと思います。種類が多いので、「イニスフリーが好き」「3CEが好き」とか、そういう風にブランドから入っても良いと思います。あとやっぱり肌の綺麗さに特化しているのは韓国コスメの方が強いので、白味の強いものやクッションファンデは韓国のものを取り入れてもいいんじゃないかなと思います。

――日本人だと、どうしても肌に合わなかったり、浮いちゃうこともあると思いますが……。

イガリ:うんうん、でもそれで良いんじゃない! パキパキに乾燥して浮いてるのはダメだけど、若い子だったらそれが可愛いかったりするから! 私達だったら……(笑)。それでも、やっぱり白味が浮いてきたりもすると思うけど、メイクに自分の顔がどんどん合ってくるんです。そうすると、次のステップへ行けるから、全然いいと思います!

――上手に“オルチャンメイク”を取り入れていくコツはありますか?

イガリ:今ノーマスカラが流行ってきているけど、韓国の方がハイファッションの流行をすんなり吸収する力がある。日本はノーマスカラとかノーアイラインとかまだ浸透していないですが、韓国はちゃんと流行っているものとして、取り入れているじゃないですか。だから「それ!」というテーマを決めて、徹底してやっていけばいいと思います。

――以前出演された「情熱大陸」でも、“自分がその顔に寄っていく”と仰ってましたよね。

イガリ:そう、寄っていくんですよね。そしたら次のステップにいける。そうすると、最後には、そのマインドのままの“すっぴん”になれるという連動が起こると思います。


「K-POPアイドルのメイクは凹凸感が凄いキレイに出てる」

――最近の韓国では、どんなメイクが流行っていますか?

イガリ:私もノーマスカラ・ノーアイラインが大好きなんですが、韓国にもそういう風にメイクしている人がたくさんいました。上下を色で囲い目するとか、上下を違う色で囲うと、顔本来の姿がそのまま出るので私はすごい好きです。日本でもアイラインをそんな感じで挑戦していけば良いなと思っています。

――日本はまだまだ濃いアイラインが主流ですか?

イガリ:私は雑誌とかでも、囲い目を黒とかネイビーじゃなくて、カラーを取り入れたりしてます。囲い目というと、昔の黒でガッツリ入れるイメージが強すぎるんですけど、最近はそれがいいというわけでもなくて……。

――韓国はカラーをうまく使って囲い目している感じでしょうか?

イガリ:そう! 上手なんです! マスカラもアイラインも抜いているから、黒の邪魔な感じがなくて、色味がそのまま出てます。そうすると、肌もきれいに見えてきて……そうやって連動してくるんですよね。韓国は海外のお洒落なやつを、そのままちゃんと取り入れている。

でも、今流行りのストレートな眉毛とかも韓国発信かなと思いきや、実は日本で先に流行ったものが韓国でも流行っていて、だから流行りものも結構ミックスされていると思うんですよ。日本と韓国のいいところを上手く融合させていければいいんじゃないかなと思います。

――韓国のスキンケア事情はどうですか?

イガリ:日本人は表面から取り入れて、何とかしようとするけど、韓国の人たちはエステに行ったりとか、内面から上手に取り入れてますよね。内臓とかのバランスも関係あるから見習うべきだと思うんです。日本人はどうしても目力とか、色物のほうに注目しちゃうんだけど、やっぱり素肌が綺麗じゃないと色物もキレイに出てこないから、スキンケアも大事ですよね。

――今日本ではK-POPも流行ってますが、K-POPアイドルのメイクで参考にしている部分はありますか?

イガリ:全般的に顔の作り方が上手というか、メイクが目立つよりもその本人の顔立ちが目立ってくるから、なんか見ちゃう。リップも色よりもぷっくり具合とか見ちゃいます。凹凸感とかが凄いキレイに出てる。その顔の個性が出るみたいな感じがいいなと思いますね。韓国メイクの方が垢抜けるんですよね、意外と日本のメイクは潰されているなと思ったりします(笑)。


韓国人気YouTuberとコラボも「メイクの面白さをちゃんと伝えている」

――韓国人気YouTuberの「会社員A」さんのYouTubeに出演されていましたが、反響はいかがでしたか?

イガリ:私のことを知らなかった人たちから「会社員AちゃんのYouTubeで知りました」という反応が多かったです。おしゃれに興味は持っているけど、雑誌も買わないし、テレビも見ないけど、YouTubeは見ているという人が多くて。そういう反響はありました。

――イガリさんから見た会社員Aさんの魅力は?

イガリ:商品に関しても超知っているし、もうなんかマニアックと知識の高さがミックスされていて……もう本当に凄い! 私はマニアックでもなくて、知識が高いわけでもなく、もう全部感覚みたいな感じでやっているから、なんかもうついていけないですよね!(笑)

――会社員Aさんのメイクで良いなと思うところは?

イガリ:会社員Aちゃんは、やっぱり面白い。私はプロだからプロの視点で、光とか何とか言って変な理論とかも入ってきちゃうんだけど、AちゃんはYouTube見ていても分かりやすい。Aちゃん自身の素も出しているから、面白さがちゃんと伝わってくる。女の子のメイクって義務みたいになっている部分があるけど、メイクの面白さをちゃんと伝えてくれているなと思います。

――会社員Aさんとは、以前から交流があったのですか?

イガリ:知り合う前から、こういう方がYouTubeに出ているよって聞いたことはありました。そこから、私も 「WHOMEEというブランドを出します」みたいな感じで、やり取りはしていました。

――新作発表会のトークショーにも会社員Aさんが出演されますね。

イガリ:今日はAちゃんに韓国の流行りを取り入れた自分のメイクと私服で来てもらって、韓国で流行っているものとか、この商品をどんな風に取り入れたらAちゃんらしくなるとか、Aちゃん一色でいこうと思っています。

――メイクってマンネリ化しがちで、これまでのメイクと変えるのは勇気がいる人も多いと思うのですが、何かアドバイスはありますか?

イガリ:アイラインやめられないって言う人は、あとはアイラインやめる努力だけだから!(笑) そうすると次に行けます。アイラインしていないほうが顔は可愛いですからね! 顔がふっくらして、本人の顔が出てきて、メイクに潰されないから。外したほうが可愛いですよ!(笑)

――ノーマスカラには、どう挑戦したら良いですか?

イガリ:実は今回の新作で、マスカラをやめられない人たち用に、黒の繊維が入っている透明マスカラを出したんです。毛は増えるけど、マスカラの存在感が出ないっていう。重くなりがちな黒にメイクが潰されないように作りました。もちろん眉毛にも使えます! このアイテムは、来てくれた方々も、「さすが!」と言ってもらえました。


新作のアイデアの源は韓国女子からも!

――今回の新作で他にオススメはありますか?

イガリ:韓国に行った時、「コーラルピンク」が流行っていて、ピンクって凄い重要なんだけど、私たち日本人の顔は黄色味があるのでピンクを使うのはけっこう難しいんです。だから今回はピンクをうまく使えるようになるためのパレットを作りました! パレットの中でピンクを小さくしちゃうと、ピンクを懸念して、茶色とか無難なカラーを使っちゃうので、「ピンクを頑張って減らしてよ!」と言うメッセージを込めて、ピンクを大きめにしています。

あとは、マットのリップですね。目元のピンクはキラキラも入っているので、目に対してリップは抑える感じでマットな感じで作りました。

――メイクの幅が広がりそうですね。

イガリ:そうそう。メイクのステップを皆に上げてもらうということが私達の目標です。自分の顔って一個しかないし、いきなりステップを上げるのは難しいので、だから前回は眉毛で、今回はピンクっていうテーマ。ピンクを習得して! という思いを込めて(笑)。

――新作を作るときに、どういうテーマで作っていますか?

イガリ:ざっくりです。次は眉毛でいこう! とか、次はピンクのアイシャドウじゃない? みたいな(笑)。

――韓国のコスメやメイクも参考にしますか?

イガリ:今回も韓国に行って、「コーラルピンク」の印象が大きかったです。でも、日本人はピンクを上手く使いづらいから、「それをうまく使わせてあげたいな~、あ、眉毛の次にいいのかも」と思って作りました。

――次に出る商品は、決まっていますか?

イガリ:次は、お茶目な可愛い限定ものが出る予定です。まだ詳細は決まってないのですが、ストックもたくさんあります。

――最後にメイクを頑張る人たちへ、メッセージをください。

イガリ:基本的には、いきなりメイクはうまくならないので、ステップを踏む必要があるし、失敗する必要もあるし、友達とか彼氏にディスられたり、意見をもらったりする必要もあります(笑)。でもそうやって一歩一歩進んでいけば、自分の顔に慣れてきて、また次に進めるし、ちゃんと自分の顔に見慣れることがすごい大事。メイクして「こういう顔になれる」じゃなくて、マインドとすっぴんが並行していくことでステップアップして、自分の顔とうまく付き合っていけると思います。

基本的には、自分の顔はこの顔しかないので、とりあえず自分の顔を成長させることを目標に頑張ってほしいなと思います。やっていけば、どんどん顔も変わっていくので。芸能人も最初から可愛いわけではなくて、どんどんキレイになっていくから。そういう風に育てていけるので、皆さんも自分の顔を育てていってください!

■新作情報
「WHOMEE」
アイシャドウパレット、マットリップクレヨンほか全17品
2019年3月22日(金)発売

「WHOMEE」公式サイト:https://whomee.jp/

■イガリシノブ プロフィール
多数の女性誌に連載を持ち、流行メイクの請負人と言われる、人気のヘア&メイクアップアーティスト。自身のブランド「WHOMEE」のクリエイティブディレクターを務める。

記者 : Kstyle編集部