『サイバー・ミッション』ハンギョンが語る山下智久との共通点「2人とも小さな頃からダンスや演技の訓練を受けてきて…」

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ハンギョン、リディアン・ヴォーン、リー・ユエン、山下智久らアジアスターが集結し、映画『サイバー・ミッション』が現在大ヒット上映中。公開初日となった1月25日には、ハンギョンと山下2人による舞台挨拶も行われた。

能力を善良な行為に使う“ホワイトハッカー”と、システムへの侵入や攻撃を行う“ブラックハッカー”の戦いを描いた本作。ハンギョンは、オタク系プログラマーでホワイトハッカーのハオミンを演じた。

10年ぶりの来日となったハンギョンにインタビューを敢行。激しいアクションシーンで苦労した点や、山下と語り合った内容など話を聞いた。

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激しいアクションシーンに「実は母から…」

――本作はハラハラする心理戦や激しいアクションなど見所が満載ですが、ハンギョンさんが一番印象に残っているシーンはどこですか?

ハンギョン:今までたくさんアクションをやってきましたが、今回のアクションが最も危険でした。高いビルから飛び降りたり、走行中の電車の外を走ったり、銃も使いました。山下(智久)さんを追うシーンではものすごく狭い場所で撮影したり、初めての経験が多かったです。ビルから飛び降りるシーンでは、実は母が現場に見学に来ていたんです。撮影を見た母には「もうこんな危ないことをしないで」と泣かれてしまいました。

――なんと……。でもそうですよね、自分の大切な息子が危険なアクションをしていたら心配になってしまうと思います。

ハンギョン:そうなんです。それで母は撮影を最後まで見ていられず、途中でどこかに行ってしまいました。その後に一緒にショッピングに行って服を買ってあげるつもりだったんですが、「そんなのいいわ。あなたは仕事が大変だから」と言っていました。

――そんな激しいアクションシーンですが、現場ではどの様に進めていったのですか? 当日急に「やってください」と言われることもあるんでしょうか?

ハンギョン:当日の状況を見て「こうしなさい」と言われることもありましたし、ビルから飛び降りるシーンは前日リハーサルをしました。私はもともとダンスをやっていて、中国武術を学んだこともあります。アクションはもともと好きだし、体を動かす事は得意と言ってもいいかもしれません。ただ危険なシーンを撮るには準備が必要でしたし、僕が演じた「ハオミン」はオタクでハッカーという役柄だったので、「ハオミンはプロじゃないよ」という役作りをしつつ、安全を第一に考えていました。

――ハンギョンさんをはじめ、アジアのスターが勢揃いした作品ですから何かあったら大変ですものね。

ハンギョン:撮影現場にはいろいろな国の人たちがいたので、コミュニケーションは英語が多かったです。もっぱら話題の中心は「どうしたら安全に撮影することができるか」。よく飛び交っていたフレーズは「大丈夫?」でした(笑)。

――ハオミンは超一流のハッカーですが、ごく普通の青年でもあります。演じる上で気をつけたことは何ですか?

ハンギョン:僕自身ゲームがすごく好きなので、ゲーム好きというところを前面に出すようにしました。僕も自宅にいる時はゲームをしたり、映画を見たり、ガンダムのフィギュアを作ったりしているので。そういう意味では僕の素の部分が出ているとも言えますね。ただ、僕はハオミンの様にITに詳しくはないので、もしトラブルがあったら専門家に聞きますよ(笑)。
 

山下智久との共通点「2人とも小さな頃から…」

――共演の山下さんとは年齢も近いですね。一緒にバーやジムに行ったそうですが、どんなお話をしたのですか?

ハンギョン:山下さんとは結構共通点があったので、これまでの活動についてや、これからの目標など色々な話をしました。2人とも小さな頃からダンスや演技の訓練を受けてきたので、彼も僕も自分に厳しいんです。

――お2人共、グループで活動をされていて、今はお一人で俳優や歌手活動をしているという部分も似ていますよね。昔と今、芸能活動に関する心境の変化はありますか?

ハンギョン:そうですね。アーティストとして自分に対する要求がどんどん高くなっています。今後自分が何をしていきたいかは明確に分かっていて、俳優という職業に専念していきたいと思っています。俳優という仕事が何よりも好きなので。

後は、今僕が興味をもっている人材育成に関する夢を話したりもしました。日本や韓国には、エンターテインメントの世界で活躍出来る人を育てるシステムがありますが、アジアにはそういったものがまだ整っていない国もあります。なので、様々な国でいろいろな技術を身につけるマルチタレントを育成することができたらと思っています。

――素晴らしい夢ですね。今後の活躍を楽しみにしております! ちなみに、映画『サイバー・ミッション』のイベントにジェジュンさんが友人として駆けつけましたが、映画の感想は聞きましたか? 久しぶりにお会いしていかがでしたか?

ハンギョン:まだ見てないんじゃないかな?(笑)ちょうど昨日ジェジュンが来てくれたイベントだったんですが、彼はまだ映画を観ていなかったのに応援に駆けつけてくれて、本当に嬉しかったです。今はもう観たのか感想を聞いてみたいと思います。

――最後に日本のファンへのメッセージをお願いします。

ハンギョン:今回は10年ぶりに来ることができましたが、日本がますます好きになりました。食事も好きですし、ファンの方々の情熱的な気持ちが、すごく好きです。イベントで久しぶりに近い距離で交流できたのも楽しかったです。最近は日本の方との仕事も多くて、滝田洋二郎監督と、『聞煙(原題)』という作品でご一緒しました。『おくりびと』のスタッフを連れてきていただいて、中国で撮影した中国映画です。今後は音楽活動でも、映画でも、たくさんの作品を日本のファンの皆さんに見ていただきたいです。

取材:中村梢 / 撮影:前手秀紀

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■作品情報
映画『サイバー・ミッション』
2019年1月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

出演:ハンギョン、リディアン・ヴォーン、リー・ユエン、山下智久
監督:リー・ハイロン アクション監督:ニコラス・パウエル

2018年 / 99分/ 中国・香港/ シネスコ/ 5.1ch / 翻訳者:岡田理枝/ 配給:プレシディオ / 提供:プレシディオ、VAP
(C)2018 SIRENS PRODUCTIONS LIMITED BONA ENTERTAINMENT COMPANY LIMITED MORGAN & CHAN FILMS LIMITED

■関連サイト
公式HP:https://cyber-mission.net/

記者 : Kstyle編集部