「キングダム」ペ・ドゥナ、演技力論争について言及“悔しくない”

MYDAILY |

写真=Netflix
女優ペ・ドゥナが「キングダム」の演技力論争について率直に伝えた。

ペ・ドゥナは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区八判洞(パルパンドン)にあるカフェで、ラウンドインタビューを行った。新作「キングダム」のインタビューで、20人の取材陣が集まって熱い関心を証明した。

「キングダム」は、世界的なインターネットエンターテインメントサービス企業Netflixが制作した、韓国初のオリジナルシリーズドラマだ。映画「トンネル」のキム・ソンフン監督とドラマ「シグナル」のキム・ウニ脚本家の出会い、そしてチュ・ジフン、ペ・ドゥナ、リュ・スンリョンの共演で韓国ファンの間ではすでに最も期待されるシリーズとして浮上した。それだけではなく、異例にシーズン1を公開する前にシーズン2の制作を確定し、話題を集めた。

死んだ王が蘇ったために、反逆者に追い込まれた皇太子イ・チャン(チュ・ジフン)が向かった朝鮮の果て、そこで飢えに飢えた末に怪物になってしまった人々の秘密を暴くことで始まるミステリースリラーだ。

ペ・ドゥナは今回の作品でデビュー以来、初めて時代劇に挑戦して関心を集めた。彼女は劇中、医女ソビ役で熱演した。ソビは愛するチユルホンの同僚たちが怪物になる阿鼻叫喚の状況で生き残った唯一の目撃者であり生存者で、苦難を乗り越えるために奮闘する。

しかしペ・ドゥナは公開以来、意図せず演技力論争の主人公になった。時代劇の台詞のトーンをめぐって韓国ファンの間で意見が分かれたのだ。

これについてペ・ドゥナは「韓国の観客の方々が不自然と感じたらどうしようかと、最初から心配していた。私がそれを乗り越えるのか、それとも諦めるのか悩んでいた。『長く演技するなら、挑戦してみよう』という覚悟で出演を決めた」とクールな態度を見せた。
続いて彼女は「ソビの過去が正確には出ないけれど、私は孤児出身だと知ってる。私の声が低音だから韓国の方々が慣れている時代劇のトーンで言うと、大王大妃のように聞こえる」と話した。

ペ・ドゥナは「この子が両班(ヤンバン:朝鮮時代の貴族)と何回話してみただろう、両班と話したことはあるだろうかという疑問が生じた。結局は時代劇のトーンを諦めて、不自然に両班のトーンで話すことに決めた。映画『トンネル』で深い信頼を感じたキム・ソンフン監督も同じ意見だった」と、深く悩んだことを明らかにした。

彼女は「論争に悔しいと思わなかった。元々、私の演技は好き嫌いが激しいと思っていたから。好きな監督や観客がいたら、嫌いな方々もいるのが当たり前だろう。演技は個人の好みだから」と伝えた。

続いてペ・ドゥナは「私の人生のモットーは、賞賛や非難に動揺しないことだ。『キングダム』に挑戦した私自身が誇らしく感じられる一方、演技力論争が起こって『そう、あなたも経験してみないと』と思った。最近、心が楽になった」と、笑顔を見せた。

記者 : キム・ナラ