「魔性<マソン>の喜び」チェ・ジニョク“日本に来た時はすき焼きとパフェが定番コースです”

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OCNの大ヒットドラマ「愛の迷宮-トンネル-」のチェ・ジニョク主演のラブコメディ「魔性<マソン>の喜び(原題)」が、1月24日(木)よりCS衛星劇場で日本初放送されることが決定した。

本作は、韓国のケーブルチャンネルDramaxとMBNにて、今年の9月から10月にかけて放送されたドラマで、毎日記憶を失う男と地に落ちた元トップスターとの恋を描いたラブコメディ。韓国だけでなく同時放送された台湾でも話題となり、600万回に迫る再生回数を突破し、2018年上半期に放送された韓国ドラマの最高記録を更新した。

今回、日本初放送を記念して、チェ・ジニョクにインタビューを実施。作品の見どころや裏話から好きな女性のタイプまで、率直に語ってくれた。

――「魔性<マソン>の喜び(原題)」クランクアップ後、現在、新ドラマ「皇后の品格」の撮影で忙しく過ごされていらっしゃいますが、近況について教えてください。

チェ・ジニョク:「魔性<マソン>の喜び」の撮影が終わって、今1ヶ月ほど経ったのですが、その後すぐに新ドラマ「皇后の品格」の撮影に入ったため、髪を切ったりと新ドラマの役柄に没頭するためにたくさん努力をしている最中です。最近すごく寒くなってきたので、不安でいっぱいですね(笑)。

――衛星劇場にてチェ・ジニョクさんが出演されたドラマ「愛の迷宮-トンネル-」に続き、「魔性<マソン>の喜び」が1月よりスタートします。今作が、日本で放送される感想とドラマの内容について教えてください。

チェ・ジニョク:まず、僕が出演したドラマを日本の皆さんにご覧いただけることにすごく感謝しています。「愛の迷宮-トンネル-」も多くの方に楽しんでいただけたと聞き、すごく嬉しかったですね。そして「魔性<マソン>の喜び」も、日本の皆さんが心ときめくような面白いドラマなので、気に入っていただけるのではないかなぁと思います。

――今作に出演された理由やきっかけは?

チェ・ジニョク:僕は男ですがラブコメディが好きで、そういったシーンを一度演じてみたかったんですよ。それから、コン・マソンは、珍しい病気を患いながらも、多くの魅力を持ったキャラクターなので、多彩な姿を表現できると思ったんです。ヒロインと出会い、キザなセリフを言ったりもするのですが、僕にはそれがすごく新鮮で、うまく演じられるのではないかと感じ、撮影がスタートするまですごく待ち遠しかったですね。

――チェ・ジニョクさんが演じられたコン・マソンはどんな人物ですか?

チェ・ジニョク:すごく独特な設定なのですが、コン・マソンは前日の出来事をすべて忘れてしまう記憶障がいを患っていて、毎日の終わりに日記を書き、次の日目覚めたらその日記を熟読して覚えるんです。元々ロマンチストな性格だったのですが、3年前に起きた謎の事故によって変化していく……という役柄ですね。胸が締め付けられるような可哀想な主人公、悲恋の主人公と感じる反面、コミカルで明るい一面もあるなど、とても多彩な魅力を持った人物です。


自身の恋愛スタイルは?「自分を犠牲にしてでも尽くす」

――マソンはある事故により、寝て起きたら前日の記憶を失う記憶障がいを患っていますが、役柄を作り上げるために、参考にされた作品や人物はいますか?

チェ・ジニョク:僕はどの作品に臨む時も、別の作品からヒントを得ようとすることはなく、自分が初めて台本を読んだ時に感じたものをそのまま表現するタイプなんです。その感情をさらに細かく分析することはあっても、役柄を演じるにあたり、別の作品を参考にしたことはありませんね。

――「愛の迷宮-トンネル-」で演じられた熱血刑事パク・グァンホもまだ記憶に新しいのですが、前作との役柄とはまた異なる魅力を持った頭脳明晰なイケメン、コン・マソン役を演じるために、外見や内面でこだわった部分はありますか?

チェ・ジニョク:外見にあまりこだわらず、ただスタイリストさんが準備してくれた衣装を着ていたんですよ。でも今回のマソンの場合は、スーツも30着ほどオーダーメイドで仕立てたり、髪型もカッコよく見えるように気を使うなど、パク・グァンホの時とはかなり違いました。グァンホは熱血刑事、マソンはロマンチストと、性格自体もかなり異なりますからね。前作の「愛の迷宮-トンネル-」のパク・グァンホは義理堅く、頭よりも体が先に動く人物でした。

――前日のことを忘れないために、日記を書くのが習慣になっているマソンですが、チェ・ジニョクさんご自身が欠かさずやっている習慣はありますか?

チェ・ジニョク:う~ん……。習慣と言えることは特にないですね。ただ、1人で考え事をする時間は多いかな?

――気難しい性格のコン・マソンがキップムとの出会いにより、変化していく姿も印象深かったのですが、演じながら難しかった点はありますか?

チェ・ジニョク:コン・マソンを演じながら難しいと感じたことはありませんでした。演じるのがすごく面白くて、撮影現場の雰囲気もとても良かったんです。共演者も同年代の方々が多かったので、楽しみながら撮影していましたね。

――マソンは、キップムのためにテレビ番組に出演したり、検索キーワードの上位に自分が上がるように努力するなど、自分を犠牲にしてでも彼女に尽くすタイプですが、実際のチェ・ジニョクさんの恋愛スタイルは?

チェ・ジニョク:恋愛しなくなってからだいぶ経つのであまり思い出せないのですが……(笑)。本当に愛する人には、僕もマソンと同じように自分を犠牲にしてでも尽くす行動をするでしょうね。損得勘定で動くことのないマソンの行動一つ一つにすごく共感できましたし、僕自身と似ているなぁと思いました。

――理想の女性のタイプは?

チェ・ジニョク:若い頃は理想のタイプがあったのですが、年を重ねるにつれてなくなってきたんですよ。今は、会話をする時の印象や第一印象が重要だと思いますね。

――チェ・ジニョクさんがキュンとくる女性の仕草は?

チェ・ジニョク:若い頃は、長い髪をかきあげる仕草など、キュンとする仕草もあったのですが(笑)。最近は特にないですね。


キャストとは食事で交流「僕が全部奢りました(笑)」

――童話のような美しい場面や、キム・ボムス社長(チョン・スギョ扮)と対立する姿や、ヤン秘書(チャン・インソプ扮)とのブロマンスなど、さまざまなシーンが登場しますが、チェ・ジニョクさんの心に残る名場面や名セリフは?

チェ・ジニョク:心に残っているシーンは本当にたくさんありますが……。中国の海南島でキップムと初めて出会い、キスをする前に“恋人じゃダメですか?”というセリフがあるんです。台本の読み合わせの時、当然そのセリフを言う僕自身も恥ずかしかったんですが、その場にいた全員が同じ気持ちだったようで笑いが起きたんですよ。そんなキザなセリフをどうしたら自然に表現できるだろうか、どうすれば観る方々にインパクトを残せるだろうかとたくさん悩みましたね。ドラマをご覧になって、キザだと感じられた方もいらっしゃったようですが、物語にうまくハマっていたのでホッとしました。

――イ・ホウォンさんが演じる従兄弟のソン・ギジュンとのシーンもすごく面白かったのですが、演技の相性はいかがでしたか?

チェ・ジニョク:ギジュン役を演じるにあたり、ホウォンはすごく苦労していたんですよ。(従兄弟役である)僕とフランクに接するようにしなければならないのに、人見知りも激しい後輩なので、クランクイン前からよく一緒に飲みに行ったりとプライベートで頻繁に会うようにしていました。そんな風に過ごしているうちに、いつの間にかふざけ合えるくらいになっていて……。その甲斐もあってか、ドラマにも僕たち2人の関係がうまく描かれていましたし、演じる時もリラックスムードで臨むことができましたね。

――撮影しながら、記憶に残る面白いエピソードなどがあれば教えてください。

チェ・ジニョク:元々、僕は仲間たちと交流することが好きなタイプなのですが、クランクイン前からメインキャストの4人(チェ・ジニョク、ソン・ハユン、イ・ホウォン、イ・ジュヨン)で、よく集まっていたんですよ。そうするうちに自然と打ち解けて、撮影が終わった今でも頻繁にカカオトークのグループトークでメッセージを送り合ったりしていますね。だから撮影現場の雰囲気もすごく良かったんだと思います。食事をしてお酒を飲んで、語り合って……。

――お会計はどなたがなさるんですか?

チェ・ジニョク:(笑)。これは、正直に話してもいいんですかね?……僕が全部奢りました(笑)。

――撮影現場のムードメーカーは?

チェ・ジニョク:う~ん……。出会ってすぐの頃は、全員ぎこちなかったんですよ。4人の中では僕が一番年上なので、やっぱり僕が主導して気楽な雰囲気を作るようにしていましたね。そうすることで、後輩たちもリラックスできますから。


“キス職人”というタイトル「とにかく恥ずかしい」

――今作は、“コンジュカップル”シンドロームを巻き起こし、動画再生数が、放送局MBNの歴代番組中、最高記録を叩き出すなど、多くの視聴者の皆さんに愛されましたが、チェ・ジニョクさんが思う本作の魅力は?

チェ・ジニョク:やっぱり、“恥ずかしいほどのキザさ”ですかね(笑)。最近、こういった観ているほうが照れてドキドキするようなドラマがあまりなかったので、視聴者の皆さんもキザさに驚くとともに、新鮮さを感じられたのではないかなぁと思います。それから、今作の一番大きな魅力は何と言っても、共演者たちの演技の相性ですね! 演技にも一体感があって、そういった部分は本当に大満足しています。

――今作を通じて“キス職人”というタイトルを得られましたが、いかがですか?

チェ・ジニョク:すごく恥ずかしいです(笑)。何と言えばいいのか……。今作は、台本自体にもキスシーンがすごく多くて最初はとても心配していたんですよ。でも、作家さんが大切な思いを込めて書いてくださったので、やらなければ!と思い、一生懸命頑張ったのですが…。周りの方からも結構言われるんですよ~。「皇后の品格」の撮影現場でもチャン・ナラさんから、“あのドラマ、何であんなにキスシーンが多いの?”って(笑)。嫉妬なさっているのか、からかっているのか分からないですが、しょっちゅう言われています。“キス職人”というタイトルは、とにかく恥ずかしいですね。

―― 一番、記憶に残っているキスシーンは?

チェ・ジニョク:雨の中で僕が傘を放り投げてキスをするシーンがあるんですよ。キップムが僕の状況をすべて知り、申し訳なさから涙を流し、そしてキスをする……といった感じで展開される場面なのですが、ただの軽いキスシーンではなく、お互いに対しての切ない思いがこもっているシーンなので、すごく記憶に残っていますね。

――今作では久しぶりにOSTにも参加なさいましたが、参加されることになったきっかけは?

チェ・ジニョク:特別な理由はありません。OSTを歌うことが好きなので、僕はいい曲と機会さえいただけたらいつでも参加します。でも、今回は正直、あまり上手に歌えなかったんですよ(笑)。だから、今作を観ている時に僕の歌声が聞こえるたびに物語に集中できなくなっていました。

――「魔性<マソン>の喜び」で、また新たな魅力を披露してくださいましたが、チェ・ジニョクさんが今作で一番に思い浮かぶことは何ですか?

チェ・ジニョク:「魔性<マソン>の喜び」はかなり前に台本をいただき、僕自身も心待ちにしていた作品だったんです。だから、より完成度を上げて、誰よりもうまく演じきりたいという思いがありました。韓国では、視聴率を重要視する方もたくさんいらっしゃるのですが、僕は今作の視聴率が良かったという点を切り離して考えても、ドラマのクオリティや共演者たちとの相性、視聴者の皆さんの反応などを総合して「魔性<マソン>の喜び」は素晴らしい作品だと思うので、すごく気分が良いですね。


日本のファンミーティングで感動「こんなに僕のことを…」

――12月には日本でファンミーティングも行われるそうですが、今後の活動計画について教えてくださいますか?(インタビュー実施日:2018年11月9日)

チェ・ジニョク:韓国では11月21日から、新ドラマ「皇后の品格」の放送が始まりますが、このドラマの撮影が2月頃まで続くので、それまでは撮影に没頭しようと思います。その後のスケジュールはまだはっきりとは分かりませんが、来年もドラマや映画などで、精力的に活動していく予定なので、期待していてください!

――今回初めて大阪でファンミーティングが開催されますが、関西地方で行ってみたい場所、経験してみたいことはありますか?

チェ・ジニョク:関西地方は旅行でも行ったことがなく、初めて行く地域なので、まったく情報がないんですよ。だから今回直接行って見て来たいと思います。でも、今はドラマ「皇后の品格」の撮影中なので、あまり観光する時間はなさそうですね……。

――ドラマファンミーティングや、ご自身のファンミーティングも含め、日本のファンとは定期的に交流を持っていますが、これまでのイベントで何か印象に残っている出来事はありますか?

チェ・ジニョク:ファンミーティングの時の出来事なのですが、僕が舞台上で塗ったリップクリームをプレゼントしたことがあるんですが、プレゼントした方が泣きそうになられたんですよ。その姿を見て僕も胸がジーンとしましたし、こんなに僕のことを好きでいてくださる方がいらっしゃるということに感謝の気持ちでいっぱいですね。

――日本に行かれた時、よく立ち寄る場所やお店はありますか?

チェ・ジニョク:一昨年ほど前から、急にすき焼きにハマって。日本にいくたびにいつも必ず食べてます。それから……(笑)、これは、今までいろんなインタビューでお話ししてきたことなのですが、パフェを食べるのも定番のコースですね。


「挑戦したい役はない…心に刺さったら演じます!」

――今一番忙しい時期だと思いますが、オフがあったら何をしたいですか?

チェ・ジニョク:以前までは、休める日ができたらやりたいことがたくさんあったんですが、最近はただ休みたいですね(笑)。最近寒くなってきたので、布団の中に入ってゆっくり休みたいです。

――チェ・ジニョクさんならではの忙しいスケジュールを乗り切るためのストレス解消法があれば教えてください。

チェ・ジニョク:以前はいろいろな方法でストレス解消していたのですが、最近はただ気の合う仲間たちと会って、おしゃべりしながら笑って、お酒を飲んで……。他愛もない話をするのが、僕にとって一番のストレス解消法なのではないかなぁと思います。

――歌がお上手なチェ・ジニョクさん。最近カラオケなどで歌った曲や練習している曲はありますか?また、最近よく聞く曲、注目しているアーティストはいますか?

チェ・ジニョク:最近、音楽自体をあまり聴かないんですよ。「魔性<マソン>の喜び」のクランクアップ後、すぐに「皇后の品格」の撮影に入ったため、音楽を聴く時間もなくて……。それから「皇后の品格」で演じるキャラクターは裏の事情を抱えた人物ということもあり、最近はあまり音楽を聴かなくなりました。

――時代劇、アクション、ロマンス、ラブコメなど、さまざまなジャンルを演じられ“信頼して観ることができる俳優”という地位を確立されていますが、今後挑戦してみたい役柄などはありますか?

チェ・ジニョク:よく聞かれる質問ですが、やってみたい役柄っていうのはないんですよ。僕は演技というものは、台本に書かれたキャラクターを見て何かを感じたり、内容を見て面白いと感じるなど、心に刺さるものがあってこそ表現できるものだと思うんです。ドラマの制作は大体5~6ヶ月間行うものなのですが、“やりたくない”とか“面白くない”という感情を抱いたまま演じるのは、想像しただけでもつらいので……。ですので、“この役を演じたい”と、はっきりとは言えないです。ただ、心に刺さったら演じます!

■放送情報
「魔性<マソン>の喜び」

CS放送局「衛星劇場」にて、1月24日(木)より放送スタート!
毎週(木)午後11:00~深夜1:30(2話連続放送)
再放送:翌(水)午後1:30~4:00(2話連続放送)

出演:チェ・ジニョク、ソン・ハユン、イ・ホウォン、イ・ジュヨン
演出:キム・ガラム / 脚本:チェ・ジヨン

<ストーリー>
家柄、才能、ルックスと全てを兼ね備えた脳神経外科医コン・マソン。ある日、トップスターのキップムを海南島で助けたマソンは、彼女のかわいらしい魅力に惹かれ、2人はあっという間に恋に落ちる。キスを交わした2人は1時間後に会う約束をするが、彼女を待つ間キップムを陥れようとする男たちの会話を聞いてしまう。気になったマソンは男の後を追いかけるが、そこで交通事故に遭い、眠ると記憶を失う“記憶障がい”に! 何も知らないキップムは、彼が来なかったことにショックを受け、彼女を陥れようとする男の酒を飲んでしまう。そして目を覚ますと男は死んでおり、その容疑者にされた彼女はトップスターの座を失ってしまう。それから3年後、偶然再会したマソンとキップム。キップムを覚えていないマソンは冷たい態度を取り、互いの印象は最悪に。しかし翌朝、昨日のキップムとの記憶が断片的に蘇ったマソンは、彼女の存在が気になり始める。

2018年/Dramax、MBN/全16話
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■関連サイト
衛星劇場「魔性<マソン>の喜び」サイト:https://www.eigeki.com/special/mason

記者 : Kstyle編集部