イ・ビョンホン、大人の魅力溢れるグラビアを公開「演技においては瞬発力が大事だと思う」

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俳優イ・ビョンホンが自身のストーリーを正直に打ち明けた。

2019年1月号の「Esquire Korea」の表紙を飾ることになったイ・ビョンホン。最近カバー撮影及びインタビューを行った。

今回のインタビューでイ・ビョンホンはハリウッド挑戦に対して「好奇心だった。普段野心がないのでインタビューで『目標は何か』という質問を聞くたびに慌ただしかった。元々そういうタイプの人間だが、俳優という職業はそういう目標が無意味だと思う。僕を放してしまう瞬間から今までずっと何処かへ流れていっているような気がする。ただ行くのだ。行けるところまで」と説明した。

非常に緻密にキャラクターを演じる「演技の神」という評価に対して、イ・ビョンホンは「映画も、ドラマも最初シナリオを読みその情緒を理解し、キャラクターの形を作ったら、その後からはあまり食い込もうとしない。食い込みすぎると調整できない瞬間があるからだ」とし「ところが情緒を持っていれば、どんなセリフをもらってもそのキャラクターとして話せる準備ができる。柔らかくなる。だから演技においては瞬発力が大事だと思う」と放した。

イ・ビョンホンは「演技が上手」というより「センスがある」という表現をよく使うという。彼は「そのキャラクターを心の中に持っているのが本当の準備だ。そのキャラクターを持っていれば、作家が書いたセリフよりもっといいアドリブが出るかもしれない」という説明も加えた。映画「内部者たち」の有名なアドリブである「モヒートに行ってモルディブでも一杯しようか」も、アン・サングという人物の情緒を持ち柔軟に演技をしたイ・ビョンホンのセンスが作り上げた結果なのである。

演技が上手な相手に出会えば、すればするほど良くなるというイ・ビョンホンは後輩たちが自身のエネルギーに圧倒されてミスしないように配慮する方法も習ったという。「俳優たちは敏感だから、相手が僕の前でひどく緊張していることを感じる時がある。現場で先輩・後輩の礼儀を超えてそういう緊張を感じた時、最初は僕もそれがよくわからなかったし、それを見逃したこともあった」とし「ところが、アール・パチノの前で演技をした時、僕が緊張した。短いセリフだから滑らかに出るようたくさん練習したのに、その瞬間になると緊張してそのセリフさえ思い出すことができなかった。慌ただしくて韓国語で『すみません』と言った。するとアール・パチノは腹話術をしているように『またやればいい。大丈夫』と繰り返して僕に言ってくれた。その後からは僕も後輩たちにわざと冗談を言ったり、前もって演技を合わせてみたりする」と伝えた。

現在映画「KCIA 南山の部長たち」の撮影に参加しているイ・ビョンホン。ドラマ「ミスターサンシャイン」以来、ほとんど休まず撮影に入った次期作だ。ハ・ジョンウと共演する「白頭山」の撮影も準備している。本当に休まず作品活動を続けているのだ。

イ・ビョンホンは「最近多作俳優だと言われるように、昔はどうして作品をしないのかという質問をたくさん受けた。僕が石橋を叩きすぎて石橋が壊れるくらいだった。作品が一つ入ると1ヶ月以上悩み、できればしない方に決定。そのうち、ある瞬間僕を維持していた紐を引っ張りすぎて切れてしまった。その時から冒険が始まったと思う」と打ち明けた。

他にもイ・ビョンホンの真率な話は「Esquire」の2019年1月号カバーストーリーを通じて確認できる。

写真=「Esquire」

記者 : チョ・ヘリョン