CODE-V、7年間の活動を経て涙の解散…ラスト公演に脱退メンバーも集結

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2012年5月に「君がくれたもの」でメジャーデビュー。翌年12月には日本武道館公演も開催したCODE-Vが、12月23日東京・TOKYO DOME CITY HALLで「CODE-V LAST LIVE~The Final Harmony きみがくれた奇跡~supported by WIZY」を開催。チケットSOLD OUTの超満員の中でメジャーデビューからおよそ7年間の活動に終止符を打った。

開演時刻には、CODE-Vカラーのブルーの光で包まれる中、オープニング映像が流れる。いつも通りの大歓声に包まれる中でライブがスタート。いつもより一段と青く染まった会場を見てメンバーも「TOKYO DOME CITY HALLで僕たちのラストライブに来てくれてありがとうございます。凄い景色ですね! 」と心の声が思わず溢れてしまう。

勢いがさらに増して止まらない大歓声の中で「Loving you, Love me 」に「Dancin' Circle」ダンスナンバーで盛り上げると、メンバーそれぞれがソロ楽曲でもステージ上からファンに気持ちを届ける。ナロが「心配しながら準備したけどできて良かった」と安堵の表情で話したダンスパートでは、「大好きで大嫌い」「希望のシグナル」など4曲を立て続けに披露して会場を一体化させると会場の空気感が止まることを知らないかのように昇り続ける。ファンから集めたワードで詞を紡ぎ楽曲にした「Miracle's Forever」を心を込めて最初で最後の歌唱を行うと様々な気持ちが交錯。しかし、その強いメッセージに“絆”を強めていくことを全員が再確認していく。そして、あっという間に迎えた本編最後は「ROKUTOUSEI」。ここまで全力でステージを動き回ってきたとは微塵も感じさせないハーモニーで締める。

当然これで終わるわけがなく、止まることなく響き続けるアンコールに呼ばれるようにメンバーが再登場すると「Addiction~君なしでは、⽣きられない 」を披露。曲の間では、2013年にCODE-Vを脱退したジェウォンがステージに登場して、5人とハーモニーを重ねていく。

MCでは、ジェウォンが「お久しぶりです。ジェウォンです!! 」と挨拶。ソルが「韓国から特別な仲間が来ました。5年ぶりに来たと思いますが、会いたかった人もたくさんいると思います」と続け、ナロは「最後のステージなので、一緒にステージに立ちたいって思いました」と話す。これには、ジェウォンも涙ながらに「CODE-Vを守ってくれてありがとうございます。CODE-Vという存在は、いつになっても忘れられない宝物です。これからもそれぞれの新しい道を全力で応援します」とメンバーも含めた会場の全員に心からの気持ちを伝える。

続けて、2017年に脱退したウシクからの動画メッセージが会場に流れる。ウシクは「CODE-Vの最後のライブということでステージで踊りながら歌いながらカッコつけながら頑張って最後のライブをやりたかったですが、状況が合わなくて行けなくて残念な気持ちです」と会場に駆けつけられない悔しさを言葉にすると「最後のライブという感じですが、全然最後じゃないと信じてるし、これからもメンバーそれぞれが音楽を通して楽しませてくれると思います」とコメントを送った。

その後、ジェウォンも含めた6人で日本メジャーデビュー曲「君がくれたもの」を届ける。歌い終えたタイミングでナロとソルが泣き崩れるとジェウォンとテフンがすぐさま駆け寄って肩を抱く。それを見て、ルイとサンウは何かを堪えるように上を向き、みんなに背を向けて立ち尽くす。会場にも涙が伝播する中で感動的な光景が広がっていく。

そんな中でメンバーから手紙という形で大切なメッセージを送る。まずはテフンが「この手紙何枚で今の気持ちが伝えられるかわかりませんが……」と前置きした上で「みなさんがいてくれたからここまでこれたと思います」と話す。続いてソルが「みんなで笑って始めましょう。前向きな手紙を読もうと思います」と空気を変えようと試みるが、涙をこらえながら「CODE-Vで良かった、探してたのは幸せだったなと。その幸せは誰かに笑顔と勇気を与えること。僕は本当に幸せな人なんだなと。これからも頑張って誰かを幸せにする歌を歌おうと思います」と気持ちを吐露。

ナロは「明日の朝は今まで感じたことがない寂しい朝になりそうです。そしてとっても虚しくなりそうです。出会ってくれてありがとうございました。みなさん大好きでした」と今の正直な気持ちを伝える。ルイもCODE-Vでの活動を振り返り「日本で頑張りながら楽しい時や辛い時もいっぱいありましたが、全てがいい思い出です。夢を描いたから叶えられた奇跡でした。僕らに夢をみる奇跡をくれてありがとうございました」とファンに感謝の気持ちを口にする。最後はリーダーのサンウ。「みんなの笑顔が大好きで、数え切れないほどの思い出を作りながら自分にとって日本がもうひとつの故郷となっていました。これから先のことは正直に言えば不安なこともありますが、ここ日本でずっと歌い続けていきたいです」と今後の活動についても言及した。

感動的な手紙に会場内にも涙が溢れる中、ソルが「みんなで笑顔で歌いたくて作った曲です。(CODE-Vは)笑いながら歌ってきたので、明日からCODE-Vを思い出したら笑顔になってほしいです」と話して「忘れない」を披露した。最後にこの景色をもう少し見たいと話してステージに残り泣き続けるメンバー。そして最後まで支えるファン。この感動的な光景にソルが「最後の締めはCODE-Vのハーモニーで締めたいと思います」と話すとアカペラで「Song for you」を全力で届けた。

アンコール含め全40曲、4時間強。CODE-Vからこれまでの活動のすべての感謝をすべての人にしっかりと伝えるライブでメジャーデビューからおよそ7年間の活動、そしてCODE-Vという素晴らしいグループに終止符を打った。

メンバーが口々に語る“幸せ”がまさに広がる中で、どのアーティスト、どんなに大きい会場でも真似できないCODE-Vだけの景色を見せてくれた。この日この場所に集まった全員、そして日本全国、全世界にいるCODE-Vを支えたすべての人とともに、最後までMIRACLEを起こし有終の美を飾ったことは間違いない。

Vol.1 ― 解散を電撃発表をしたCODE-Vが語る現在の心境「5人で初めて旅行をして、韓国語で本音トークをしました」

Vol.2 ― CODE-V「前向きに決めた解散なのに、ファンから頑張れなくてごめんねと言われて複雑な心境になりました」

■リリース情報
アルバム「-ing」
2018年12月19日(水)発売

【通常盤 CD】 MUCD-1423
価格 ¥3,200(税込)
オリコンシングル週間ランキング10位を記録した「大好きで大嫌い」、マンスリー限定リリースのCODE-V名義楽曲他、新曲収録。

【初回限定盤A 2CD】 MUCD-8125/26
価格 ¥4,000(税込)
DISC1:通常盤と同内容
DISC2:マンスリー限定リリースの各ソロ楽曲(計5曲)、映画「冷たいキス」挿入曲「FOR US」収録

【初回限定盤 B CD+DVD】 MUCD-8127/28
価格 ¥4,800(税込)
CD:通常盤と同内容
DVD:5月30日に東京ドームラクーアガーデンステージにて行われたイベント映像や新曲MV収録を収録

■関連サイト
公式サイト:https://code-v.asia/

記者 : Kstyle編集部