CJ ENM、ワーナー・ブラザースと提携“韓国の消費者にさらに近づける良い機会”

10asia |

写真=CJ ENM
CJ ENMは、ワーナー・ブラザースの韓国ライセンシング(著作権の保有者が、第三者に対してその使用を有償で許諾すること)単独エージェントに選ばれたと12日に明らかにした。

CJ ENMはワーナー・ブラザースの韓国ライセンシング単独エージェントにワーナー・ブラザースの既存の作品はもちろん、新作の知的財産(IPアドレス、Intellectual Property)を活用してコラボレーション製品の発売や消費者連携商品の販売まで、さまざまな製品の発売やマーケティング活動を展開する計画だ。

古典的なアニメーションの「ルーニー・テューンズ(Looney Tunes)」 「トムとジェリー(Tom&Jerry)」 「スクービー・ドゥー(Scooby Doo)」はもちろんのこと、ワーナー・ブラザーズの子会社であるDCエンターテインメントの「バットマン」 「スーパーマン」「ワンダーウーマン」 「ジャスティスリーグ」、ハリー・ポッターの「ファンタスティック・ビースト」シリーズなどの韓国ライセンシング交渉や契約を担当する。

「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」の作品集は年末より、DCフランチャイズの新規デザインライセンシング製品は2019年四半期からファッション、生活用品、幼児、キダルト(キッド(Kid)とアダルト(Adult)の合成語、子供のような感性や好みを持った大人)分野など多様に発売される予定である。

特に2019年に誕生80周年を迎える「バットマン」だけでなく、「アクアマン」 「Shazam!(シャザム)(仮)」 「ワンダーウーマン2」など、DCコミック新作映画のイメージ、デザイン、映像を活用し全世代に向け様々なプロモーションも共に進める計画だ。

昨年11月に公開されたJ.K.ローリング原作の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」も、作家の前作「ハリー・ポッター」との関連性が明らかになり、関連ライセンシング製品も年末の発売を控えている。デザイン、ロゴ、画像などを用いて、様々なマーケティングを進める予定だ。

ワーナー・ブラザースのアジア統括マネージャーであるビアンカ・リーは、「CJ ENMとの今回のコラボレーションに大きな期待をかけている」とし「CJ ENMが韓国内での強力な流通網と多様なコンテンツのコラボレーションの経験を生かし、世界最高レベルのワーナー・ブラザース製品が、韓国の消費者にさらに近づける良い機会になりそうだ」と述べた。

CJ ENMは昨年10月、ワーナー・ブラザースの韓国エージェントを選定後、事業の方向性を伝える「2018ワーナー・ブラザースライセンシング事業説明会」を通じて、全般的なワーナー・ブラザースのブランドの紹介やライセンシング商品化の事業発表会を行った。

CJ ENMアニメーション部門コンテンツ事業部のパク・ヒョ二ル局長は「パワフルなグローバルブランドであるワーナー・ブラザースの韓国ライセンシングを、CJ ENMが共にすることとなり、より大きな相乗効果が期待される」とし「CJ ENMの韓国ライセンシング事業のノウハウと、ワーナー・ブラザースの優れたIPを積極的に活用し、様々なライセンシング商品を発売し、韓国市場拡大に向け活発な活動を広げていきたい」と述べた。

ワーナー・ブラザースは、70年の歴史を持つ古典的なアニメーション「トムとジェリー」や「ルーニー・テューンズ」だけでなく、「スーパーマン」 「ワンダーウーマン」などを出版したDCコミックス、ファンタジー映画の最高作「ハリー・ポッター」など、多彩な知的財産を保有している。

記者 : ノ・ギュミン、飜訳 : 前田康代