Vol.1 ― CHERRSEE、韓国でヒット曲を生み続けるDUBLE KICKが手がけた4thシングル「注目はKARA振付師によるお尻ダンス!」

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韓国仕込みの本格派ダンスが話題の日本人5人、タイ人1人からなる6人組ガールズダンスボーカルグループCHERRSEE。今回、MOMOLANDや宇宙少女、GFRIENDなどを手がけるDUBLE KICKを作家に、そしてKARAの「ミスター」の振付を務めた振付師を迎えた4thシングル「Lady」を11月28日(水)に発売する。

来年にはデビュー3周年を迎える彼女たちに、韓国での楽曲制作や新曲のダンス、来年への意気込みまでを語ってもらった。

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――新曲はアップテンポな曲ですが、初めて聞いた時はどんな印象でしたか?

NENE:J-POPの要素も盛り込まれた楽曲になっているなというのが第一印象でした。これまでのCHERRSEEの楽曲はK-POP寄りの楽曲ではあったんですが、それに加えて今までにないくらいアップテンポで、J-POPのいいところも強調された新しいスタイルの楽曲だとすごく感じました。

HIKARU:レトロっぽいなと感じました。「これを私達が日本でやったらどう受け取ってもらえるだろう」と思いました。悪く言ったら古いという感じですけど、この曲が韓国のマジックがかかってどう変わるんだろうかと考えました。この曲の良さである“レトロっぽさ”を、どうしたら上手く生かすことができるのかという不安はありましたね。

MIYU:カッコよかったりセクシーだったり可愛らしさだったり……いろんなスタイルの女性を、ダンスでも歌でも歌詞でも表現している曲です。
 

韓国でヒット曲を生み続けるDUBLE KICKを作家に迎えて…

――今回はDUBLE KICKが制作を担当しましたが、これまでのプロデューサーである勇敢な兄弟との違いは何ですか? 率直に歌を聞いたときの違いを教えてください。

NENE:DUBLE KICKさんはMOMOLANDさんも作られているんですが、今MOMOLANDさんの「BBoom BBoom」などの曲がすごく流行っていて、その曲の要素っぽいものが入っている気がしました。やっぱり有名な曲を作られた方たちなので、「さすがだな」「すごいな」ということと「こんなにも素敵な曲をいただけちゃったんだ」という素直な喜びもありました。

――違いを感じることはありましたか?

HIKARU:場所がまったく違うということがまず1つありました(笑)。今までは練習生の時からブレイブエンターテイント(以下、ブレイブ)にお世話になっていて、レコーディング室も私たちがラップのレッスンで使っていた場所だったので慣れていました。前回ブレイブで制作をしている時に、MOMOLANDさんに会うためにDUBLE KICKさんのスタジオにNENEとMIYUと3人で行かせていただきました。なので、制作というよりも“MOMOLANDさんに会った場所に行く”という感じでスタジオに行きました。違いとしては、ブレイブは良くも悪くも自分たちが慣れ過ぎていて、すごく親しみのある場所だったんですが、DUBLE KICKさんのスタジオでは新たな出会いもありました。最初の頃は「ブレイブ=韓国」という感じだったんですが、レコーディングを重ねるうちにそのことをあまり意識せずにブレイブに行くようになりました。だけど今回は、違う作家さんに作ってもらうことになって「本当に私たちは韓国の方の力を借りて制作しているんだ」と改めて実感しました。

――制作過程で進め方の違いはありましたか?

NENE:それぞれの作家さんやディレクターさんによって制作の進め方は違うと感じました。今回のタイトル曲「Lady」と「My Love」は違う方が制作してくださったんですが、それだけでもやっぱり違いがあって。印象的だったのは、ブレイブの時よりも進みが早く感じました。歌のパートをあまり途中で区切らなかったので、その分トータルの時間が早く終わりました。ブレイブは短めに録り直すことも多かったのですが、今回は単語じゃなく1行を1回で歌ってどれが1番いいかという選び方をしました。これもブレイブとはまた違うところだったので、それぞれに対応する力をつけないといけないという意識がありました。

――どちらがやりやすかったですか?

HIKARU:ブレイブの方は私たちが何ができなくて何ができるのか、これまでの活動でどういう部分ができてきたのかを全部分かってもらえていたので、「こうやって歌ってくるだろうな」というのを相手も分かっていたと思います。だけど今回は初対面だったので、やりやすいというよりも「何を求めているんだろう」「この曲をどう伝えたいんだろう」「私はこうしたいけど、先生はどうなんだろう」と考えることが難しかったです。

NENE:さっきHIKARUさんも言っていたんですが、新しい環境になることで改めて自分たちと向き合ったりするので、成長するための経験という点で新しい環境というのはやっぱり大きいのかなというのはすごく感じました。

――皆さんにとっての“レディ(女性)像”は何か具体的なものはありますか?

AIRI:下品じゃないとか?(笑)。上品な感じがレディっていうイメージです。

YUMA:私の中では、結構大人っぽい女性のイメージが強いです。

HIKARU:私は“空気を動かす”人。私は姿勢が良くないと昔よく言われていたので、姿勢が綺麗な女性になりたいとずっと気をつけているんですが、ダンス中でも普通に歩いている時でも、サッと歩くだけでその周りの空気を変えられる人っているじゃないですか? おしとやか、セクシー、可愛いにかかわらず、空気を変えられる人が女性らしくてレディだなと思うので、そういう人になりたいです。

NENE:私も言葉じゃなくて存在で魅了できるような人が最上級のレディだと思っています。トップアーティストさんはやっぱりそういう魅力を持っているので。

LENA:猫みたいに甘い女性……?“ウーマン”じゃなく“レディ”は、猫みたいに周りを誘惑するイメージです。

MIYU:私は内側から出るオーラがある人。「何かわからないけどオーラが素敵だな」「飾ってないのに笑顔が素敵だな」っていうところに憧れます。

――ダンスもそんなレディ像をイメージしながら歌ったのでしょうか?

HIKARU:ダンスは女性らしさだけを考えて踊りました。AメロやBメロを歌っていない人は今回、止まってることが多かったんですが、そうやって待っている時もどうしたら綺麗に見えるのかを考えていました。ダンスはお尻がポイントになっていて、ダンス練習の時も「どうしたら男の人をこの振りで魅了できるか」ということを先生が言っていました。「このお尻でどう好きになってもらうか」という(笑)。


KARA「ミスター」の振付師による新たなお尻ダンスに挑戦!

――今回のお尻ダンスはKARAの「ミスター」を担当した振付師が振付されたそうですが、踊ってみてどうでしたか?

NENE:率直に、「難しい」という意見がみんな最初に出てきたと思います。「Lady」のダンス練習の中でも大半を占めるくらい、お尻ダンスには結構時間をかけて練習しました。KARAさんのヒップダンスも私たちは1回踊ったことがあるんですが、難しいんです。これが全員揃ってちゃんと踊れるようになった時に、このダンスの魅力やパフォーマンスの良い部分が見えてくるのかなと思ったので、その振付師さんも本当に凄い方だなと思いました。KARAさんのヒップダンスを作った本場の方が振りを教えてくれたこともすごく貴重だったし、大事にしなければいけないとも感じました。

YUMA:今までは、同じ振りでも男性と女性の先生で踊り方が少し違うイメージだったんですが、男の先生が私たちよりも女性らしく踊っているのを見てびっくりしました。アドバイス1つ1つも、男性視点ではなくて女性らしさをより引き出すためのものだったので、本当に凄いなと思いました。

NENE:しかも、すごくイカツめな男性の先生だったんです(笑)。振りを教えてもらう前に1回ご挨拶をさせていただいたんですが、「あの方がCHERRSEEの振りを? HIP HOPなのかな? 」と思ったくらいでした(笑)。でも本当に女性らしくて。私たちも「はぁ……」と圧倒されるくらいに美しいラインを出す方だったので、本当に尊敬します。

――今回の「Lady」のダンスのポイントはやっぱりお尻ダンスですか?

NENE:はい! あとは、王冠ポーズです。指で王冠を作る王冠ポーズというのがサビの最後にあるんですが、それがもう1つのポイントになっています。

――難しいと話してくれたお尻ダンスですが、最初に踊った時はどうでしたか?

AIRI:簡単にはできなかったですね(笑)。

NENE:今は、コツを掴んできたのではないかなと思います。でもまだそれぞれ不安はあり、試行錯誤しているところです。リリースまでには全員で完璧にしたいと思います。

――KARAの「ミスター」が2007年発売ですが、当時はどのように見ていましたか?

MIYU:たぶん中学生くらいだったと思います。

NENE:そう!学祭とかで踊っていました!

HIKARU:私は部活でバトン部に入っていたんですが、毎日デッキで曲がかけられていました。普段私のクラスは終礼が早く終わるので一番早く部活をしに行っていたんですけど、その時期だけ後輩がやたらと早く来てKARAさんのお尻ダンスをずっと練習前に踊っていました。

NENE:女の子たちで昼休みとかにヒップダンスを真似したりするんです。私も幼い時からダンスをやっていたので、友達に「教えて教えて」ってすごく頼まれたんですが、その時は韓国のスタイルを知らなかったので全然できなくて。難しいイメージはありました。

MIYU:少女時代さんも当時流行っていて、両方とも見て真似していた記憶があります。

HIKARU:10年前……。11年前か。11年前って小学生か!怖っ!(笑)。

NENE:鳥肌立ちますね!

――10年を経てそのKARAの振り付けをしていた方のダンスを自分たちが踊るなんて思いもしませんでしたよね。

NENE:まさかですよね……。感慨深いなって思います。韓国で制作しているグループとして活動をさせていただいているので、ある意味で誇りにも思います。私が小学生の時に受けた衝撃とか真似したいという感情を、今の小学生や中学生にも思ってもらえたら嬉しいです。

撮影:kimJu


■リリース情報
4thシングル「Lady」
発売日:2018年11月28日(水)
価格:1,000円(税抜)
品番:AK-0078

【CD収録曲】
1.Lady
2.My Love
3.Lady(Instrumental ver.)
4.My Love(Instrumental ver.)

【4th Single『Lady』リリース記念イベント】
※ミニライブ&特典会
※観覧無料
11/28(水)…アリオ橋本(神奈川)
11/30(金)…ららぽーと立川立飛(東京)
12/4(火)…ダイバーシティ東京プラザ(東京)
12/5(水)…アリオ川口(埼玉)
12/7(金)…イオンモール堺北花田(大阪)
12/8(土)…ららぽーと甲子園(兵庫)
12/9(日)…名古屋パルコ(名古屋)

■ライブ情報
3周年記念LIVE
日程:2019年5月25日(土)
会場:duo MUSIC EXCHANGE
時間:OPEN16:00/START17:00
チケット:3,000円
※チケットは各イベントにてメンバーより直接ご購入いただけます

■関連サイト
CHERRSEE公式サイト:http://cherrsee.com/

記者 : Kstyle編集部