ハン・ジミンからユン・ジョンヒまで、女優が続々号泣…「第38回韓国映画評論家協会賞」授賞式の現場が話題

OSEN |

新人女優賞を受賞したキム・ガヒから始まった涙の受賞スピーチが、主演女優賞ハン・ジミンと功労映画人賞ユン・ジョンヒにまで続いた。「第38回韓国映画評論家協会賞」授賞式の現場で、女優たちが涙を流した。

13日午後6時30分、ソウル中(チュン)区韓国プレスセンター20階国際会議場では、韓国映画評論家協会が主催する「第38回韓国映画評論家協会賞」授賞式が開催された。CBSシン・ジヘアナウンサーと俳優キム・ジフンが司会を務めた。

この日の授賞式で初めて涙を流した女優は、新人女優賞をもらったキム・ガヒだ。

キム・ガヒは7月19日に公開された「パク・ファヨン」で18歳の高校生パク・ファヨンに扮し、劇的に増量してリアルな演技で驚きを与えた。

キム・ガヒは「目を向けたくない映画、目を向けたくない役だった。初主演作が苦しかったけど、幸いパク・ファヨンという役が私に来て、役者としても成長させてもらい、パク・ファヨンも世の中に出ることができたと思う」とし、涙を流した。

また、「演技をする瞬間から幸せな人だと思ったけれど、人生を生きながらはそうでなかった。とんがった石だと思っていたけど、原石だと選んでくれた監督に感謝している。これから心をこめて近づいていく女優になるように頑張る」と伝えた。

新人女優賞で始まった涙は助演女優賞でも続いた。クォン・ソヒョンは「ミス・ペク」で娘を虐待する非情な継母チュ・ミギョン役を務めた。

3年前に「マドンナ」を通じてを通じて映画評論家賞で新人女優賞を受賞したクォン・ソヒョンは、「ミス・ペク」でもう一度助演女優賞を受賞した。

彼女は「泣かないつもりだったけど、やっぱりまた涙が出てくる」とすぐに涙を見せ、「『マドンナ』の後、またこのような場に立つことができるだろうかとすごく不安だったし、怖かった。だから『ミス・ペク』という作品はぜひやってみたかったし、やりきらなければならなかったので、愛する作品を通り越して“愛憎”の作品だった。今この場にいられるのは『ミス・ペク』の監督とハン・ジミン姉さんがいたからだと思う。その映画を撮る時、全スタッフと俳優の方々が映画という目的1つで本当に一生懸命作った」とし、目頭を押さえた。

クォン・ソヒョンは「これはたった1つだけ準備したコメントであり、気持ち悪いかもしれない。私は細部まで見てこそ綺麗な女優だと思う。そういう私を温かい心で細部まで見てくれ、励ましてくれた評論家の方々に感謝申し上げる。これからもっと勇気を出して一生懸命演技して、長く見て愛らしい女優になれるように努力する」とし、涙を拭った。

「ミス・ペク」でクォン・ソヒョンと共演したハン・ジミンは、同僚の涙を見ながら一緒に涙ぐんだ。

男女助演賞の後、男女主演賞の授賞式が行われ、「ミス・ペク」でこれまでの清純なイメージを脱ぎ捨てペク・サンアに扮し、180度変身したハン・ジミンが受賞した。

ハン・ジミンは「今日綺麗にしてきたのに、クォン・ソヒョンさんのせいで泣いてしまった」というコメントで始めた。

ステージに上がり、涙のため言葉に詰まっていたハン・ジミンは「この映画が出るまですごく難しくて、大変だった。だから公開されるだけでも感謝した。今この瞬間も夢みたいだ。厳しい過程をちゃんと戦い、映画を完成してくれた監督と、映画のメッセージのためこれは作られなければならないと言ってギャラを下げて作品に参加してくれたスタッフ、私が参加できるようにエネルギーをくれたすべての俳優たちに感謝している。いつも主演女優として申し訳ない気持ちがあった。だから今日、クォン・ソヒョンさんの受賞が自分の受賞よりも嬉しかった。その方々に少しでもお応えできて、力になれるんじゃないかと思って、やっと安心した」と話した。

また、ハン・ジミンは「『ミス・ペク』を見守ってくれた観客の方々にも感謝し、子どもたちにとって希望になればと思う。これからもっと多くの女性映画と社会的な問題を取り扱った映画が出てくることを心より応援したい。この賞の重さを、不当なものに立ち向かって新しく挑戦する勇気にし、思いっきり挑戦する」とし、涙ぐんだ。

ハン・ジミンが涙を流すと、今度はクォン・ソヒョンがハン・ジミンを見ながら涙を流した。

最後に功労映画人賞を受賞したユン・ジョンヒは、受賞スピーチをしながら、4日に肺がんで死去したシン・ソンイルに言及しながら涙を流した。

ユン・ジョンヒは「故シン・ソンイル先生と100本の映画を撮った。次回作を一緒に撮りたかったが、それができなくて残念だ。今日のこの賞をシン・ソンイル先生に捧げたい。今涙が出そうだ」とし、目元を拭った。

【PHOTO】ナム・ジュヒョク&ハン・ジミン&チュ・ジフンら「第38回韓国映画評論家協会賞」授賞式に出席

「ミス・ペク」ハン・ジミン“人生のキャラクターという評価に感謝…休まずに挑戦していく”

【第38回映画評論家賞 部門別授賞者(作)】

最優秀作品賞:「1987、ある闘いの真実」((株)ウジョンフィルム制作)

功労映画人賞:ユン・ジョンヒ

監督賞:ユン・ジョンビン「工作 黒金星と呼ばれた男」

主演女優賞:ハン・ジミン「ミス・ペク」

主演俳優賞:イ・ソンミン「工作 黒金星と呼ばれた男」

助演女優賞:クォン・ソヒョン「ミス・ペク」

助演俳優賞:チュ・ジフン「工作 黒金星と呼ばれた男」

国際批評家連盟韓国本部賞:イ・チャンドン「バーニング」

脚本賞:クァク・キョンテク、キム・テギュン「 暗数殺人」

撮影賞:ホン・ギョンピョ「バーニング」

音楽賞:キム・テソン「1987、ある闘いの真実」

技術賞(視覚効果):チン・ジョンヒョン「神と共に-罪と罰」

特別賞:故ホン・ギソン監督

新人監督賞:チョン・ゴウン「小公女」

新人女優賞:キム・ガヒ「パク・ファヨン」

新人俳優賞:ナム・ジュヒョク「安市城」

独立映画支援賞:キム・イルラン、イ・ヒョクサン「共同正犯」/チョン・ゴウン「小公女」

新人評論賞:チョ・ハンギ

記者 : ハ・スジョン