ロイ・キム初来日インタビュー「ライブが歌手という仕事の中で一番の楽しみ!次回は日本でライブをやりたい」

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2012年に「Super Star K4」で優勝し、その後はアメリカの大学に通いながら若手シンガーソングライターとして韓国で活動しているロイ・キム。やさしく響く歌声と共感度の高い歌詞が持ち味の彼だが自分で作詞作曲をこなすだけでなくOSTにも多数参加。そのため韓国ドラマ好きの人はよくご存知なのではないだろうか。

これまで韓国での活動が多かったロイ・キムだが今年の5月に日本で初めてのベストアルバム『ROY KIM BEST』をリリース。さらには10月7日に初来日イベント「2018 ROY KIM 1st Fan Meeting in Japan -Song For You-」も開催した。今回はそのイベントのために来日したロイ・キムにインタビュー! イベント前日の緊張感と初々しさの中にもロイ・キムらしいウィットとセンスが感じられる時間になった。

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――このたび日本で初めてのファンミーティング開催が決定しました! 日本で初めてのイベントをやることになった経緯と今のお気持ち、そしてどんなイベントにしたいか教えてください。

ロイ・キム:今年でデビューして6年になります。その間、日本に来てファンの方に会いたいという気持ちはずっとあったんですが、なかなか機会がありませんでした。そのことをずっと残念に思っていたんですけど、幸運なことに日本でアルバムをリリースすることになり、その後こうしてファンミーティングをすることになりました。日本に行きたいという話はずっとしてたんですよ。日本には個人的によく遊びに来るし、友だちも住んでいるので、今回のイベントをきっかけにもっと日本に呼んでいただけるようがんばりたいと思っています。

――海外ではあまり公演したことがないそうですが、それでも韓国のサイン会には日本のファンを見かけることはあったのでは?

ロイ・キム:最近になって少し増えたかな? という気はします。それはやはり日本でベストアルバムをリリースしたおかげじゃないかと思いますね。それまでは僕は日本で活動したことがなかったですから。最近はアルバムのおかげで日本から来ていただいている方も見かけるようになりました。


「幸せな恋愛をしている時に幸せな曲ができるかといったら…(笑)」

――日本でベストアルバムを発売したのが今年5月のことですが、日本でまずアルバムをリリースすることになったきっかけは?

ロイ・キム:まず一番は日本のレコード会社のほうから提案があったっていうのが大きいです(笑)。それに僕自身も、今までベストアルバムというものを出したことがなかったし、曲も増えてきたので、自分で曲をセレクトしたアルバムをということでベスト盤としてリリースすることになりました。収録したのは、やっぱりベストアルバムなので、たくさんの人に愛された曲を中心に選びました。実はこのアルバムは韓国のファンも欲しいという人が多いんですよ。韓国ではまだベストアルバムという形でリリースしたことがないので(笑)。

――5月にリリースされたベストアルバムには17曲が収録されていますが、このうち、ご本人がもっとも気に入っている曲とその理由を教えてください。

ロイ・キム:どの曲ももちろん愛はありますが、それでもやはり自分で作った曲に愛着が湧きますね。もちろん、OSTのように自分で作ったのではない曲の中でもいい曲はありますが、自分で作った曲は僕の話が込められているので……。やっぱり1曲に絞れないな(苦笑)。どれも僕の魂が込められた曲なんですよ!

――では、一番思い出深い曲というのは?

ロイ・キム:思い出もそれぞれたくさんあるので……(熟考)。それでも一番思い出深いのは、最後の「その時に別れればいい」かな? この曲以降、僕にまた違う変化が起きた気がするんですよ。それに、この曲を発表してから日本の会社からオファーがあったので、「その時に別れればいい」にします!

――今回、新曲「僕たち、終わりにしよう」は愛する人の瞳に自分が映っていないことを悟って別れを告げる、切なくも悲しい歌詞とメロディが印象的でした。この曲はロイ・キムさんの自作曲ですが、どのような気持ち、もしくは経験からこの曲は生まれたのでしょうか?

ロイ・キム:そうですね、ほとんど僕の経験から生まれたものだと言えると思います。もちろんすべての歌詞が僕の経験から出たものではないですが、少なくともその影響はあると思います。僕自身だったり、僕の周りの人の経験の影響はやはり大きいですね。この曲はありふれた別れの曲にしたくなかったんですよ。悲しいバラードではあるけれど、歌詞は今までのバラードとは違う感性で作りたかったんです。ただ別れが辛い、まだ愛してる、また会いたいという感情よりも、自分の悪かったところを見つめて、まだ愛してはいるけれど自分の責任を感じるような、他とはちょっと違う曲になったと思います。

――本を書く人や曲を作る人というのは失恋などの不幸を経験すると、その経験をもとに作品がたくさんできると聞いたことがありますが、ロイ・キムさんもそういうタイプですか?

ロイ・キム:たしかにそうですね。僕にも恋をした経験、そして失恋した経験もあります。そういう経験がないのにこんな曲を作るのも変な話じゃないですか。そういう経験が作品作りに活かされていますね。でもだからといって、幸せな恋愛をしている時には幸せな曲ができるかといったら、そうでもないんですよね(笑)。むしろ幸せな時のほうが悲しい曲ができる時もあるし、悲しい時にハッピーな曲が生まれる時もあるし。曲を作るのって、自分でコントロールできるものではないんですよね。ギターを抱えてコードを弾いて、それに合わせて歌詞を書くタイプなので。でもそういえば、ここ最近は幸せな曲を書いてないかもしれません(笑)。


「歌手をしている中で80~90%以上の楽しみはライブ」

――曲や歌詞を思いつくのはどんな時が多いですか?

ロイ・キム:歌詞は、いろんな人と会話している中で思いつくことが多いですね。その時に思い浮かんだことを帰り道だったり寝る前にスマホにメモしておくんです。後でそのメモを見て、「おお、こんなことよく思いついたな、自分!」って感じたものを採用します(笑)。だからメモはほぼ毎日してますね。メロディは、寝ずにギターを弾きながら考えることが多いです。どこかからメロディが降って湧いてくるタイプではないですね。中には夢で見たメロディをそのまま曲に使うという人もいるそうですが、僕はまだ一度もその経験はないです。

――作詞・作曲、そして実際にライブで歌うことの3つのうち、ロイ・キムさん自身がもっとも好きなのは何ですか?

ロイ・キム:一番好きなのはライブで歌うこと! 曲を作るのも歌詞を書くのもすべてライブで僕自身が楽しみたいからだったりするんですよね。僕が歌手という仕事をしている中で80~90%以上はライブが楽しみだからです。残りは本当に大変なことだったり辛いことだったり、やりたくないことが多いです(笑)。ライブは観に来てくださる人よりもむしろ僕のほうが楽しんでると思いますし、みなさんから元気をもらうことが多いですね。僕が書いた曲を聴いて、そこから何かを感じてくれて、その曲を一緒に歌ってくれることもあるし、泣いたり叫んだりする人たちがいるというのは、僕にとってはまだまだ不思議なことなんです。僕を知らない人の前で歌うよりは、僕の歌を聴くためにライブに足を運んでくれる人たちの前で歌うのが何より楽しいです。

――では明日の日本のファンミーティングも楽しみですよね。

ロイ・キム:今はまだ正直、わからないですね。僕はまだ日本で活動をしたことがないから。逆に、僕をどう知ったのかが知りたいです。明日は歌も精一杯がんばりますが、ファンの方とどう交流していけるかが楽しみでもあります。それに日本のファンの方は公演でしっかり曲を聴いてくれるというイメージがあるので、そこも期待しています。

――個人的にはロイ・キムさんの魅力はあたたかくも透明感のある歌声と、歌詞の世界観を展開する卓越した表現力だと思いますが、ご自身ではロイ・キムはどういうシンガーはだと思っていますか?

ロイ・キム:全部言ってくれた気がしますが(照)。自分で言うのは難しいですね。うーん、とりあえず僕と同じ年代の中で……。

――これだけ歌がうまい歌手はいない?

ロイ・キム:それは僕の口からは言えません!(爆笑)日本の方は他の国の方よりK-POPについてよく知っていると思いますが、僕が今勉強しているアメリカで、現地の人にK-POPのイメージを聞くと、僕がやっている音楽とはまったく違うジャンルの曲を思い浮かべることが多いんですよね。年の若い、といっても最近はそんなに若くない人もいますが、それでも20代中盤くらいのメンバーが歌い踊るダンス曲を想像する人が多いんですよ。だから、ギターを弾きながら、いい声で、自分の話で曲を作り、歌うのが僕? ですかね? わかりません(照)。でも僕は、ダンスはできません。ダンスをするつもりはこれからもないので、どうかみなさんには期待しないでほしいです(笑)。

――今後、日本での活動も期待していいでしょうか? 日本でやりたいことは何ですか? ライブやイベントなど仕事面でのこと、そして個人的な楽しみも含めて教えてください。

ロイ・キム:機会さえあれば今後もまた日本でライブがやりたいです! 実際、韓国と日本はそんなに遠くもないですし。釜山に行くより近いです。最近では釜山に車で行くのに5時間くらいかかったりするので(笑)。そのためにも日本語を覚えなくちゃいけないんですけど、どうしたら早く覚えられるのか……。友だちを作ればいいという話も聞きますが、今後日本で活動する機会が増えれば日本人の友達もたくさんできますかね(笑)。いずれにせよ、また早く日本でライブをやりたいです!

ライター:尹 秀姫 / 撮影:朝岡英輔

■リリース情報
日本ベストアルバム「ROY KIM BEST」
好評発売中

価格:3,000円+税 仕様:CD+DVD
発売元・販売元:ポニーキャニオン

<収録曲>※全17曲
1. 春 春 春(Bom Bom Bom)
2. Love Love Love
3. 永遠なんてないけれども
4. 秋に
5. Home
6. ピノキオ (ドラマ『ピノキオ』より)
7. It's Christmas Day
8. 僕を愛していない (ドラマ『2度目の二十歳』より)
9. 北斗七星
10. 離れないで
11. もしかしたら僕 (ドラマ『また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~』より)
12. HEAVEN (ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』より)
13. 自己注意報
14. 君がかわいいから
15. ふと
16. 想像したことがある?
17. その時に別れればいい

<封入特典>
・ミュージックビデオDVD
「春 春 春(Bom Bom Bom)」「Love Love Love」「Home」「北斗七星」(全4曲収録)
・フォトブックレット 40P
(全曲歌詞/日本語対訳/フリガナ/ロイ・キム書き下ろしによるライナーノーツつき)

■関連サイト
ロイ・キム 日本オフィシャルサイト:https://roykim-official.jp/

記者 : Kstyle編集部