「私のIDはカンナム美人」イム・スヒャン“ASTRO チャウヌとのキスシーン、現実的でありながらも…”

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写真=FNエンターテインメント
「現実的でありながらも、きれいに撮りたかったんです」

JTBC「私のIDはカンナム美人」で主人公カン・ミレを演じた女優イム・スヒャンが相手役の俳優ASTRO チャウヌとのキスシーンに関して聞かれると、このように答えた。最近、ソウル中区小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルでインタビューの場を持ったイム・スヒャンは「ミレとギョンソク(ASTRO チャウヌ)のキスはとても現実的な場所で、現実的な姿で行われた」とし「その姿をきれいに表現したかった」と話した。

「とても悩みました。二人とも“母胎ソロ”(生まれてから一度も恋愛経験がない人)として登場しますよね。だから初めてのキスもただ唇が触れるだけの水準かなと思いました。でも母胎ソロだとしても、ミレとギョンソクもドラマや映画を見ながら学習してますよね? ハハハ。2人がこれまで手だけ握っていたので、キスシーンに逆に驚きました」

反応は爆発的だった。「私のIDはカンナム美人」 の公式チャンネルに掲載されたクリップ映像へのアクセス数は50万件に及んだ。イム・スヒャンは「キスシーンがきれいに映るためには俳優たちは非常に奇形的な姿勢を取らなければならない」とし「(チャ)ウヌは体がつったと思う」と付け加えた。また一方で、「(二人の唇が)一度離れてから、再び口づけをするのは私のアイディアだった」と笑った。

このシーンには特別な秘密が隠されている。ギョンソクが手で覆った写真だ。整形手術で美人になったミレは、ギョンソクに「あなたが整形前の私の顔も好きなら、本当に私を好きってことよ」と言う。その言葉を聞いたギョンソクはミレの整形前の写真に手を置いたまま、彼女に口付ける。イム・スヒャンは「あなたのすべての姿を愛するという意味」だと説明した。

写真=JTBC「私のIDはカンナム美人」放送画面キャプチャー
イム・スヒャンは「私のIDはカンナム美人」 で年齢が上の俳優のうちの一人だった。チャウヌ、クァク・ドンヨンとは7歳の差があり、親友として出てくるドヒより4歳年上だ。

「私は落ち葉が転がっていくのにもう笑えません。でも若いメンバーたちはそれが笑えたようです ハハ。年下のメンバーたちと気楽に付き合おうとしました。そうしてみると、私ももっと若くなったような気がしたんです。あと私が遅く出来た子で、末っ子なんです。年下のメンバーたちと過ごすのはあまり大変ではありませんでした。ただ容貌が大人っぽいとよく言われたので、視聴者が違和感を感じないかと心配になりました」

彼女は気楽な先輩になりたいと話した。演技は呼吸が命だが、相手の俳優を楽に感じてこそ、いい演技が出きるという考えからだ。「私のIDはカンナム美人」 への出演を決めた後、真っ先にやったのもドヒと親しくなることだった。プライベートで会って、ご飯も食べたり、電話もよくしたりして、距離を縮めていった。

「ドラマも映画でも演劇でも、呼吸をうまく取ることが一番重要です。私が目立とうとすれば、調和が乱れました。今回の作品においても、俳優たちと早く親しくなりたいと思いました。ウヌやドンヨンがとてもいたずらっ子で現場が本当に面白かったです。後半部にはウヌと笑うシーンが多かったけど、撮影時はほぼ現実の笑いが出たりしました」

「私のIDはカンナム美人」 を終えたイム・スヒャンは、しばらく休息を取る計画だ。長期休みには数ヶ月前に生まれた甥に初めて会いに行くと言いながら、期待を表した。英語とピアノの演奏も学ぶつもりだ。イム・スヒャンは「今年撮影する作品は、すでにキャスティングが終わっています」とジョークを飛ばし、「次期作は、来年に決める予定」だと耳打ちした。

記者 : イ・ウノ、翻訳 : 浅野わかな