【REPORT】Block B テイル&ユグォンによるユニットT2U、東京公演が大盛況!テイルの誕生日をファンとお祝い

Kstyle |

9月24日(月・祝)に、韓国発男性7人組グループBlock Bから、ヴォーカル・パフォーマンスに定評のあるメンバーテイルとユグォンによるユニットT2U(トゥーユー)が、5月の埼玉、名古屋、大阪、東京で行い全公演ソールドアウトしたライブハウスツアーの追加公演にあたる「T2U(from:Block B)SPECIAL STAGE 2018 “ENCORE LIVE”」の東京公演をニッショーホールで開催した。

「T2U(from:Block B)SPECIAL STAGE 2018 “ENCORE LIVE”」の最終公演でもあるこの日は、メンバーのテイルの誕生日当日ということもあり、会場は満席の大盛況。ライブ1曲目は、今年6月に発売されたBlock Bオリジナル・ベストアルバム「Block B THE BEST」に収録されたT2Uオリジナル楽曲「遅すぎるのに」からスタート。ミディアムテンポのメロディーにテイルの伸びやかな高音とユグォンの優しく甘い歌声が心地よく重なり、会場は早くも1つになる。

テイルのソロコーナーでは、ファンからテイルに歌ってほしい曲としてリクエストされた曲の中で、機会があれば歌いたいとずっと思っていたという「レイニーブルー」をアコースティックギターアレンジで披露。唯一無二とも言えるテイルの美しい高音を堪能できる曲で、今まで歌っていなかったことが信じられないほどの高い完成度を見せてくれた。続く韓国語楽曲「君を想う」では、大切な人といる日々の幸せをシンプルで純粋な言葉で綴られた歌詞をみなさんにも理解して聞いてほしいと、日本語訳の歌詞カードが配布され観客と一緒に曲の世界を感じたいというテイルの気持ちが伝わるステージとなった。

テイルに代わってステージに現れたユグォン。日本デビュー以降、コツコツと努力を続け、現在では通訳不要の日本語レベルにまでなったユグォンの1曲目は「打上花火」。前回の全国ツアーで披露した「LEMON」に続く米津玄師の楽曲だが、最近見たアニメーションの楽曲で、夏の終わりの今回の公演に合っていると思ってと選曲するあたりが、さすが日本通のユグォンらしい。

MCが登場してのトークコーナーでは、テイルが小田和正のライブを観覧し感動、自分も同じように年を重ねていきたいと思ったことや、本日(26日)発売のT2Uの初シングルタイトル曲でユグォンが作詞した「OCEAN」についての話では、「前にファンの皆さんに明るい歌詞を書きますと話して、それを意識しながら書いたら、めっちゃ良い歌詞が書けた」と自信満々&満面の笑みで語るユグォンの姿も。最近ユグォンがInstagramでテイルの動画や写真を“○○テイル”と付けて投稿している話題では、いつどこにユグォンカメラがあるか分らないので、ドアを開けるのが怖いけど普段自分がセルカを撮らないので「本当にほんの少しだけ感謝しています」とテイルが話していると、バースデーケーキが登場。ファンは入場時に配布されたスローガンを掲げながらテイルのバースデーを一緒にお祝いし、この日1番の幸せな空気が流れるシーンとなった。

再びテイルのソロパフォーマンスでは「1991年冷たい風が吹いた夜」からスタート。大阪公演では涙を流してしまったという、幼い日の自分に返り母への思いを歌ったパク・ヒョシンの名バラードを感情豊かな歌声で奏でる。テイルソロラストは、本日発売されるT2Uの初EPにも収録されたクリス・ハートの「I LOVE YOU」のカバー。弦楽器とピアノの美しいメロディーに、テイルに1つの楽器のように美しい歌声が重なり、バラードボーカリストとしての実力を存分に感じさせてくれる時間となった。

続いてはユグォンのソロパフォーマンスへ。EP収録曲「Everythin'-JP ver-」では、ステージを移動しながら会場に詰め掛けたファンを愛おしそうに見つめるユグォンに応えるかのような、ファンの完璧なコール&レスポンスが印象的だった。5月のT2U公演ではあまり踊らなかったので、今回は踊れる曲を用意しましたという言葉に続いて披露したのは、ユグォンが初作詞作曲したミディアムテンポ楽曲「痛くない」、ユグォン、P.O、ビボムのユニットBlock B BASTARZの2ndシングル「Make it Rain」と2曲続けて披露。ラップ含め3人分のパートを全て歌いながら、男らしくハードな楽曲&ダンスの魂の入ったステージで、さきほどまでの優しいイメージと180度異なるユグォンのセクシーな魅力をたっぷり見せてくれた。

本編ラストはT2Uのユグォン作詞によるミディアムバラードの新曲「OCEAN」声質の全く異なるテイルとユグォンだが、2人の共通の魅力の1つであるすべてを包み込むような優しさを感じる楽曲とも言える。

アンコールのバラ―ド「Good Bye」では、甘く切ないユグォンの歌声と、美しく透き通るテイルの歌声のハーモニーを堪能。Block Bのライブのアンコール定番曲でもある「Movie's Over-JP ver-」では満員の客席に降り、ファンへ感謝の気持ちを伝えながら歌う姿も見られた。

2人の相性の良さ、完璧なステージと笑いの絶えないトークでのギャップはもちろん、誰もが認めるテイルの歌の実力、思わず見入ってしまう表現力豊かなユグォンのダンスと、前回のT2Uツアーからわずか数ヶ月にも関わらず、驚くほど進化した姿を見せてくれたT2U。これからも活動を続けたいと力強く語ったT2Uの今後がさらに楽しみになる、そんなステージで魅せてくれた。

ライター:平松道子

【公演概要】
「T2U(from:Block B)SPECIAL STAGE 2018 “ENCORE LIVE”」東京公演
日時:9月24日(月・祝)17:30開演
会場:ニッショーホール

【セットリスト】
1.遅すぎるのに/T2U
2.レイニーブルー/テイルソロ(原曲:徳永英明)
3.君を想う(KOR)/テイルソロ(原曲:One More Chance)
4.打上花火/ユグォンソロ(原曲:米津玄師)
5.1991年冷たい風が吹いた夜(KOR)/テイルソロ(原曲:パク・ヒョシン)
6.I LOVE YOU/テイルソロ(原曲:クリス・ハート)
7.Everythin'-JP ver- /ユグォンソロ
8.痛くない/ユグォンソロ
9.Make it Rain(KOR)/ユグォンソロ(原曲:Block B BASTARZ)
10. Ocean/T2U
アンコール
1.Good Bye/T2U
2.Movie's Over-JP ver-/T2U(原曲:Block B)

記者 : Kstyle編集部