【REPORT】THE BOYZ、チョン・セウン、MXM、注目新人が揃い踏み!KMFならではスペシャル舞台にファン熱狂

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新人アーティストの“スター登竜門”と呼ばれるイベント「KMF」が11年目に突入! 東京(9月14日)、札幌(9月16日)で「11thKMF2018」が開催された。ここではMXM、チョン・セウン、THE BOYZの3組が出演した東京公演(会場:Zepp DiverCity TOKYO)の1部をレポート!

MXM、チョン・セウン、THE BOYZはいずれも昨年デビューしたばかり&赤丸急上昇中の新人。フレッシュで勢いのあるラインアップに期待が高まる。

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まずはTHE BOYZから、ヨンフン、ジュヨン、ヒョンジェの3人がスペシャルMCとして登場し、初々しくもテンポよい日本語トークで沸かせていく。ヒョンジェは「こうして3人でMCをするのは初めてなので、すごくドキドキします」と話し、その後、3人はイベントのテーマが「LOVE」であることを確認。ヨンフンが「僕たちが『LOVE』と言ったら、皆さんは『KMF』と叫んで下さいね」と話した後には、大きな「LOVE」「KMF」のコール&レスポンスが行われ、会場はラブに満ちていく。そして3人が「行きましょう」とシャウトすれば、いよいよ本編の幕開けだ。
 

トップバッターはノンストップの笑顔が魅力のMXM!

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トップバッターはサバイバルオーディション番組「Produce101シーズン2」から羽ばたき、昨年9月にデビューした男性デュオのMXM。10月には初のZeppツアーを控えているとあって、期待を裏切らないホットなステージが展開される。

オープニングには、僕は君に相応しい唯一人の男だよ、と歌う正規デビュー曲の「I'M THE ONE」をチョイス。爽やかな笑顔で演じるブライト・チューンに会場は一気に華やぎ、二人は「I'M THE ONE」と歌いながらダブルでハートマーク! MXMの原点に立ち返った後は、今年1月に発売した2ndミニ・アルバム『MATCH UP』収録曲を中心に構成していく。パーフェクトな女性へのラブソング「完璧に完璧だ」はアメコミタッチのバックを背景に演じ、楽しさがアップ。そして次の曲へ移る前にトークでファンに挨拶し、ひと息つける。

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「久しぶりに日本のファンの皆さんの前で公演をして、すごく楽しいです。今日は今までお見せできなかった歌を披露します」と意気込んだのはドンヒョン。その後、二人はイベントのテーマに沿ってハートマークを演じ、ファンも二人にハートマークをプレゼントする。

そして、ヨンミンが「Let's go!」とシャウトし、跳ねるピアノからスタートするハッピーチューンの「ERRDAY」へ。そのタイトルはEVERYDAYを意味し、毎日、君が一番可愛い、という歌詞にファンは胸キュン。その後、『MATCH UP』のタイトル曲「DIAMOND GIRL」を歌えば、それは前半のハイライトに。「So shine so shine so shine」という詞に合わせて、ステージはゴールドに照らされ、「My diamond girl」と歌うと、バックにはダイアモンドが輝き、レーザー光線もプラチナ色に変化。キラキラ感たっぷりのステージでファンを酔わす。

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「次は皆さんが全員、知っている曲。知っていれば、一緒に歌って下さい」と話して披露した「Boys and Girls」(原曲:Zico)は「Produce101シーズン2」で二人がトライした曲。イントロだけで高い歓声が上がり、よく知られるこの曲を演じることで会場の一体感を演出する。頭上ではミラーボールが回り、ヨンミンは手を振ってファンの声援にレスポンス。この曲はバックダンサー無しで歌い、派手さを抑えたステージはオーディション番組での初心に帰ったかのよう。ラストには発売したばかりの1stアルバム『MORE THAN EVER』からタイトル曲「YA YA YA」を選び、楽しさ弾けるステージングで会場を笑顔でいっぱいにした。

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歌い終えた後は手をフリフリさせながら舞台を後にした二人。そんな姿にも可愛らしさが溢れている。ライブ中、二人は笑顔を絶やすことなく、アイドルらしさを振りまいたが、ヨンミンのボーカル&ラップの両刀使いはスキルフルに光り、二人はその実力を遺憾なく見せつけたのだった。

さらにライブの後半ではツアーのPRも抜かりなくアピール。ヨンミンは「名古屋、札幌、東京、大阪でツアーがありますので、期待して待っていて下さい。スペシャルゲストとして(同じ事務所の)KANTO先輩も来てくれますので、楽しみにして下さい」と声を弾ませ、ツアーでパフォーマンス予定の「チェックメイト」を先攻プチお披露目。二人同時に上着をはだけるチェックメイト・ポーズにフロアは大きく沸いた。


「K-POP界のポニョ」ことチョン・セウンが東京初上陸!

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MXMの舞台が終わると、スペシャルMCの3人が再びステージに立ち、絶妙&ナイスなトークで伊達男ぶりを発揮する。ジュヨンが「皆さん、僕たちを待ってましたか? 僕たちは皆さんに会いたかったで~す」と話せば、横からヒョンジェがツンツン攻撃。ヨンフンがファンに向けて「今日から皆は僕のものだよ」と宣言すると、その言葉にジュヨンとヒョンジェが「格好いい」とため息を漏らす。さらにヒョンジェが「日本のTHE B(THE BOYZのファン)の皆さん、本当、愛してるー」とラブメッセージを放てば、場内のラブ度数は150%を超えるのだった。

そんなトークの後は、ヒョンジェが「東京初登場! 優しい歌声に沢山癒されて下さい」と呼びかけ、ソロ歌手のチョン・セウンにバトン・タッチ。東京初上陸なだけに、セウンがステージに立っただけで、会場からはハンパない声援が沸き、それだけでも、ファンの期待の大きさが分かろうってもの。オープニングはトレンディ・チューンの「IRONY」。客席に向け、手を振って歌い出した彼は、ゴールドに灯る都会の夜景をバックにパフォーマンス。「I I Irony」という詞では「アイ、アイ、アイ」と歌いながら手を縦に振り、会場を盛り上げていく。そしてラストはタクトを振るようにパフォーマンスし、“初東京”ながら、余裕のある滑り出しを見せた。

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その後、彼は「僕の歌が皆さんにちょっとだけでも力になれたら、と思います。今日はもっと頑張ってみます。東京は初めてです。今日はコンディションがとてもいいです。僕も楽しく歌うので、皆さんも楽しく歌って下さい」とコメントし、MC中には、フロアから何度も「可愛い~~」との声援が飛ぶ。そんな彼についたニックネームは「(『崖の上のポニョ』の)ポニョ」。セウンがフロアに「ポニョに似ていますか?」と問いかけると、客席は一斉に「イェ~(はい)」と声を揃えた。

ファンとのやりとりを楽しんだ後は、彼のセクシーな面が表れるという「Toc, toC」へ。アーバンなR&Bサウンド、ファルセットを取り入れた歌唱、さらにはジャケットをはだけさせながらのファルセットと、セクシーにツボを突き、最後は腕を組んでの決めポーズ。謙遜気味に「(僕のセクシー・パフォーマンスには)笑っちゃいました」と話すが、そのセクシーさにはファンもメロメロだ。

そして「凄く意味のある歌。デビューした時の気持ちで歌いたい」と話して歌ったのは昨年8月にリリースしたデビュー曲「JUST U」! そのテーマは、女性にチェックメイトされ、彼女に夢中になる男心。バックには、主人公の気持を代弁するかのように幾つものチェスピースが映し出され、曲の世界を大きく膨らませる。さらにセウンはマイクをスタンドから外して、イルなモードに。客演ラッパー、Sik-Kのパートも自ら演じてヤバさを炸裂させ、ファンを驚かせた。

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オリジナル曲を3曲続けた後、彼は「皆さんのために準備しました」としてこの日のスペシャルソングを披露。愛用のギターを手にし、アコースティックに魅せるのだが、そのギターの名前は「プリン」なんだとか。なるほど、明るい茶色のボディはカスタードプリンを、焦げ茶色の周縁部はカラメルソースをイメージさせ、そんなニックネームのつけ方も微笑ましい。そして演じたのは米津玄師の「Lemon」! しっかりとした日本語での歌唱に客席はじっくりと聞き入り、歌い終えた後、彼は満足気にサムズアップを見せた。

そして最後は最新ミニ・アルバム『ANOTHER』から2曲を。軽やかなラブソング「EYE 2 EYE」では手を左右に揺らしながら歌い、フィナーレに選んだタイトル曲「20 Something」では詰めかけた同年代のファンに勇気を与えていく。6曲を歌い終えた後は、両手を振って、かつ、体をクルクルと回しながら舞台袖へ、と全てが可愛らしかったセウン。愛くるしいフェイス、癒し系のキャラ、小動物をイメージさせる存在感と、どれもが「ポニョ」というニックネームを納得させる。同時に、確かな歌唱力もアピールし、彼はこの日、“チョン・セウン”というソロ・シンガーのしっかりとした存在感を印象付けたのだった。

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またライブ中のトークでは「これからも(皆さんの)力になる歌を歌うために、もっと頑張るセフンになります」ときっぱりと宣言。「Lemon」を歌った後には「(今回のステージのために)日本語を勉強しました。次に来たら、どういう曲を歌うのか、楽しみにして下さい」と語ってくれたので、次の来日を心待ちにしたい!


THE BOYZが完全体で初来日

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トリを飾ったのは昨年末にデビューしたばかりの12人組、THE BOYZ。今年4月に日本での初ステージを踏んだが、その時はファルが怪我により不参加。完全体での来日は今回が初だ。
そんな彼らのステージはファンキーでクールな「Giddy Up」から。ダイナミックで大迫力のステージングは舞台が手狭に感じるほどで、さすがは12人! オープニングから、完全体のパワーにヤラれる。

自己紹介ではそれぞれが短めに。日本のステージ初登場のファルはラップ調に話し、キューはホッペに手を当てながらキュートにアピール。その後、「楽しい舞台を用意してきましたが、皆さんも楽しむ準備は出来ていますか?」と煽り、ファルも「12人で初めて東京に来れて、光栄に思っています」とコメント。そしてキューの呼びかけで、メンバー全員がフロアに思い思いのハートを描けば、ステージ上はまるでハートの博覧会! ここでも12人のパワーを実感する。

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続いたのはこの夏を爽やかに変えたラブソング「Keeper」。キューが操縦桿を握り、他の11人が飛行機を演じるという、大所帯チームならではスケール感のある飛行機ダンスが大きな見せ場だ。さらには、ハートの花びらが舞う中、それぞれのメンバーが自在にハートマークを演じ、ラストはファルが「今、この場所を守るよ」と歌いながら、スモールハートから大きなハートヘスウィッチさせ、ハートの二段活用! 鮮やかに締めた後は原点とも呼べるデビュー曲「Boy」へ。スピーディーかつメロディアスなナンバーに会場はさらにヒートアップしていく。

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歌とダンスとハートをプレゼントした後は愛嬌を贈る番だ。ハンニョンは好きな日本語という「きゃわたん」に合わせて愛嬌の3点セットをお披露目。彼は「きゃ」という掛け声に合わせてピースサインを、「わ」ではダブル・ピースを、「たん」では目を閉じながらのダブル・ピースを演じ、ファンのハートを虜に。サンヨンは“ひょっこりはん”を演じ、ニューはフェイバリット・ソングだと明かす、西野カナの「君って」から「ねえ覚えてる? 君がくれた言葉~」とアカペラ・ライブ。エリックはタオルで一度、顔を隠してからの「愛してる~」でファンをドキドキさせ、メンバーはクールなパフォーマンスとのギャップでファンのハートを射抜いた。

白のジャケットを着けて演じたのはこの日のスペシャル・ステージだ。メンバーはEXOの「Love me Right」をカバーし、ラストは来日直前にリリースしたシングル『THE SPHERE』収録の2曲を出来たてホヤホヤの状態でお届け。まずはカップリングの「L.O.U」を演じ、最後はタイトル曲「Right Here」でフィニッシュ。エネルギッシュなエレクトロ・ダンス・チューンでファンを熱狂させたのだった。

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フィナーレでは、3組の出演者が一同に会し、全員で80年代の名曲「風船」(原曲:五本指)を合唱。ミラーボールが回る中、出演者はサインボールを投げ入れながら歌い、ハッピー・ムードで幕締め。MXMは「とても楽しかったです。日本のファンの皆さんと一緒に過ごせて良かったです」と、セウンは「また皆さんと一緒に過ごせる日が早く来たら、いいですね」と、そしてTHE BOYZは「皆さん、一緒にできてうれしかったです。ありがとうございました!」と感想を述べ、最後は全員で「またお会いしましょう。またね~」と一礼。エリックは内ポケットから何度も指ハートをプレゼントしていた。

この日の出演者はいずれも日本デビュー前。にもかかわらず、フロアの熱気は凄く、日本での本格デビューが実現した暁にはブレイク間違いなし……そう予感させる素敵なステージだった。

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ライター:きむ・たく

■公演概要
「11th KMF2018(11th Korean Music Festival)」
日時:2018年9月14日(金) 1部 OPEN 13:00 / START 14:00
会場:Zepp DiverCity TOKYO
出演者:チョン・セウン、MXM、THE BOYZ

【セットリスト】
●MXM
01. I'M THE ONE
02. 完璧に完璧だ
03. ERRDAY
04. DIAMOND GIRL
05. Boys and Girl / Zico(スペシャルステージ)
06. YA YA YA

●チョン・セウン
01. IRONY
02. Toc,toC
03. JUST U
04. Lemon / 米津玄師(スペシャルステージ)
05. EYE 2 EYE
06. Something

●THE BOYZ
01. Giddu Up
02. Keeper
03. Boy
04. Love me Right / EXO(スペシャルステージ)
05. L.O.U
06. Right Here

●フィナーレ:風船

オフィシャルHP:http://www.japankorea.org/

記者 : Kstyle編集部