JYPエンターテインメント（以下JYP）が手がける中国人グループ BOY STORYが9月に正式デビューする。

BOY STORYはJYPの中国法人である、JYP ChinaとTME（中国TENCENT MUSIC ENTERTAINMENT GROUP）が合併した新星エンターテインメントが披露した、平均年齢13歳のボーイズグループだ。ハン・ユー（14）、ジ・ハオ（13）、シン・ロン（13）、ズ・イー（13）、ミン・ルイ（12）、シュー・ヤン（11）の6人のメンバーで、現地化戦略を目標に、全員中国人メンバーで組まれた。

グループの選抜には、JYPのパク・ジニョン代表が参加した。2016年9月、中国最大のオンラインコミュニティプラットホームである百度贴吧（Baidu Tieba）とともに、BOY STORYの選抜過程を扱った番組「おかしなおじさんが来た」を制作し、GOT7 ジャクソン、miss A出身のフェイなどが共に出演した。

「本物が来た」というキーワードの下に誕生したBOY STORYは、強烈なヒップホップベースのダンス音楽と、肯定的なイメージの歌詞、カル群舞（体を曲げる角度から指先まで完璧に合わせ、刃物のようにキレのあるダンス）を基盤としたパワフルなパフォーマンスで既存の中国アイドルとの差別化を試みた。

特に正式デビューに控えて、1年間で4曲のフリーシングルを発表する「REAL！」プロジェクトを通じて、“準備ができた新人”の姿を見せた。昨年9月の1stシングル「HOW OLD R U」を皮切りに、12月15日に2ndシングル「Can't Stop」、今年3月30日には3rdシングル「JUMP UP」を公開し、6月12日には、正式デビュー前の最後のシングルである「Handz UP」を発売した。

このシングルのプロデュースもやはりパク・ジニョンが引き受け、この楽曲は中国最大の音源サイトQQミュージックのミュージックビデオチャートおよび中国最大の動画配信サイト音悦台（YinYueTai）総合チャートで1位を獲得した。またミュージックビデオはそれぞれ映像プラットフォームMiaoPai（秒拍）で累積再生回数2500万回を突破した。「Handz UP」の発売とともに披露したフォトブックも完売となった。

リレーで公開された映像コンテンツで、ファンとの親密度も高まった。JYPでのトレーニングの姿が収録された「BOY STORY説明書ビギンズ」、フリーシングルでの活動記とメンバーたちの成長ストーリーなどを披露した「BOY STORY説明書」をはじめとし、「BOY NEWS」「告白部屋」「日常小劇場」など、多様な映像コンテンツでファンとコミュニケーションしてきた。最近ではQQミュージックが全額投資、制作および配給を担当した6部作「BOY STORY SUPER DEBUT」を、先月23日からQQミュージックのプラットフオームで披露している。夏休みを過ごすBOY STORYと彼らの本格的なデビューの過程が放送される中、特にソウルの城内洞（ソンネドン）のJYP新社屋を訪れるBOY STORYの姿も放送される予定であり、期待が高まる。

彼らのスター性を見込んだ主要業者とのコラボレーションを通じても株価を高めている。中国の代表電子製品ブランドである、Xiaomi系列のシャオシン、ボーイロンドンコリアをはじめとして、他多数のファッション及び雑貨ブランドとコラボレーションした。

BOY STORYは9月に正式デビューと大規模なショーケースツアーを通じて、中国の音楽市場の攻略に乗り出す。BOY STORYの発掘およびデビュープロジェクトをリードしてきたJYP Chinaは「フリーシングルプロジェクトおよび多様な映像コンテンツを通して、すでにチームのカラーと実力を見せているだけに、正式デビュー後によりたくさんの中国ファンの好評と愛を受けることが期待される」と明らかにした。