B1A4 サンドゥル「アイドルという偏見を無くすために努力…ミュージカル俳優としても認められたい」

MYDAILY |

B1A4 サンドゥルがミュージカル「アイアン・マスク」を通じて、ミュージカル俳優として成長した姿を見せた。

サンドゥルは最近、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)光林(クァンリム)アートセンターBBCHホールで行われた、ミュージカル「アイアン・マスク」練習室公開の後、インタビューを行った。

ミュージカル「アイアン・マスク」は17世紀のフランス・パリを舞台に、時間が経って銃士を引退した三銃士アトス、アラミス、ポルトスと銃士隊長になったダルタニャンが、ルイ14世をめぐる秘密を暴く冒険を描くミュージカルだ。サンドゥルは劇中で、フランスの王であり虚栄心が強く独善的なルイ役と、ルイの双子の弟という理由で鉄の仮面を被らされ、監獄に閉じ込められたフィリップ役の二役を演じる。

この日サンドゥルは、一人二役に挑戦することに対する覚悟を伝えた。また、映画「アイアン・マスク」でサンドゥルと同じく、ルイ役とフィリップ役を演じたレオナルド・ディカプリオについても言及した。

彼は「すごく負担を感じています。かっこよくて、若かった頃のレオナルド・ディカプリオがこの役を演じていますからね(笑)。思ったより多くの方々が、レオナルド・ディカプリオが演じたルイとフィリップを覚えていました。だから僕も映画をもう一度見ましたね。メンバーたちもよく『この映画の主人公はレオナルド・ディカプリオだよね? 』と言って、からかってきます(笑)。そのたびに負担を感じたりはしますが、映画は映画で、僕がやっているのはミュージカルだから大丈夫です」と伝えた。

「アイアン・マスク」ではINFINITE ドンウ、BTOB チャンソプ、VIXX ケンもサンドゥルと同じ役を演じている。同じアイドルであるということから競争心もあるのだという。

サンドゥルは「ある程度は(競争心が)あります。無いと言ったらそれは嘘でしょう。しかし、良きライバルと思ってお互いに頑張っています。この作品が韓国国内では初めて披露される作品であるため、僕たちが上手く引っ張っていかなければなりません。だから僕たち同士で競争したり、対立するなんてことはできません。全体で共有したり、一人で勉強したりしながら、より素晴らしい作品を作るために努力するWin-Win(ウィンウィン)の関係にあります」と強調した。

ミュージカル俳優として見せたいことも多いというサンドゥル。ミュージカルに出演し続ける理由については「ミュージカル『ALL SHOOK UP』に出演し舞台に上がった時に、生きているという感じを受けたんです。その感じを受けてからはミュージカルが楽しくなったし、遊びながらやっているという感覚です。その魅力を一度感じたら、出演し続けたくなりました。素敵な公演、素敵な作品を作ってみようという心構えは、今も昔も同じです」と説明した。

しかし、アイドルのミュージカル出演に対する偏見も無視できない。このような偏見に対してサンドゥルは「僕がどのように思われているのだろう」と悩みながら、さらなる成長のために頑張っているという。

サンドゥルは「僕1人で客観的に判断することは難しいです。だからたくさんの方々に『本当に僕がよくやっていますか? 』『このぐらいは大丈夫ですか? 』と聞いてアドバイスを頂きながら、僕自身を成長させるために努力し、真面目な人になるために頑張っています。今回の作品を通じて偏見を無くしたいです。多くの方々から信頼を得ることができるくらい、良い姿を舞台でたくさんお見せしたいと思っています。『この人は上手だね』という話を聞きたいです」と告白した。

更に「ミュージカルに出演するアイドルたちは、使命感を持って頑張らないといけないです。そうやってこそ、後輩アイドルたちもミュージカルに挑戦することができるので、模範になるべきだと思っています。アイドルですがミュージカル俳優としても認められたいです」と覚悟を伝えた。

ミュージカル俳優としての自身の長所については「共演した先輩俳優の方々が『君と演技すると気楽で良いよ』と言ってくれます。『上手だ』と褒められたことも多いです。そのような部分が僕の長所だと思います。ミュージカルという作品の中で、敢えて僕が輝いたり、目立ったりする必要は無いと思っています。ある程度の存在感をアピールするのも大事ですが、目立つために無理に頑張ろうとは思いません。皆で一緒に作っていく作品ですからね。他の俳優たちとのケミ(ケミストリー、相手との相性)や共演した時にシナジー(相乗効果)を最大限出していくことが一番大事だということを学んだので、そのようなことを意識しています。それも僕の一番の長所だと思いますね」と話した。

ミュージカル「アイアン・マスク」は11月18日までソウル光林アートセンターBBCHホールで上演される。

記者 : ホ・ソルヒ、写真 : キム・ソンジン