劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」韓国最古のアニメ映画祭で海外デビュー!監督&PDが舞台挨拶に登場
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「SICAF」とは、韓国で最も歴史の長い国際アニメーションフェスティバルである。2018年のテーマは“アニメーションと漫画を通して、様々な人生を見て、人生の理由と目的を振り返ろう”という主旨の元に開催された。
そんな歴史ある映画祭のオープニングを飾った本作は、韓国ファンからも一目置かれているようで、一般枠はすぐに定員オーバーに。朝の7時ごろから並んでいるファンも見受けられ、韓国でも“キミスイ”旋風が巻き起こっている様子が分かる。
MEGABOX 東大門で行われた上映前の舞台挨拶には、監督の牛嶋新一郎とプロデューサーの高橋祐馬が登壇。牛嶋は、本作について「小説と同じ読後感を目指して映画を制作しました。住野先生とも、何度も打ち合わせを重ね、背景にたくさんの色を盛り込みました。アニメだからこその美しい映像が作れたと思います」とコメント。さらに「本作を一言で表すと“生きる”」と高橋プロデューサーが語ると、牛嶋監督は「絆」とコメントし、舞台挨拶は大きな拍手の中幕を閉じた。
また、上映後の監督サイン会には、30名のファンが参加(30名先着限定)し、牛嶋監督からは一人ずつへ丁寧に、サインと「カムサハムニダ(韓国語でありがとうの意)」のハングルが贈られました。参加者から監督に直接伝えられた感想としては、「好きな作品のアニメ化と聞いて心配もあったが、それを裏切る内容だっただけでなく、期待を遥かに超える出来だった」「このような立派なアニメ作品に仕上げてくれてありがとう」といった感想が寄せられた。
さらに、韓国での海外デビューを果たした“キミスイ”が、全世界10ヶ国以上、約1100館規模での公開が決定。今秋からアジア、オーストラリア他での上映が決まり、今年は世界で“キミスイ”旋風が巻き起こることだろう。
衝撃的なタイトルで発表直後から大反響を呼び、累計発行部数260万部を突破した住野よるの小説デビュー作「君の膵臓をたべたい」を原作にした、劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」は、9月1日(土)より日本全国で公開される。
タイトルからは想像し難いほどに切なく儚い「僕」と桜良の物語は、2017年の実写映画化をきっかけに、さらに多くの人々の元に届き、大ヒットを記録。劇場アニメである本作は、2人の瑞々しい関係性やその後に待ち受ける残酷な現実、そしてそこから前を向き強く生きていく人々の姿を、アニメーションならではの映像美により幻想的な世界観で描く。
公開までいよいよ1週間。世界にも羽ばたく“キミスイ”から目が離せない。
■作品概要
「君の膵臓をたべたい」
2018年9月1日(土)全国ロードショー
原作:住野よる「君の膵臓をたべたい」(双葉社 刊)
原作イラスト:loundraw
監督・脚本:牛嶋新一郎
キャラクターデザイン・総作画監督:岡勇一
美術監督:小川友佳子
音楽:世武裕子
アニメーション制作:スタジオヴォルン
オープニングテーマ・劇中歌・主題歌:sumika
配給:アニプレックス
出演:高杉真宙/LYnn/藤井ゆきよ/内田雄馬/福島潤/田中敦子/三木眞一郎/和久井映見
(C)住野よる/双葉社
(C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ
<ストーリー>
他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」。そんな「僕」はある日、『共病文庫』と記された一冊の文庫本を拾う。それは、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女が膵臓の病気で、余命いくばくもないことが記されていて……。病気を隠して日常を過ごす桜良と、その秘密を知った「僕」。
――二人の距離には、まだ名前がない。
■関連サイト
「君の膵臓をたべたい」公式サイト:https://kimisui-anime.com/
記者 : Kstyle編集部