「大君」チュ・サンウク“結婚後の初作品…結婚前よりも、やや成熟したような気がします”

KSTYLE |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

韓国の総合編成チャンネルTV朝鮮で放送された大ヒット時代劇「大君-愛を描く(原題)」がCS放送局・衛星劇場にて、8月17日(金)より日本初放送!

今作はユン・シユンが朝鮮時代最高のイケメンを熱演した話題作で、一人の女性をめぐる兄弟の熱い欲望と純情の記録を描いたロマンス時代劇。今回、日本初放送を記念して、今作で主人公イ・フィの兄でライバルでもあるイ・ガンを好演したチュ・サンウクにインタビュー! ドラマの撮影エピソードや見どころについてたっぷり語ってくれた。

【プレゼント】チュ・サンウク直筆サイン入りチェキを2名様に!応募はTwitterをフォロー&ツイート

――「善徳女王」以来の時代劇出演ですが、オファーを受けたときはどんなお気持ちでしたか?

チュ・サンウク:「善徳女王」が終わってから、早くも9年という時間が流れました。時代劇をやりたいなという気持ちが強くて、特に王様役を演じたいといつもお話ししていたのですが、このようによい作品とよいキャラクターに恵まれて、タイミングがぴったり合ったようです。とても楽しく撮影をすることができました。

――今作へ出演を決めた理由は?

チュ・サンウク:時代劇にはとてもたくさんのキャラクターが登場しますが、その中でもイ・ガンは悪役であるという点がおもしろいと思いましたし、王様役だったので気に入りました。イ・ガンというキャラクターのさまざまな姿に興味を惹かれて、この作品を選びました。

――「善徳女王」との違いは? 今回は舞台が新羅時代ではなく、朝鮮時代ですが、出演して違いを感じたことはありましたか。

チュ・サンウク:「善徳女王」とも最も大きな違いは、当時は僕の登場シーンが多くはなかったところです。(「善徳女王」のときは)僕を見つけるのがかなり難しかったと思います。当時、僕が演じたウォルヤという役は、とてもまっすぐな伽耶国の王子でした。平凡な人物だったと思いますが、それに比べると「大君」のイ・ガンはとても複雑で、基本的に悪いヤツです(笑)。まったく違う人物で、「善徳女王」のウォルヤとは性格がかなり違っています。

――野心に満ちたワイルドな王子、イ・ガンを演じるためにどんな準備をしましたか?

チュ・サンウク:序盤の撃毬(キョック ※騎馬競技)のシーンをはじめ、馬に乗る場面がたくさん出てきました。他の作品でも乗馬を習ったことはありましたが、今回はさらにたくさん練習をしました。乗馬や武術のシーンをうまくやりたかったので、たくさん練習をしました。現代劇ではなく時代劇ですし、王様の役なので、口調や呼吸といった演技のスタイルそのものが大きく違っています。いま話をしているような声のトーンとは違い、発声法などもいろいろな面で現代劇とは違いがあったので、視聴者のみなさんにもそうした点を楽しんでいただけると思います。

――イ・ガンをどんな人物だと分析しましたか?

チュ・サンウク:最初にガンはどんな人物だろうかと考えたとき、一言でいうと「ああ、とても寂しい人だな」と思いました。やがては王になり、まわりから見ればすべてを持っていて、権力があり、何もかも思い通りにできるポジションにいる人物ですが、この世にひとりで生きているあまりにも寂しい人。そのため(権力などの)何もかもが意味を持たなくなる、哀れで孤独な人だと考えました。悪行の限りを尽くす、とても悪い人間ですが、それよりも彼の寂しさにフォーカスを当てました。

――イ・ガンが王になりたかった理由、弟を殺してまでも愛を手に入れようとした理由については、どのように考えましたか?

チュ・サンウク:最も大きな理由は、愛されなかったため、だと思います。3人の王子がいましたが、幼い頃から2番目の王子、僕が演じたイ・ガンはとりわけ愛情を受けられない人生を生きてきたために、そういったことが心の中に残っていて。そして、ひたすら愛されてきた弟を憎んでいました。弟のことが1から100まで憎らしくて、すべてを奪いたいと考えている、そんな気持ちからこのドラマがスタートしたのではないかと思います。

――初共演したユン・シユンさんはどんな俳優でしたか?

チュ・サンウク:シユンとは初めて共演しましたが、イ・フィと似ている部分がとても多いです。とても似ていました。とてもいい子で、まっすぐなきちんとした人でしたし、ユン・シユンが持っているそんな純粋さが演技に溶け込んでいたと思います。とても純粋で優しい子でした。

――チン・セヨンさんとも初共演ですが、どんな方でしたか?

チュ・サンウク:セヨンはとても若いですが、年齢のわりに成熟した演技をしますし、究極の努力家です。撮影前に台本をしっかり読み込んでいて、その努力の様子をそばで見守ったわけではありませんが、一緒に演技をしてみるとすぐにわかります。セリフを間違えたこともないし、撮影現場ではメイクの時間にゲームをしています。それぐらい余裕があるんです。台本は家でしっかり読んできているので。セリフを完璧に覚えているから、そこまでの余裕があるのですが、そんなふうに多大な努力をしている20代の若い女優さんです。近い将来、大韓民国の20代の女優を代表する女優になるのではないかと思います。

――怒り、悲しみなど、激しい感情表現をするシーンがたくさんありましたが、撮影中に最も苦労したシーンは?

チュ・サンウク:特に苦労をしたというシーンはなかった気がします。もちろん、ドラマが進むにつれてガンの感情が激しくなっていき、さまざまな感情を表現しなければなりませんでしたが。体力的には大変なときもありました。長い間、大声を張り上げたりするのはやや大変でした。でも体がちょっと疲れるだけで、そんな演技をしながらむしろ自分としては新鮮でしたし、とても楽しかったです。そうした場面の撮影に向けて一人で準備をする過程も楽しくて、一生懸命に頑張りました。僕はとても楽しかったですし、大変だと感じたことはなかった気がします。

――最も楽しかったシーン、あるいは最も好きなシーンは?

チュ・サンウク:人を殺す場面……なんて言ったら変な人だと思われますよね(笑)。それは冗談で、ガンはドラマの後半で王になるのですが、次第に狂気を帯びていきます。終わりへと近づくにつれて……。そのときのことは本当にすべてが記憶に残っているような気がします。そのような感情、演技、王がそのような感情をあふれさせるということが、とにかくすべて楽しかったです。後半の部分、15話以降のすべてのシーンがどれも記憶に残っています。

――撮影が終わって、もっともやりたいことは? もしくは終わってまずやったことは?

チュ・サンウク:僕について詳しい方は、僕がゴルフ好きだということをご存じだと思うのですが、6ヶ月間、一度もゴルフに行けませんでした。ゴルフもやりたいし、旅行にも行きたいし、それから……はぁ~っ(ため息)、撮影以外のことは何でもやりたいです(笑)。

――結婚後、演技への影響はありましたか?

チュ・サンウク:「大君」は結婚後の初作品でした。結婚前よりも、作品に向き合う姿勢などがやや成熟したような気がします。もっと大人になったような気がしますし、以前よりいっそう真摯に取り組んだ気がします。他のことに気を取られることなく、その一方で作品の細かい点に気を遣いながら集中できたと思います。

――日本のファンもチュ・サンウクさんの来日を待っていると思いますが、予定はいかがでしょうか?

チュ・サンウク:はい、1年に2回ずつ必ず日本に行って、みなさんにお会いしていたのですが、今年は子どもの出産予定日が7月なので、僕の誕生日(7月18日)のときは行けそうにありません(照れ笑い)。今年中には日本に行って、お目にかかれる機会を作りたいと思っています。

――日本で行ってみたところ、もしくは行ってよかったところはありますか?

チュ・サンウク:これまでにも何度かお話ししたことがあるのですが、日本の食べ物はどれも口に合います。韓国にいても日本風のラーメン屋によく行っています。日本に行ったら焼肉も食べますし、行きつけの店も多いです、赤坂に(笑)。日本には何度も行っているので。何でもおいしいので、特別にどこに行って何を食べるというよりも、通りすがりに見つけたものを何でも食べています(笑)。

――今後の活動で決まっているものがあれば、教えて下さい。

チュ・サンウク:まだ決定しているものはありませんが、今年中にまた別の作品でご挨拶できるのではないかと思います。そして今年の7月にいよいよデスンが生まれるので、あと2ヶ月はその準備に集中しようと思っています。おそらく今年中にまた別の作品でご挨拶できると思います。

――「大君」はチュ・サンウクさんにとってどんな作品になりましたか?

チュ・サンウク:「大君」はこれから俳優生活を続けていく中でも強く記憶に残る、そんな作品になる気がします。俳優としても一段階成長することのできた作品だったと思いますし、僕が演じたイ・ガンという人物もおそらく僕が今までやってきた人物の中でも指で数えられるほど、おもしろかった、とても楽しかったキャラクターでした。このイ・ガンという役を通して僕が俳優として一段階成長することができたそんな機会だったと思います。韓国でも多くの方に「大君」を愛していただくことができてとても感謝していますし、このインタビューをご覧になる方々にもたくさん愛していただけたら嬉しいです。ありがとうございます。

■放送情報
「大君-愛を描く(原題)」
CS放送局・衛星劇場にて、8月17日(金)より日本初放送!
毎週(金)午後11:00~深夜1:30 (2話連続放送)
再放送 翌週(木)午後1:30~4:00 (2話連続放送)

記者 : Kstyle編集部