「キム秘書はいったい、なぜ?」パク・ソジュン“人生最高のキャラクター?僕としては…”

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=AWESOME ENT
俳優パク・ソジュンが「キム秘書はいったい、なぜ?」放送終了の感想と撮影のビハインドストーリーを打ち明けた。

パク・ソジュンは最近、ソウル江南(カンナム)区論硯洞(ノンヒョンドン)にあるカフェでtvN水木ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」(脚本:ペク・ソヌ、チェ・ボリム/演出:パク・ジュンファ)に関するインタビューを行った。

「キム秘書」は財力、顔、手腕まですべてをそろえているが、自己愛で固まったナルシスト副会長イ・ヨンジュン(パク・ソジュン)と、彼を完璧に補佐してきた秘書界のレジェンドキム・ミソ(パク・ミニョン)の退社駆け引きロマンスを描いたドラマだ。パク・ソジュンは劇中でイ・ヨンジュン役に扮し、ときには真剣に、ときにはコミカルに、ときには胸をときめかせるシーンを演出し、注目を浴びた。

特に相手役のパク・ミニョンと甘いロマンスを披露する一方、コミカルな姿で“ラブコメキング”として安定した地位を獲得したパク・ソジュン。彼の活躍に支えられ、「キム秘書」は放送される間、ずっと高い視聴率と話題性を誇った。そしてイ・ヨンジュンとキム・ミソのウェディングキスでハッピーエンドを迎え、好評を博した。

写真=「キム秘書はいったい、なぜ?」放送画面キャプチャー
これに対し、パク・ソジュンは「放送が終わって5、6日ほど経ったが、忙しく撮影したので終わってから1ヶ月は経ったような気がする。それだけ面白く撮影したし、多くの方に楽しんで頂いたようでやりがいを感じる」とし「撮影期間がとてもタイトだった。また、忙しかったけど、その中でベストを尽くしたので後悔はしない。今回の作品も長く記憶に残ると思う」と感想を語った。

パク・ソジュンは「彼女はキレイだった」「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」などの成功で“ラブコメキング”になったことに対し「実は、実際の性格が劇中の人物とは正反対な場合が多い。最初にドラマを選んだとき、ラブコメだから選んだわけではないし、今回のイ・ヨンジュンという人物そのものが『僕の人生で会える機会がどれほどあるのだろうか』と思わせるキャラクターだったので会ったことそのものに感謝する。イ・ヨンジュンを演じる中で僕自身を愛する心ができたと思う」と説明した。

また、彼は「僕たちが監督もパク氏で、撮影監督も、僕も、パク・ミニョンさんもパク氏だ。初めて会ったとき『パク氏が4人だからうまくやってみよう』と言った。前の作品はストーリー中心で他のカップルもいたが、今回はメインカップルに集中する部分が多くて休む日がほとんどなかった。それでも後半に入っては監督が休息時間を作ってあげようと努力してくださった」と厳しい撮影スケジュールについても語った。

特にパク・ソジュンは今回の作品で「人生最高のキャラクターを更新した」という評価に対し「これからどんな作品に出演するかは分からないが、僕としては人生最高のキャラクターとは思わない。それを決める瞬間、僕の人生が決まるような気がして、僕は白紙みたいなものが一番よい。気持ちよい言葉だが、警戒しなければならない言葉だと思う」と真剣な姿を見せた。

写真=AWESOME ENT
パク・ソジュンは好評を博したコミカルな演技について「最初はコミカルな演技はどうすればよいか分からなかった。トーンを決めることが難しかった。どうしても行過ぎた設定で現実では見られない人物であるため、僕にとって宿題はその中で『こんな人もいるだろう』と思わせるようにすることだった。イメージ的には最大限原作を参考にしようとした。実は、4話までは僕も視聴者たちの反応を見ながらもっと説得力のある演技をしようと悩んだ。放送される前まではいくら僕ができるだけ自然にトーンを決めても楽しみにしている方もいらっしゃるし、最初にご覧になる方もいらっしゃるので当惑することもあるだろうと思った。それでも『話が進むにつれ、中毒になるのではないだろうか』と思って自信をもって推し進めた。最初は意見が分かれたが、それほど揺らがなかった」と感想を語った。

彼は話題になったベッドシーンについては「ベッドシーンは演技する人の立場ですごく難しい部分だ。それで監督に頼る場合も多い。台本を見た時はこの状況が描かれないため、カメラの構図や現場の状況が大きく反映されると思う。今回のベッドシーンは、シーンそのものがエロチックだったというより雰囲気からきた部分が大きかったと思う。第1話から持ってきた感情も重要だったと思う」と付け加え、理解を深めた。

最後にパク・ソジュンは「『キム秘書』でキスシーンが特に多かった」という指摘に「そうは思わない。ただエンディングにそういうシーンが出るから印象に残ったのではないかと思う。普通キスシーンのような部分は現場で雰囲気を見て細かく決める場合が多い。特にリボンをほどくシーンは台本には『ボタンを外す』となっていたが、パク・ミニョンさんがリボンのついている服を着てきた。本当に状況に合わせ、よく選んだと思ったし、それを見た瞬間、このシーンの解決策が頭に浮かんだ」とビハインドストーリーを伝え、関心を高めた。

記者 : キム・ナヒ