日本アニメ原作映画「人狼」劇中の“赤いマント”が話題…ハン・ヒョジュ&イム・ジュンギョンの関係を再現

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写真=Warner Brothers Korea
映画「人狼 JIN-ROH」(監督:キム・ジウン)の中の赤いマントイラストが視線を引きつける。

「人狼 JIN-ROH」は韓国と北朝鮮が5年の準備期間を経て統一を宣布した中、反統一武装テロ団体セクトが登場した混沌の2029年、警察組織である特殊機甲大隊と情報機関である公安部を中心とした絶対権力機関の間の対決の中、狼と呼ばれる人間兵器“人狼”の活躍を描いた作品だ。

「人狼 JIN-ROH」で切ないラブストーリーの魅力を高める「赤いマント」イラストが観客の心を捉えている。ドイツのグリム兄弟の童話集に含まれた赤いマントストーリーは、1999年版アニメーション「人狼」で男女主人公の関係を象徴するモチーフとして使われた。キム・ジウン監督はこのような原作のモチーフを自身だけの方式で新しく解釈した。

「人狼 JIN-ROH」に登場する「赤いマント」イラストは特殊機甲大隊の最精鋭要員として獣と人間の道を行き来するイム・ジュンギョンのアイデンティティをそのまま見せながら観客を引きつける。イム・ジュンギョンを揺らすイ・ユニ(ハン・ヒョジュ)とイム・ジュンギョンの関係とも関連している。誰がオオカミで誰が少女なのか、誰が加害者で被害者なのか。逆転する関係を見せてくれる「赤いマント」イラストは原作者の押井守監督が演出し、現在日本で最もホットな寺田克也がイラストを担当した。

「人狼 JIN-ROH」の中の「赤いマント」アニメーションを演出した押井守監督は「映画である一部だけを演出するということは相当難しいことだ。キム・ジウン監督が作ろうとする作品の邪魔にならないようにたくさんの議論を経て絵作業に臨んだ」とし、映画の中の美しいアニメーションシーンが二人の監督の苦心と議論の末に完成されたシーンであることを明かした。

記者 : キム・スジョン