【REPORT】ユチョンがバースデーファンミで32歳の決意を表明! 「もっと踊りたくなった」と身体がムズムズ!

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今年3月、約3年振りとなるファンミーティングを開催し、日本のファンの前に戻ってきたパク・ユチョン(JYJ)。彼が6月2日から7月24日にかけ、「2018 PARK YUCHUN FANMEETING & MINI CONCERT HALL TOUR ‘再会' 2nd Story」と題したツアーで日本を廻った。そして6月4日に32歳の誕生日を迎えた彼は、9、10の両日に渡り、そのスペシャル版としてバースデー・ファンミーティング・エディションを開催(会場:幕張メッセ 幕張イベントホール)。誕生日記念の特別企画満載でファンを沸かせた初日をレポート!


ファンに再び会える喜びを歌に込めて

「皆さん、ユチョンです。僕は今日という日を凄く待っていました。僕の気持ちに向かい合って、正直に表現するのが恥ずかしくて、苦手で、まず僕の声で力を出してみようと思います。今日が待ち遠しくて、皆さんの事を考えていたら、僕たちが一緒に過ごした日々には、いい思い出がたくさんありました。その思い出を振り返りながら、ほほ笑んでいる僕を見ました。たくさんの愛をもらっていたなぁ。僕はこんな愛をもらう資格がある人なのかなぁ? 感謝と申し訳ない気持ちの繰り返しでした。いつも変わらず愛してくれる皆さんのおかげで、僕は凄く幸せだったと思います。ゆっくり振り返ってみると、人生で一番輝いていた瞬間は、いつも皆さんと一緒でした。辛かった時も、皆さんのおかげで耐えられたし、そして、皆さんのおかげで笑う事が出来ました。いつも一緒に喜んでくれて、いつも一緒に泣いてくれて、黙々と見守りながら応援してくれて。皆さんが今の僕を存在させてくれました。今まで心配でしたよね。ごめんなさい。あまりにも当たり前で、いつもその場所にいてくれた皆さんに、どのように感謝の気持ちを伝えればいいのか。だから、このように『僕を愛してくれてありがとうございます』と表現したかったんです。僕を誰よりもよく知っている皆さんなので、また、僕も皆さんの力になりたかったので、今日、僕たちに起きる事が、後々まで笑える大切な思い出になればいいと思います。この場所にいてくれる大切な皆さん、いつも同じ場所で僕を守ってくれて、感謝、さらに感謝です。愛してます」

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開演と同時に、自筆の手紙を読み上げるように、自分の気持ちを率直に表現したユチョン。その後、グレーのチェックのスーツで登場した彼は、前回のファンミと同様、オープニングで「ひまわりの約束」(原曲:秦基博)をカバー。会場を優しく見回すように歌い、間奏部では飛び交う「ユチョン~~」という歓声に笑顔を向ける。そして2番の歌詞ではバックにヒマワリ畑が大きく映され、黄色く浮かんだ歌詞がファンの合唱を誘う。さらにファンが手にする一輪のヒマワリも揺れ、会場が大きなヒマワリ畑になったかのようだ。
続く「Unwound Heart」は雨が降る夜に別れた彼女を思うオリジナルの切ないバラード。ファンは「ユチョン~~」という歓声を上げるのも忘れるほどに、その歌に聞き入った。

そんなオープニングに続くMCタイムは「はい!」の第一声から。「前よりも頭から反応がすごく良かったんですね」というユーモラスな切り出しに、客席からは「可愛い」という声が起きる。そして「やっぱり皆さんと一緒にいるのが凄く幸せですね。今日も最後まで宜しくお願いします。今日の皆さんの視線がキラキラで、ステージからも皆さんの目が見えるんですよ。力出して最後まで行きたいと思います」と続けた後は、自身が作詞作曲を手掛けた日本語曲「再会」を披露。バックにはユチョンがファンにしたためた手紙風の歌詞が映され、この曲自体がファンへの恋文になっていた。


トーク&クイズ・タイムではマル秘エピソードも大公開

ライブの後はたっぷりのファンミーティングで、ファンとユチョンが関係を密にする。まずは前回のファンミの様子や舞台裏の写真を映し出しながら、彼の気持ちを代弁するメッセージがモニター画面に映し出される。

「ユチョンもファンの皆さんも、期待してドキドキして緊張もした、春の再会を経て、爽やかに二度目の再会の時を迎えることが出来ました。この春、変わらない思いに感動し、子供のように泣いたりもして、また一緒に笑い合いました。一人一人と目を合わせて挨拶出来た事にも、とても感謝しています。それから、再び会える今日を期待してドキドキしながら毎日を過ごしていました。これからもずっと幸せなページを一緒に埋めていきましょう」

そして「お帰り、ユチョン」との声を受けて、ユチョンが「ただいま~」とステージへ。彼は改めて「頭から反応が良くて、気持よく歌えました」と笑顔を見せ、会場が一つになって彼の32度目の誕生日を祝う。Stevie Wonderの「Happy Birthday」にのせて、ユチョンの顔がプリントされた特大ケーキが運び込まれると、そこには誕生日を意味する“604”型の蝋燭が。それに火を灯した後は、ファンが「お誕生日の歌」を合唱し、同時に「HAPPY BIRTHDAY YUCHUN ずっと一緒♡」と書かれたメッセージカードをサプライズで一斉にアップ。彼が一息で火を吹き消すと、ファンは「ユチョン、お誕生日おめでとう」との声を贈った。そして祝福の言葉に応えるように、「まだまだ出来ると思っているので、これからも皆さんと一緒に頑張りたいし、真面目なユチョンになりたい。紳士なユチョンにもなりたいし、新人のような気持ちにも戻りたい」と32歳の決意を表明した。

続いたのは「穴埋め文章」でユチョンの魅力に迫るコーナー。カッコ内がブランクになった文章が映し出され、彼がそれを埋めて自分の気持ちを表現していく。以下、()内は彼の気持ちだ。

「皆さん、今日は(正直な気持を話す)のにバッチリな日ですね。久しぶりにお会いしましたが、僕、(3年前よりも、もっと可愛らしくなった)ように見えませんか? でも、僕の(おでこ)は変わりませんよね」と話し、「(おでこは)もっと広くなっています。僕の50代が(もっと広くなるんじゃないかと)心配です」という補足にはファンが大爆笑となる。

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「誕生日を迎えたので、秘密を一つお教えしましょう。実は僕、(皆さんからもらった愛)が本当に多いんです。(丸富のラーメンを食べたら)気分が良くなります。気になってやってみたのですが、(チャーシューのダブル)はお薦めしません」というトークの後には、「チャーシューよりもメンマやネギが好き」と続け、「最近、( )が面白過ぎて、お腹がよじれるかと思いました」というお題に彼が口を尖らせて悩んでいると「可愛い」という声が飛ぶ。そしてカッコ内を「皆さんと会うこと」という言葉で埋めれば、それはファンへのラブ・メッセージ。「最近、ハマっているのは食事の後の散歩。余裕を感じることが出来ます」と続け、ラストは「今でも(皆さんのこと)が大好きです」と話し、「皆さんの事が大事だから」との締めの言葉に会場が大きく沸く。すべてのお題に「皆さん」で“整える”彼の言葉にはファンへの愛が溢れていた。

その後、デビュー前の映像でかつてのユチョンをプレイバックしようと、モニター画面にはワシントンDCで開催されたNRG(1997年から活躍する男性グループ)のコンサート映像が。実はファンにはお馴染みのこの映像。カメラは、客席で一人立ち上がり、誰よりも高いテンションで踊りながらNRGに声援を送り、超目立つ高校一年生のユチョン少年を捉えていた。そして、東方神起の他の4人のメンバーに初めて会った時も、そのコンサートに着て行った同じ一張羅のシャツを着用していたというマル秘エピソードを披露。さらに、彼の過去のインタビュー記事を振り返って、彼のイロイロを深堀りしていく!

最初に紹介されたのは「何かを見つめる時に頬杖を突く癖も、指の間に力を入れるせいで出来たタコも、僕は全部好きだ」というインタビュー記事。彼は、そんな風に答えた記憶がない、と正直に話すが、タコはしっかりと覚えている。ユチョンは、中指と薬指の間にあるタコを生披露し、全てをさらけ出す彼の姿勢にフロアは皆、歓喜!

アメリカでは、マキ割り、クリーニング屋、ビデオ屋でバイトに励み、そのお金でピアノを買った、という学生時代を振り返る記事が話題に上ると「ビデオ屋でのコピーが一番大変だったんですよ。部屋が小さいし、テープの臭いも気になるし」と振り返りつつ、「去年もカフェでバイトをやってみようと本当に思いました」とのマサカの告白にファンも皆ビックリ。

ネイル・ケアをしてもらって喜ぶ映像が映されると、「ネイルのケアは全然しないんですよ」と言うのだが、その指先はとってもきれい。ハンドクリームを爪にも伸ばして塗るのが彼流の美しさの保ち方らしい。

「僕が恵まれているなと思うのは声、広い肩、まつ毛」と語る記事には、他の人から言われて意識するようになったと明かし、彼のダンスパフォーマンス映像にはフロアがユチョンの高いダンスセンスを再確認。東方神起の「MIROTIC」の映像が流れると、ファンも東方神起スタイルの掛け声を送り、ヒートアップする。そして「踊りを見たい」というファンのリクエストには即答でOKを出し、まずは頭の中でイメージトレーニング。その後、あの頃と変わらぬキレキレのダンスを演じ、「もう一回」コールに再度応えれば、精度とダイナミック度がさらにアップ。サビでは歌のチラ見せという大胆サービスにファンは大感激となり、最後は「これからも日本のファンのために躍ります」と締めた。

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そしてファンから寄せられた“ユチョンに行ってほしいスポット”の写真をモニター画面に映してバーチャルトリップのコーナーへ。司会者がこのコーナーの趣旨を説明している間も、彼は踊った快感が忘れられない様子で、司会者のトークにも体がリズミカルに揺れる。踊りたくてムズムズする姿もまたキュートだ!
最初にピックアップされたのは、童謡「月の沙漠」のモデルとなった御宿海岸にある、月の沙漠記念公園。そこに設置されたラクダに乗った王子と姫の銅像がファンのお薦めポイントで、ユチョンは「砂漠に行ったことがないし、ラクダに乗ったこともないので、本当に行ってみたい」と興味津々だが、「(訪れる)人が多い」との理由から、行きたい度は星二つ止まり。そして光がハート型に見えると話題の「濃溝の滝」は「凄く綺麗。光がハートになるのを見たい。待つのも全然大丈夫」と彼のハートをキャッチし、星三つをゲットした。

トークの盛り上がり度は尚も上がり、ここでファン全員を巻き込んだ「〇×ウルトラ・サバイバル・クイズ」へ。ユチョンに関することが述べられ、〇か×かをファン全員で当てていくのがこのゲームだ。では、ゲームから浮かび上がったユチョンの素の姿とは?

早起きは苦手だが、以前に比べたら、へっちゃら。起きれば、ストレッチをして、犬と遊んで、朝から体を動かす。そんな彼が子供の頃になりたかったのはバスケット選手。が、もし今、オリンピックに出場するなら、短距離走で勝負したいと話す。また、もし億万長者になったら、海辺に家を買いたいと思うほどに、水や海が好き。もちろん、魚も好きだが、新鮮でない魚は苦手だ。そして、ハリウッド映画のヒーローになるなら、ドクター・ストレンジかアイアンマン。そんなヒーローにも弱点はあり、彼の場合は脇の下で、しかも高所恐怖症。「足の指が格好悪い」のもウィークポイントの一つだ。ヒーローへの変身願望はあるが、女性に生まれ変わっても、化粧への興味はないんだとか。「もし、女性になったら、日焼け止めクリームを塗る程度で、いつもスッピンで過ごしたい。どっちかというと薄化粧が好きです」との言葉に、次回のファンミでは化粧薄目のファンがどっと増えそうな予感?

意外な発見も多かったクイズを見事クリアーしたファンにはポスターがプレゼントされ、続くコーナーではスペシャル度マックスなプレゼントが待っていた。抽選で選ばれたファンはステージに招かれ、そこでボイス・レコーダー付きのクマの縫い包みが贈られることに。ファンは「お目覚め」「応援」「愛の告白」から、自分の好きなテーマを選び、ユチョンが、それに沿った言葉をその場で吹き込むという“お宝”企画だ。
最初のファンは「お目覚め」をリクエストし、ユチョンは「Kちゃん、おはよう。早く準備して、俺と遊びに行こう!」とレコーディング。お父さんの介護をしている二人目のファンには「Yさん、ユチョンが応援します。頑張ってね!」と、ここまではユチョン考案のメッセージが吹き込まれたのだが、3人目のRさんは自分で用意した「R、ユチョンだよ。抱きしめてあげる」というメッセージをリクエスト。ユチョンがその言葉を口にすれば、ファンはRさんの名前を自分の名前に置き換え、嬉し恥ずかしの大興奮! 最後はファン全員で「ユチョン、抱きしめてあげる、えぇ~~」と声を吹き込んでユチョンに逆プレゼント。この日、一番の盛り上がりを見せたコーナーとなった。


ダンスもソロ公演もカバーアルバムも?!今後のユチョンが超楽しみ!

後半は再びライブの時間。新曲「振り返れば全ての道が思い出だから」は「皆さんと僕、今まで活動しながら作ってきた時間って結構長いじゃないですか? その思い出をなくしたくないんですよ」という願いを込めたジャジー・ナンバー。「いばらの道」では瞳を閉じて、歌詞をかみしめるように歌い、「How Much Love Do You Have In Your Wallet」では右手拳に力を込めて熱唱。“ひょっこりはん”を挟んだ後の本編ラストには「最後のアルバムまで…」を選び、女性客演歌手のパートにはファンが歌声を重ねて、ユチョンとファンがデュエットし、ハートフルに幕締め。
アンコールでは桜吹雪をバックにハッピーに「君と春の日」を歌い、「皆、一緒に歌ってほしい」という言葉から始まったフィナーレの「チャジャッタ(Found)」のスタート前には、ファンのリクエストに応えて「じゃ、皆さん、最後の曲、準備OK~~?」と力強くシャウトし、ファンも「イェ~~」とレスポンス。その歌に合わせてペンライトも左右に大きく揺れ、ユチョンは「サランヘ~」と歌いながら大きくハートマーク! ラストは「一緒にいてくれてありがとう!♡」と書かれたテープが発射されてロマンティックなエンディングとなり、ユチョンは右手を大きく振り、「皆さん、愛してます~」と舞台を後にした。

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前回のファンミでも自分の想いを包み隠すことなく話していた彼。今回もライブの終盤、彼はこう思いを口にしたのだった。

「前より、なんか、知らないうちに涙が出ちゃうんですよ。こういう風に日本のステージで、日本の皆さんに、こんなに日本語で、自分の気持ちを伝えられるって、凄くラッキーだなと思っています。昔のスタッフ、昔のファンの方、昔のメンバー、皆に感謝の気持ちを伝えたいんですよ。だからこそ、本当に一生懸命頑張らないと駄目だなぁと思ってるし。最近、皆さんからもらった手紙を読むのが幸せです。もっと皆さんからの愛、応援、手紙をもらうために頑張ります! 今日も、皆さんの愛と応援をたくさんもらって、力になりました」

そしてファンに「皆さんは僕に日本でどういう活動をしてほしいですか?」に問いかけると、フロアからは様々なリクエストが。コンサートの声には「やるとしたら、踊ったり、昔の曲を歌ったり。でも5人の曲を一人で歌うのは本当に大変だから、無理。サビくらいなら大丈夫だけど……」と話し、カバーアルバムを願う声には「早めに調整したい」とファンを期待させる。そしてアンコールでも「なんか、踊りたくなっちゃった。機会があったら、ちゃんと踊ってみるから!」とファンにはたまらない一言が。ソロコンサートに、あの曲のカバー、あの曲のダンスパフォーマンス……。彼はファンを待たせた分だけ、皆を楽しませようとしているのだ!

ライター:きむ・たく

【公演概要】
2018 PARK YUCHUN FANMEETING & MINI CONCERT HALL TOUR‘再会' 2nd Story
日時:2018年6月9日(土) 15:00開場 / 16:00開演
会場:幕張メッセ 幕張イベントホール

【セットリスト】
01. ひまわりの約束
02. Unwound Heart
03. 再会
04. 振り返れば全ての道が思い出だから
05. いばらの道
06. How Much Love Do You Have In Your Wallet
07. 最後のアルバムまで…
08. 君と春の日
09. チャジャッタ(Found)

記者 : Kstyle編集部