「神と共に」イ・ジョンジェ“韓国映画のCG技術、海外と比べても劣らない”

OSEN |

写真=アーティストカンパニー
イ・ジョンジェは最近、ソウル昭格洞(ソギョクドン)のあるカフェで行われた映画「神と共に-因と縁(以下、「神と共に2」)のインタビューで、「すべての人間が死んだ後に出会うことになる人物だが、閻魔大王を優しい人物にすべきか、真面目で恐ろしい人物にすべきかすごく悩んだ。やや近寄りがたいかもしれないと思った」とし、キャラクターを分析した過程を説明した。

また彼は「閻魔大王は、あの世の死神3人に困難を与えて、その困難をくぐり抜けていくようにミッションを与える人物だ。ストーリーの展開において、あまり親切すぎると面白くないと思った。死んだ後に出会う人物であれば、真面目な性格のほうが良いと判断した。ストーリーを面白くすることに集中するキャラクターに設定した」と伝えた。

映画「神と共に-罪と罰」(監督:キム・ヨンファ、提供配給:ロッテエンターテインメント、制作:Dexter Studios、2017)のストーリーによると、人間は死後49日間、7つの地獄裁判を受けければならない。第1弾では貴人だったジャホン(チャ・テヒョン)も裁判ごとに思いがけない罪名が明らかになり、驚きを与えた。

また彼は閻魔大王のキャラクターについて「閻魔大王のヘアスタイルの中で坊主頭もあった(笑)。今の長い髪の毛だけではなく、くせっ毛や長いひげなど、さまざまなスタイルがあった。撮影前にコンピューターのCGで顔に合わせてみながらたくさん笑った。ひげがへそまで長いものもあった(笑)。裁判をする時は、頭を上げて花冠をかぶり、裁判でない時は長い髪の毛でいこうという結論になった。結局2つのヘアスタイルを選んだ」と伝えた。

イ・ジョンジェは「映画には出なかったけれど、個人的には長い花冠をかぶったものと、ひげがへそまであるものがすごく気に入った(笑)。韓国映画では見たことのないイメージだった。内部で投票をしたようだが、今映画に出ているのがその結果だ。最近は俳優たちが何かをしたくても、勝手にはできない」と笑いながら話した。

第1弾のエンディングでカンリム(ハ・ジョンウ)は、怨霊スホン(キム・ドンウク)の裁判を予告した。最初から不可能な怨霊の裁判。あの世で最も有能な弁護士とされるカンリムにとっても難しい道のりになるはずだ。天倫地獄の裁判長で、あの世を司る閻魔大王(イ・ジョンジェ)を証人として召喚し、その課題をどのように解決していくのか関心が高まる。

何より無念の死を遂げたスホンが、どんな裁判の関門を通るのか、今回はどんな地獄門が重点的に描かれるか、どの地獄大王が最も難しい選択に立たされるか、好奇心をくすぐる。

また彼は「恐竜のCGを通じて、韓国映画の技術力がすごいと感じた。もう韓国映画の技術が海外映画の技術力に比べても劣らないということを感じさせてくれた」とし、自信を表した。

第1弾に続き、第2弾の「神と共に-因と縁」でも圧倒的なビジュアルを披露する。亡者が生前に犯した罪によって地獄の風景も変わるという映画の基本設定に従って、スホンは兄のジャホンとは異なる地獄の旅程を続け、新しい地獄を観客に披露する。

第2弾ではあの世だけではなく、3人の死神の千年前の過去が観覧ポイントだ。千年前の過去の様子は、第1弾では見ることのできなかった新しい舞台であり、今回の映画で最も主要な背景の1つだ。千年前に人間だった3人の死神はどんな姿で登場するのか、観客の期待を高めている。

記者 : キム・ボラ