ファン・ジョンミン&イ・ソンミンら出演、映画「工作 黒金星と呼ばれた男」メイン予告編を公開…高まる緊張感(動画あり)

OSEN |

2018年に開かれた「第71回カンヌ国際映画祭」公式招待され、名作映画として期待を高めているユン・ジョンビン監督の新作「工作 黒金星と呼ばれた男」(制作:(株)映画社月光、(株)サナイピクチャーズ、提供・配給:CJエンターテインメント)が16日、メイン予告編を電撃公開した。

「工作 黒金星と呼ばれた男」は1990年代半ばに「黒金星」という暗号名で、北朝鮮核の実体を暴こうとしていた韓国情報機関のスパイが、南北高官による密かな取引を察知したことで繰り広げられるストーリーを描いたスパイ映画だ。CGVのFacebookを通じて解禁された「工作 黒金星と呼ばれた男」のメイン予告編は、韓国と北朝鮮の間で敵国として実在していた緊張感と一触触発の状況で漂うサスペンスを通じて、観客たちを韓国と北朝鮮の関係が北朝鮮の核問題のため冷戦のピークを極めた1990年代に連れて行く。

本音を隠して接近した、北朝鮮に渡ったスパイの黒金星(ファン・ジョンミン)と北朝鮮の対外経済委員会の処長のリ・ミョンウン(イ・ソンミン)は、相手を疑って警戒しながらも南北共同事業を進める。

表ではお互いに信頼を築きながら、一方では鋭く相手を牽制する姿は、南北分断が作った敵と民族の境界に立っている2人の関係がどのように変化していくのか、好奇心をくすぐる。黒金星に北朝鮮の核の実体を把握するために、北朝鮮上層部への潜入を命じる韓国の国家安全企画部の海外室長チェ・ハクソン(チョ・ジヌン)は、国の安保の第一線で働く人のプライドを鎧のように身にまとい、断固と吐き出す声だけでも威圧的な存在感を届ける。

また、最初から最後まで黒金星から疑いの目を向けられる北朝鮮の国家安全保衛省の課長、チョン・ムテク(チュ・ジフン)の鋭い眼差しや本心が分からない表情は、一抹の疑いを残し、絶えず緊張感を与えている。そこに「分断した北朝鮮と韓国が40年ぶりに初めて合作する民族の課業です」というリ・ミョンウンと、「処長にとって祖国が1つであるように、私にも祖国は1つです」という黒金星のセリフは、敵として出会ったが、同じ民族であるため持たざるを得ない複雑で微妙な感情をそのまま伝える。

眼差し1つ、息の音1つからも出てくる、相手の正体を把握するための北朝鮮の執拗な疑いと、これを避けるための黒金星のフェイクに、ユン・ジョンビン監督の繊細な演出が加えられ、一寸先も分からないダイナミックなドラマを予告する。

「犯罪との戦争:悪い奴らの全盛時代」「群盗:民乱の時代」のユン・ジョンビン監督と、ジャンルを行き来しながらさまざまなイメージチェンジを披露しているファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チョ・ジヌン、チュ・ジフンの共演で期待を高めている「工作 黒金星と呼ばれた男」は、8月8日に韓国で公開される予定だ。


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記者 : キム・ボラ