“注目の新人”ソ・ジュヨン「イム・スジョン先輩似?プレッシャーも感じるが嬉しい」

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「イム・スジョン先輩に似ているという話はとてもありがたいです」

最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)にあるカフェで女優ソ・ジュヨンに会った。ソ・ジュヨンは韓国で今年公開されたホラー映画「ひそひそ」(監督:チェ・サンフン)で女子高校生ウナ役を熱演した。

彼女は女優パク・ボヨンと一緒に出演したマウスウォッシュの広告で芸能界にデビューした。その後は、ウェブドラマ「つまらなくても大丈夫」に続き「ひそひそ」にも出演して、本格的な女優活動を行っている。

もともと女優になるのが夢ではなかったというソ・ジュヨン。「私の夢は何だろう」と悩んでいた彼女は、偶然にもSNSを通じて芸能界に入ったと話し「新しいことに興味を持ったのでモデルの仕事を始めるようになりました」と伝えた。

「新しいことに挑戦するのを楽しむ方です。初めは軽い気持ちで出演することを決めていたのですが、それが結果物となって出てくるたびに幸せを感じました。私は写真を撮られるのが好きなんだなと思いました。その前は病院で2年間勤務していたり、多様なアルバイトもしていました。今こうやって女優として活動している自分の姿を見ると、私は本当に運がよかったんだなと思います」

ソ・ジュヨンの人生は昨年から大きく変わった。まだデビューから1年しか経っていないが、ウェブドラマと映画で主人公を務め、今は演技レッスンを受けながら足りない部分を補完しているという。

「今の生活に満足しており、多くの方々が関心を持ってくれることに感謝しています。なるべく失望させたくないです。ウェブドラマを撮影していた時に、10~20代の人々が多い弘大(ホンデ)や梨泰院(イテウォン)によく行っていたのですが、多くの人々が私に気づいてくれました。本当に幸せでした」

2003年に韓国で公開された映画「箪笥」のイム・スジョンの若い頃の顔に似ていると話すと、ソ・ジュヨンは「最近よく言われています(笑)」と語った。

「私の記事をインターネットで探してみたのですが、そのヘッドラインに『イム・スジョンに似ている』と書かれていたんです。私が大好きな先輩の名前と私の名前が並んでいるのを見て、実感が沸かなかったです。プレッシャーにも感じました。誰かに良い記憶として残れるというのは、女優としてもすごく良い経験です。称賛だから、それを受ける立場としてはとてもありがたい気持ちばかりです」

ショートヘアがよく似合うソ・ジュヨンは、デビュー前からずっと同じヘアスタイルだったと話した。

「私はずっとショートヘアでした。今は映画のためにもっと短く切りました。短い髪の方が管理しやすいし、普段もナチュラルなスタイルを好むので。でも、今は髪を伸ばしています。新しいイメージも披露したいです」

映画「ひそひそ」で高校生役を演じたソ・ジュヨンは、自身の実際の学生時代について「劇中のウナのようにエリートではなかったのですが、学校に行くのが好きな生徒でした」と伝えた。

「ウナのように全体的な成績が良かったのではなく、好きな科目にだけ興味がありました。学校に行くのが好きでした。朝早くから登校して夜の10時頃まで学校にいたのですが、それがとても良かったです。友達と一緒にいるのが楽しかったんです。友達といると私はよく笑うし、いたずらをするのも好きでした。普段、質問をたくさんする方なのですが、そのおかげで色んな友達と親しくなれた気がします」

ソ・ジュヨンはウェブドラマ「つまらなくても大丈夫」ではどんくさいキャラクターを、映画「ひそひそ」ではエリートのキャラクターを演じた。2つのキャラクターは、どちらも消極的で感情をあまり表に出さない性格であっただけに、次期作では明るくて溌剌としたキャラクターに挑戦してみたいと話していた。

「私は好きな先輩が多いのですが、その中でもチョン・ユミ、パク・ヘイル、チョン・ウンチェ先輩が好きです。パク・ヘイル先輩が映画『菊花の香り~世界でいちばん愛されたひと~』と『殺人の追憶』で全く異なるイメージを見せていたように、今まで演じていた役と完全に違う役もいつかは挑戦してみたいです。私も、先輩たちのように一生懸命に活動をしていきたいと思います」

記者 : シン・ソウォン、写真 : キム・ソンジン